「犬になりたい」を本当に実現した会社員・トコさん
2026年9月6日放送の『アナタは知らない…ギョーカイ知名度100%?さん』には、リアルな犬の着ぐるみで世界的に知られるトコ(Toco)さんも出演します。トコさん自身のSNSでは番組名と放送日時を挙げ、「犬の着ぐるみで全国ネットのテレビに出ます」と告知しています。番組でどの程度紹介されるかについては本人も短い出演になる可能性に触れていますが、テレビ画面に“本物の大型犬にしか見えない人”が現れれば、気になる存在なのは間違いありません。
この記事でわかること
- トコ(Toco)さんの正体と普段の仕事
- なぜ200万円以上かけて犬になったのか
- コリー犬の着ぐるみを作った会社と製作方法
- 2着目の犬スーツと「とことこ動物園」の現在
トコさんは「動物になりたかった」会社員

出典:【え、人間!?】動物になりたいという夢を叶えた、本格的すぎる着ぐるみがツイッターで話題に! 「めちゃくちゃ賢い犬かと思った」と驚きの声 – 依頼者と制作者に話を聞いた | マイナビニュース
トコさんは、リアルなラフ・コリー犬の姿で動画やSNSに登場している日本人です。
着ぐるみを脱げば普通に仕事をする会社員で、2023年の週プレNEWSの取材では、化学メーカーで研究開発の仕事をしていると明かしています。
その一方で、子どものころからずっと「動物になってみたい」という願望を持っていました。
ここがトコさんの活動を理解する大きなポイントです。
SNSで目立つために犬の着ぐるみを作ったのではなく、長年抱いていた個人的な夢を実現した結果、その姿があまりにもリアルだったため世界中から注目されるようになりました。
なぜ犬、それもラフ・コリーだったのか
トコさんが選んだのは、大型犬のラフ・コリーです。
長い毛に覆われた大型犬なら、人間の体格を犬らしいシルエットの中に隠しやすいことも選択理由の一つでした。
人間が四つんばいになると、どうしても肩や腰、手足の長さが犬とは違います。小型犬では中に人が入っていることがすぐ分かってしまいますが、毛量が多く体の大きなコリーなら、その違いをかなり目立たなくできます。
完成した姿は、一瞬見ただけでは本物のコリーと見分けにくいほど。
トコさんが犬の姿で散歩したり、伏せたり、ケージに入ったりする動画が海外でも拡散され、「犬になった日本人」として知られるようになりました。
制作したのは特殊造型会社Zeppet、費用は200万円以上
トコさんが最初のコリー犬スーツの製作を依頼したのは、映画やCMなどの特殊造型を手掛けるZeppet(ゼペット)です。
トコさんは自分の希望を伝えるため企画書を用意し、相談を重ねながら実現させました。
Zeppet公式の製作事例によると、コリー犬の造型スーツは製作期間約40日。トコさんの事例として掲載された価格は200万円~です。
高価なのには理由があります。
単に犬の毛皮風の衣装を着るだけでは、本物の犬には見えません。
人間と犬では骨格も関節の位置も違うため、人が中に入った状態で、
- 四足歩行したときに犬らしく見える
- 顔が人間に見えない
- 手足が不自然に長くならない
- 毛並みまで本物らしく見える
といった条件を一つずつ調整する必要があります。
特殊造型の技術を使った、ほぼオーダーメイドの「もう一つの身体」と考えたほうが近そうです。
なおZeppetの現在の個人向け料金案内ではコリー犬タイプの参考価格が別途掲載されています。仕様や製作時期によって価格は変わるため、「トコさん本人の最初の製作事例が200万円以上だった」と捉えるのが正確です。
世界中で報道されても本人の目的は「犬になること」
トコさんの映像は日本国内だけでなく海外でも話題になりました。
ドイツなど海外メディアから取材を受け、SNS投稿が広く拡散。本人の投稿によれば、着ぐるみを注文してから数年後には海外を含む多くのメディアに取り上げられる存在になっています。
ただ、Zeppet公式に掲載されたトコさんのコメントを見ると、本人が大切にしているのは撮影そのものではありません。
「動画を撮るために着る」というより、犬の姿になることを楽しみ、その結果として記録を撮っているという順番です。
