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山本玲奈のヒュープロ創業と社員4人の経営危機!21歳起業からV字回復を遂げた転機|夢遺産

人物

山本玲奈は21歳でヒュープロを創業し社員4人の危機から会社を再建した女性社長

大学4年生の21歳で会社を立ち上げたものの、事業が軌道に乗らず、仲間が次々と退職。広いオフィスに残されたのは、社長を含めてわずか4人でした。

その危機を乗り越え、士業・管理部門専門の転職支援サービス「ヒュープロ」を成長させたのが、株式会社ヒュープロ代表取締役の山本玲奈(やまもと・れいな)さんです。

2026年10月12日放送のテレビ東京『夢遺産〜Dreams for the future〜』では、33歳の女性経営者となった山本さんが、創業当初の経営難と、大半の社員が退職した危機を振り返ります。

山本さんは1993年生まれ。幼少期から18年間を海外で過ごし、慶應義塾大学法学部へ進学しました。当初は法律家を目指していましたが、大学在学中の2015年11月にヒュープロを設立しています。

その後、事業転換や組織の崩壊を経験しながら会社を再建。2021年には業績が急成長し、2022年には米経済誌Forbesの「30 Under 30 Asia」にも選ばれました。

この記事でわかること

  • 山本玲奈社長の年齢・学歴・経歴とヒュープロの事業内容

  • 21歳で起業することになった理由と法律家からの転身

  • 社員が次々と退職し、わずか4人になった経営危機

  • 会社をV字回復させた転機と現在の経営方針

山本玲奈は慶應義塾大学法学部卒のヒュープロ社長

株式会社ヒュープロ代表取締役・山本玲奈

出典:株式会社ヒュープロ公式サイト・山本玲奈代表プロフィール

山本玲奈さんは、税理士や会計士、企業の経理・人事などの転職を支援する株式会社ヒュープロの創業者です。

プロフィール

  • 名前:山本玲奈(やまもと・れいな)

