山田清一郎さんのつまようじアートが「めざましテレビ」キラビト!に登場
2026年10月2日放送の「めざましテレビ」キラビト!に、直径わずか2mmほどのつまようじを組み上げ、城や寺社などを再現する山田清一郎さんが登場します。
山田さんの自信作が、9400本以上のつまようじを使って築いた「姫路城」です。完成までに費やした期間は約7か月。さらに山田さんは、かつて浦賀ドックで100トンクラスのクレーンを操っていたという、ものづくりにつながる経歴も持っています。
この記事でわかること
- 9400本以上のつまようじで作った「姫路城」の制作期間
- 山田清一郎さんがつまようじ細工を始めたきっかけ
- 浦賀ドックで100トンクレーンを操っていた経歴
- 約20年間で作り上げてきた作品と独自の制作方法
姫路城は9400本のつまようじを使い約7か月で完成
山田清一郎さんが自信作として挙げているのが「姫路城」です。
制作したのは2018年。完成まで約7か月を費やし、使用したつまようじは9400本にのぼりました。
数千本のつまようじを単純に積み重ねるのではありません。天守の屋根や壁、建物全体の形を崩さずに組み上げる必要があり、山田さんが特に苦労したのが全体のバランス調整でした。
実物の姫路城も、5重6階の大天守と3つの小天守が渡櫓で結ばれる複雑な「連立式天守」です。幾重にも重なる屋根や千鳥破風、唐破風などが組み合わされており、これを細いつまようじで立体的に表現するとなれば、根気だけではなく空間を捉える力も必要になります。
「1作品に半年以上かかることもある」という山田さんの制作がどれほど地道なものなのか。その象徴となっている作品が、この姫路城です。
山田清一郎さんは浦賀ドックで100トンクレーンを操縦していた
山田さんの経歴で興味深いのが、つまようじとは正反対ともいえる巨大なものを扱ってきたことです。
中学校を卒業した後は漁船に乗り、北の海で漁に従事。その後、1971年ごろに家族のため陸上の仕事へ移り、浦賀ドックで造船の仕事に就きました。
担当したのは、巨大な船体ブロックなどを動かすクレーンの操縦です。100トンクラスのクレーンを使い、重量物を正確な位置へ据え付ける仕事を続けていました。
現在扱っているのは、直径約2mm、長さ約6cmという小さなつまようじです。
巨大な船を造る現場から、手のひらに載る材料を使った精密な作品へ。大きさは大きく変わりましたが、寸法を意識し、全体の位置関係を見ながら組み上げていくという点では、長年培ってきた感覚が現在の創作にもつながっています。
つまようじ細工を始めたきっかけは定年後の知力維持
山田さんがつまようじ細工に出会ったのは、約20年前です。
テレビでつまようじを使った作品を目にしたことがきっかけとなり、定年後の知力維持も兼ねて自分でも挑戦するようになりました。
現在では城郭や神社仏閣などを作る山田さんですが、最初から巨大な建築物を手がけたわけではありません。
最初に作ったのは、3人の孫へプレゼントするための鉛筆立てでした。手作りの品を孫たちが喜んで使ってくれたことが、その後も制作を続ける大きな力になりました。
趣味として始まった小さな工作が、約20年を経て数千本から1万本規模のつまようじを使う作品へと発展していったのです。
設計図も自己流で作り1日約4時間を制作に充てる
山田さんのつまようじ細工は、既製の模型キットを組み立てるものではありません。
制作方法は自己流です。
実際に訪れた場所の記憶や家族が撮影した写真などを参考にしながら、自ら設計図を作って作品へ落とし込んでいきます。
つまようじも、そのままの形で使うだけではありません。必要に応じて半分に切るほか、尖った部分の形を利用して建物の質感を表現するなど、材料そのものの特徴を生かして作り分けています。
制作時間は1日約4時間。少しずつ部材を作り、接着し、それを積み重ねてひとつの建築物へ仕上げていきます。
数か月という制作期間になるのも、この作業を考えると納得できます。
約20年間で約40作品を制作
山田さんがこれまでに手がけてきた作品は約40点に及びます。
中心となるのは日本の城や神社仏閣ですが、それだけではありません。
これまでには、
- 姫路城
- 館山城
- 東京スカイツリー
- 白川郷を題材にした作品
- 韓国の城など海外の建造物
なども制作してきました。
中でも最大規模となったのが「館山城」で、高さ55cm、横60cm、奥行き45cmという大作です。
2026年春には、神奈川県三浦市初声町の実相寺本堂で山田さんのつまようじ細工19点が展示されました。日蓮宗新聞社も、実相寺本堂に建造物を再現した十数点の作品が並んだことを伝えています。
長い時間を費やして完成させた作品ですが、山田さんは手元へ残すことだけにこだわっているわけではなく、人へ譲ることもあります。
孫への鉛筆立てから9400本の姫路城へ
山田清一郎さんのつまようじアートの原点は、定年後に始めた小さな趣味と、孫へ贈った鉛筆立てでした。
そこから約20年。1日約4時間という制作を続け、約40点もの作品を生み出してきました。
その集大成のひとつが、2018年に約7か月をかけて完成させた「姫路城」です。
そして山田さんの半生を振り返ると、漁船、造船所の100トンクレーン、そして直径2mmのつまようじへと、扱うものは大きく変わっています。
巨大な船体を正確に動かしてきた手が、今は小さなつまようじを1本ずつ積み上げる。その経歴まで知ると、「キラビト!」で紹介される9400本以上の姫路城の見え方も変わってきそうです。
まとめ
山田清一郎さんは、約20年前からつまようじ細工を続けている神奈川県三浦市の制作者です。
- 約20年前につまようじ細工を開始
- 最初の作品は3人の孫へ贈った鉛筆立て
- 1日約4時間を制作に充てる
- これまでに約40点を制作
- 姫路城は2018年に約7か月をかけて完成
- 姫路城には9400本のつまようじを使用
- 最大規模の館山城は高さ55cm、横60cm、奥行き45cm
- 以前は浦賀ドックで100トンクラスのクレーンを操縦
2026年10月2日の「めざましテレビ」キラビト!では、朝6時14分ごろから山田さんのつまようじアートが紹介される予定です。
参考リンク
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