「冬の金沢で“No.1”探し!」
金沢が世界的に注目を集める理由を、旅の目線でわかりやすく掘り下げます。米誌『ナショナルジオグラフィック』が2025年“行くべき世界の旅行先”に選んだ都市として脚光を浴びる金沢。その魅力を、絶景・市場グルメ・伝統文化・温泉の4つのテーマから紹介します。
冬の金沢で絶景No.1を探す旅 兼六園と“雪吊り”の美しさ
冬の金沢を代表する景観といえば、兼六園の雪化粧です。観光客数No.1を誇る特別名勝で、季節ごとに表情を変える庭園ですが、冬の主役は樹木を守るための『雪吊り』。特に唐崎松の美しい円錐形の縄は、金沢の冬の象徴として多くの人を惹きつけています。
園内の霞ヶ池に映り込む雪吊りは、静かな冬の空気と重なって一層印象的です。金沢市が行う写真コンテストでも兼六園の景色がNo.1に輝くことが多く、まさに“冬の金沢=兼六園”と言われる理由がよくわかります。
朝イチが狙い目!近江町市場で味わうカニ&海鮮No.1グルメ
金沢の台所である近江町市場は、約170店舗が並ぶ活気あふれる場所です。市場に詳しい人がすすめる“朝に生きたいNo.1”の時間帯が朝9時頃。品出しが終わり、まだ混雑しすぎていないため歩きやすく、新鮮な海の幸がずらりと並びます。
冬の主役はもちろんカニ。今年は豊漁で質の良いカニが出回り、初競りで落札された高級ガニ『輝』は450万円という驚きの値段。約2か月しか獲れない香箱ガニも旬を迎え、内子・外子・カニみそを一度に味わえる濃厚さが人気です。
売り場面積No.1を誇る大口水産では、買ったばかりのカニをその場で食べられるほか、海鮮串焼きも名物。串焼き人気ランキングは、3位『能登ふぐ串』、2位『いか下足』、1位『ホタテ串』。さらに冬季限定で香箱ガニを使ったカニ汁まで登場し、寒い季節の市場歩きにぴったりです。
世界が注目する金箔文化と金沢駅“最も美しい駅”の人気みやげ
金沢が海外から注目される理由のひとつが、金箔の国内生産量ほぼ100%を担う街であることです。一年を通して湿度が高い気候と、1915年に三浦彦太郎が箔打ち機を開発した歴史が、金沢の金箔文化を大きく発展させました。
創業100年以上の金箔屋さくだ 本店では、金箔を使った多彩な工芸品が並び、人気ランキングは3位『浮世絵マグネット』、2位『金箔入り珈琲』、1位『招財金猫』。体験型として人気の“金箔貼り体験”も観光客から高い評価を得ています。
さらに、世界で最も美しい駅に日本から唯一選ばれた金沢駅。象徴となる『鼓門』や巨大なガラス屋根によるダイナミックな景観は、旅の始まりにふさわしい迫力があります。駅直結の金沢百番街では、食品部門の人気No.1『金沢笹寿しプレミアム』、銘菓部門1位『金かすてら』など、帰りの手土産にも喜ばれる商品が揃います。
湯涌温泉の老舗「あたらしや」で体験するNo.1カニ懐石と極上の旅気分
金沢駅から少し足を延ばすと、奥座敷と呼ばれる湯涌温泉があります。歴史ある温泉街で、老舗旅館として知られるのが湯涌温泉 あたらしや。創業100年以上の宿が守り続ける温泉文化とおもてなしの空気が漂います。
白鷺が傷を癒していたことから源泉が発見されたという『白鷺の湯』の伝承も残る地域で、静かで落ち着いた雰囲気が旅人を迎えます。コロナ禍で苦しい時期もあったと語られた12代目・宇野さんは、新しい魅力を作るためにサウナ付き露天風呂を導入。温泉と外気浴が組み合わさった癒しの時間が人気を集めています。
冬の特別な楽しみは、期間限定の加能ガニ懐石フルコース。3万円から味わえる豪華な内容で、冬の金沢ならではの食の魅力を存分に感じられます。レッド吉田さんが「思い出No.1はカニ」と語ったように、味わい深いカニは旅の締めくくりにもふさわしい逸品です。
まとめ
冬の金沢は、自然の美しさ、海の幸、伝統文化、温泉が一度に味わえる特別な季節です。兼六園の雪吊り、近江町市場のカニ、金箔屋さくだや金沢駅のみやげ、そして湯涌温泉 あたらしやのカニ懐石。それぞれが金沢の魅力を象徴していて、旅人の心に残る体験になります。
次の旅行先選びで迷ったとき、冬の金沢は確かな満足をくれる都市としておすすめです。
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