  • 英語表記:Reyna Yamamoto

  • 生年:1993年

  • 出身地:兵庫県

  • 出身大学:慶應義塾大学法学部法律学科

  • 卒業年:2016年

  • 役職:株式会社ヒュープロ代表取締役

  • 創業:2015年11月19日

  • 主な実績:EY Winning Women 2021ファイナリスト、Forbes 30 Under 30 Asia 2022選出

山本さんの経歴で特徴的なのは、子ども時代のほとんどを海外で過ごしてきたことです。

両親の仕事の関係で、インドネシアやアメリカなどに約18年間滞在しました。

インドネシアでは現地校やインターナショナルスクールに通い、その後はアメリカの慶應義塾ニューヨーク学院で学んでいます。

日本へ帰国したのは大学進学時でした。

法律家を目指していた大学生が21歳で起業した理由

山本さんは、もともと起業家を目指していたわけではありません。

海外生活が長かったことから、日本のためになる仕事をしたいという考えを持ち、大学では法律を学びました。

当初は外交官に関心があり、司法試験の勉強にも取り組んでいました。

大きな転機となったのは、大学で出場したビジネスコンテストです。

自分の考えた事業を形にする経験を通して、企業を経営するという選択肢が生まれました。

その後、ある企業の新規事業立ち上げに携わり、子会社の設立に関わることになりました。

しかし、自分の思い描く事業を実現するためには、自ら会社を設立した方がよいと判断します。

2015年11月、大学4年生だった21歳の山本さんは、株式会社ヒュープロを設立しました。

会社を立ち上げたものの、最初から事業が順調に成長したわけではありませんでした。

最初の事業は翻訳と広告代理業だった

ヒュープロは現在、士業や企業の管理部門に特化した転職支援サービスとして知られています。

しかし、創業時から現在の事業を手掛けていたわけではありません。

山本さんが最初に始めた仕事の1つが翻訳業務でした。

海外で長く生活してきた経験を生かし、学生時代に知り合った人たちへ仕事を紹介してもらえないかと連絡を取りました。

最初はなかなか仕事につながりませんでしたが、少しずつ翻訳の依頼が入るようになります。

その後、顧客からの相談をきっかけに、インフルエンサーを活用した広告代理事業にも取り組みました。

しかし、依頼された仕事をこなすだけでは、会社として継続的に成長する仕組みを築けませんでした。

そこで山本さんは、売上を生み出していた広告代理事業をやめ、自社サービスの開発へ方針を転換します。

学生起業家向けの投資ファンドから資金を調達し、新しい事業に挑戦しました。

弁護士事務所のアルバイト紹介サービスも苦戦

新たに始めたのは、弁護士事務所で働きたい学生などを対象とした「ヒュープロアシスタント」というサービスでした。

山本さんは事業拡大を目指して人材を採用し、一時はインターン生を含め15人ほどの組織になりました。

しかし、期待したほど売上が伸びませんでした。

サービスを立ち上げ、人を増やせば会社は成長する。そう考えていたものの、実際には利用者や顧客が求めるサービスを十分に提供できていなかったのです。

収益が上がらず、仲間たちも次々と離れていきました。

転機となったのは、営業先の弁護士事務所から会計事務所を紹介されたことでした。

会計事務所へ足を運び、採用や人材確保についての悩みを聞くようになります。

そこから、税理士や会計士などの専門職に特化した人材紹介サービスという事業の方向性が生まれました。

現在のヒュープロにつながる大きな転換点でした。

社員の大半が退職し広いオフィスに4人だけが残った

山本さんの経営人生で、特に大きな試練となったのが組織の崩壊です。

士業専門の転職サービスが成長し始めたことで、資金調達や人材採用を進めました。

より多くの利用者を獲得するため、広告費をそれまでの7〜8倍に増やします。

ところが、想定以上に利用者が増えた結果、少人数の従業員では問い合わせへの対応が追いつかなくなりました。

仕事量は増えたものの、売上は伸びません。

営業や顧客対応に追われ、事業を改善する時間も確保できなくなっていきました。

さらに組織内の人間関係も悪化し、創業時から会社を支えてきた中心メンバーが退職しました。

その後も退職が続き、会社にはわずかな人数しか残らなくなります。

山本さんは2026年4月に公開された投資会社XTech Venturesとの対談で、当時の状況について詳しく語っています。

最終的に残ったのは山本さんを含めて4人でした。

  • 山本玲奈さん本人

  • 入社したばかりのエンジニア

  • 営業から異動したマーケティング未経験者

  • 新卒入社の若手社員

最大40人が入るオフィスに、わずか4人という状況でした。

売上が低迷する一方で、オフィスの賃料などの支出は続きます。

会社の資金が尽きる危機にも直面しました。

山本さんにとって、会社を存続させられるかどうかという重大な局面でした。

コロナ禍の在宅勤務が会社再建の転機になった

経営危機の中で迎えたのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。