だからこそ、単発の「200万円の着ぐるみを買ってみた」という企画とは少し違います。
本人にとっては、子どものころから持っていた夢を現実にしたものなのです。
2着目はさらに大きなアラスカン・マラミュート
トコさんの“犬になる活動”はコリーだけでは終わりませんでした。
Zeppetは2024年、同じ依頼主から2着目としてアラスカン・マラミュートの造型スーツを製作したことを公式に発表しています。
製作期間は約60日、製作費は320万円~。コリーよりもさらに大型で、犬らしい立体感を出すための仕掛けも盛り込まれました。
アラスカン・マラミュート版では、口の開閉やしっぽの動きなども工夫され、内部から周囲を見るための仕組みも用意されています。
1着目で終わらず2着目まで作ったことからも、トコさんにとって「動物になる」という行為が一時的な話題作りではないことが分かります。
自分だけでなく他の人も犬になれる「とことこ動物園」
さらにトコさんは、自分だけが動物になるのではなく、ほかの人にも体験してもらう活動へ進みました。
それが「とことこ動物園」です。
本物の動物を展示する動物園ではなく、特殊造型スーツを着て「動物になる」体験を提供する企画です。常設店舗を構える方式ではなく、場所を借りながら開催する形が採られていました。
休業前には、アラスカン・マラミュートなどのスーツを着用する体験プランが設定されていました。
公式予約ページには、身長など着用条件も細かく記載されています。これは普通の着ぐるみと違い、人間の体を犬の骨格に近く見せるため、誰でも同じように着られるわけではないからです。
とことこ動物園は現在休業中、2027年5月ごろ再開予定
テレビを見て「自分も犬になってみたい」と思った人には注意点があります。
2026年に行われたトコさんへの取材では、とことこ動物園は現在休業中で、2027年5月ごろの再開を目指していると説明されています。新しい動物も準備しているとされています。
ネット上には以前の料金ページも残っていますが、これは休業前の情報です。
そのため、以前掲載されていた料金を「現在予約できる価格」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
再開時には内容や料金が変わる可能性があるため、実際に体験したい場合は、とことこ動物園の公式情報を確認するのが確実です。
番組にはトコさん自身が出演を告知
トコさん本人のSNS投稿として確認できる告知では、
「犬の着ぐるみで、全国ネットのテレビに出ます!」
として、『アナタは知らない…ギョーカイ知名度100%?さん』の2026年9月6日15時30分からの放送を案内しています。
本人は同じ投稿への反応の中で「少し出演するくらいになると思います」とも説明しています。
したがって番組予告にある「世界を股にかけるひゃくぱーさん」がトコさんを指す、と放送前に断定するところまではできません。
ただし、海外でも広く報道された経歴を持ち、実際にこの番組への出演を本人が告知している人物なので、放送中に犬の姿が映れば「この人は誰?」と検索される可能性はかなり高そうです。
まとめ
トコ(Toco)さんは、子どものころから抱いていた「動物になりたい」という夢を、本格的な特殊造型スーツによって実現した会社員です。
最初に作ったラフ・コリーのスーツはZeppet製で、製作事例の価格は200万円以上。世界中で注目を集めた後、さらに320万円以上のアラスカン・マラミュートを製作し、他の人も動物になれる「とことこ動物園」へ活動を広げました。
一見すると「高価な犬の着ぐるみを作った人」という珍しい話ですが、本人のインタビューをたどると、話題になることよりも「本当に動物の姿になってみたい」という長年の夢が活動の中心にあります。
2026年9月6日の『アナタは知らない…ギョーカイ知名度100%?さん』への出演も本人が告知しており、テレビで初めてトコさんを知る人にとっては、その背景まで知るとさらに面白い人物です。


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