在宅勤務への移行を余儀なくされましたが、その環境の変化が組織を立て直すきっかけにもなりました。

山本さん自身が営業の現場へ戻り、残った社員もそれぞれの業務を担当します。

マーケティング担当者は未経験の仕事を学び、エンジニアは開発組織の立て直しに取り組みました。

ただ人数を増やすのではなく、顧客が本当に求めていることを理解し、事業の仕組みを改善する方向へ動き出したのです。

特に力を入れたのが、組織づくりと業務の進め方の見直しでした。

山本さんは、採用方針や社風、サービスの運用方法などを根本から見直しました。

その結果、2020年秋ごろから業績が改善し始めます。

2021年1月からは売上が大きく成長し、会社はV字回復へ向かいました。

山本さんは自身のブログでも、経営危機から約1年で会社を再建できたことを振り返っています。

サイバーエージェント藤田晋氏からの出資も実現

経営再建を進める中で、山本さんが働きかけていた人物がいます。

サイバーエージェント創業者の藤田晋さんです。

山本さんは以前から藤田さんの経営に関心を持ち、著書やブログを読み、投資に対する考え方を学んでいました。

さらに、藤田さんが参加するイベントなどに足を運び、直接会う機会をつくってきました。

その後、会社の資金調達が難しい状況になった際、藤田さんへ連絡を取りました。

こうした働きかけが実を結び、藤田ファンドから2億円の資金調達を実現します。

資金調達後も事業改善を続け、ヒュープロは士業・管理部門に特化した転職支援サービスとして成長を続けました。

2022年には、山本さんがアジアの若手起業家などを選ぶ「Forbes 30 Under 30 Asia」に選出されています。

経営危機からの再建が、次の成長につながったのです。

ヒュープロは税理士・会計士・経理などの転職を支援する会社

ヒュープロが手掛けるのは、専門職を中心としたキャリア支援サービスです。

一般的な転職サイトとは異なり、企業の経営や管理を支える仕事に特化している点が特徴です。

主な対象職種

  • 税理士・税理士補助

  • 公認会計士

  • 経理・財務

  • 人事・労務

  • 法務

  • 社会保険労務士

  • その他の士業・管理部門

転職希望者に求人情報を紹介するだけでなく、書類添削や面接対策などの支援も行っています。

会社には、採用活動に必要な専門人材を紹介する役割もあります。

山本さんがこの分野を重視する背景には、創業時の苦しい経験があります。

会社の経営が厳しかった時期、顧問の税理士や弁護士に支えられたことから、士業が中小企業にとって重要な存在であることを実感しました。

自分自身が専門家に支えられた経験が、現在の事業に対する考え方にもつながっています。

山本玲奈が目指す「アジアを代表する会社」

経営危機を経験した山本さんが、現在の会社づくりで大切にしているのは、社員が挑戦できる環境をつくることです。

過去には、十分な組織づくりができないまま人材を増やし、会社が混乱したこともありました。

現在は、社員が自ら考え、成長しながら働ける組織を目指しています。

ヒュープロの企業理念では、「成長」を大切な価値として掲げています。

また、山本さんが目標にしているのが「アジアを代表する会社を作る」ことです。

一時は4人しか残らなかった会社を再建し、事業を拡大してきた経験は、会社の規模だけでなく、仲間と共に成長することの重要性を考えるきっかけにもなっています。

山本玲奈と株式会社ヒュープロの基本情報

山本玲奈さんの主な経歴

  • 1993年:兵庫県生まれ

  • 幼少期~:インドネシア・アメリカなどで海外生活

  • 2016年:慶應義塾大学法学部卒業

  • 2015年11月:株式会社ヒュープロ設立

  • 2021年:EY Winning Womenファイナリスト

  • 2022年:Forbes 30 Under 30 Asia選出

株式会社ヒュープロの会社情報

  • 会社名:株式会社ヒュープロ

  • 英語表記:HUPRO, Inc.

  • 代表取締役:山本玲奈

  • 設立:2015年11月19日

  • 本社所在地:東京都渋谷区道玄坂2-16-4 野村不動産渋谷道玄坂ビル 4階・6階

  • 事業内容:士業・管理部門のキャリア支援プラットフォーム

  • 主なサービス:ヒュープロ、HUPRO MAGAZINE

まとめ

山本玲奈さんは、慶應義塾大学在学中の21歳で株式会社ヒュープロを設立した女性経営者です。

最初から現在の転職支援事業で成功したわけではなく、翻訳業や広告代理業、弁護士事務所のアルバイト紹介など、複数の事業を経験しました。

さらに、社員の大半が退職し、40人が入るオフィスに4人しか残らないという経営危機にも直面しています。

しかし、残った社員と事業や組織を見直すことで、2021年には会社をV字回復へ導きました。

2026年10月12日の『夢遺産』で描かれる山本さんの人生は、学生起業の華やかな成功物語だけではありません。

事業の失敗や仲間との別れを経験しながら、専門職の転職を支える会社を育ててきた経営者の歩みです。

参考リンク

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