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エノモトれんこんは榎本輝彦が育成!1991年登録の早生品種と特徴・旬・購入方法【相葉マナブ】

人物

エノモトれんこんは茨城県で生まれた早生品種!肉厚で身が詰まった秋の味覚

「エノモト」は、茨城県土浦市の榎本輝彦(えのもと・てるひこ)さんが育成し、1991年9月7日に品種登録された食用れんこんです。

台湾から導入されたハスの系統に由来し、一般的なれんこんに比べて節が短く、太く育つことが特徴。収穫時期が早い「早生品種」として、茨城県だけでなく新潟県でも栽培されています。

2026年10月11日放送のテレビ朝日系『相葉マナブ』では、茨城県かすみがうら市で育てられているエノモトを収穫。肉厚で身が詰まったれんこんを使い、ネギ味噌焼き、しゃぶしゃぶ、たまごサンド、筑前煮などの料理に挑戦します。

エノモトは現在も生産されており、新潟県長岡市の特産品「大口れんこん」では、8月上旬から10月下旬に収穫される品種として利用されています。

この記事でわかること

  • エノモトれんこんの特徴と1991年の品種登録

  • 育成者・榎本輝彦さんと台湾由来の品種の成り立ち

  • エノモトの旬・産地・購入時の確認方法

  • れんこんしゃぶしゃぶや筑前煮などへの活用と保存方法

エノモトれんこんは1991年に品種登録された肉厚なれんこん

エノモトは、農林水産省の品種登録データベースに正式に記録されている、食用ハスの品種です。

一般的なれんこんの品種名として知られる「備中」や「金澄」と同じく、れんこんの形や成長の早さなどに特徴を持っています。

エノモトの基本情報

  • 正式品種名:エノモト

  • 植物の種類:ハス

  • 育成者:榎本輝彦さん

  • 育成地:茨城県土浦市

  • 品種登録出願日:1989年10月27日

  • 品種登録日:1991年9月7日

  • 登録番号:第2812号

  • 育成者権の消滅日:2006年9月8日

農林水産省の記録では、エノモトは台湾から導入された小節種の自然交雑実生から選抜・育成した固定品種とされています。

自然交雑実生とは、自然に受粉してできた種子から育った植物のことです。

その中から特徴のある株を選び、栽培を続けながら品種としての性質を安定させていきます。

エノモトの場合は、れんこんとして食べる地下茎が太く、節の長さが短いことが大きな特徴です。

エノモトは短い節と太い地下茎が特徴

エノモトの特徴を詳しく見ると、一般的にイメージする細長いれんこんとは異なる形が見えてきます。

農林水産省の品種登録資料には、次のような特徴が記録されています。

  • 地下茎の太さ:大

  • 肥大した節の長さ:極短

  • 節数:4〜5節

  • 肥大茎の肩張り:極強

  • 肉の硬さ:やや軟らかい

  • 肥大する時期:かなり早い

  • 地下茎の深さ:浅い

  • 表皮の色:やや淡い

「肩張りが強い」とは、れんこんの節の端に近い部分まで太く、ふっくらした形になることです。

エノモトは節の長さが非常に短く、太さがあるため、ずんぐりとした形に育ちます。

また、土の中で肥大する時期が早いことから、早生品種に分類されています。

同じハスの品種である「天王」と比較しても、肥大した節が短く、節数が多いことなどで区別されています。

こうした形状が、肉厚で身が詰まったれんこんの特徴につながっています。

榎本輝彦さんが台湾由来のハスから育成した

エノモトを育成したのは、茨城県土浦市の榎本輝彦さんです。

土浦市は霞ヶ浦に面した地域で、古くかられんこん栽培が盛んに行われてきました。

エノモトの品種登録では、榎本さんが育成者と登録者の両方に記載されています。

この品種は、台湾から日本へ導入されたハスの系統をもとに誕生しました。

台湾由来の小節種から自然交雑によって生まれた実生を選抜し、食用れんこんとしての特徴を安定させています。

1989年10月27日に品種登録を出願し、約2年後の1991年9月7日に登録が認められました。

現在では品種登録から35年が経過しています。

また、榎本さんはエノモトの育成だけでなく、その後も別のれんこん品種の育成に取り組みました。

2003年には「明慶(めいけい)」という品種も登録されています。

明慶は、エノモトの自然交雑実生から選抜された品種で、節の形や表皮の色などに異なる特徴があります。

エノモトの育成から、さらに次の品種改良へとつながっている点も注目したいところです。

エノモトの旬は8月〜10月!新潟の大口れんこんでも栽培

エノモトは茨城県で育成された品種ですが、現在はほかの地域でも栽培されています。

その代表例が、新潟県長岡市中之島地域で生産される「大口れんこん」です。

大口れんこんは、100年以上の栽培の歴史を持つ地域特産品です。

この地域では主に2つの品種を栽培しています。

大口れんこんの主な品種と出荷時期

  • エノモト:8月上旬〜10月下旬

  • ダルマ:10月中旬〜3月下旬

エノモトは収穫時期が早い品種として、夏から秋にかけて出荷されます。

一方のダルマは、秋から翌年の春にかけて出荷される品種です。

両方の品種が出回る10月中旬から下旬は、大口れんこんの収穫が重なる時期となります。

新潟県の大口れんこんは、2020年に国の地理的表示保護制度(GI)へ登録されました。

地理的表示は、地域特有の生産方法や自然条件などによって品質や評価が確立している産品の名称を保護する制度です。

「エノモト」は品種名、「大口れんこん」は地域の産品名という違いがあります。

そのため、大口れんこんとして販売されている商品が、必ずエノモトというわけではありません。

エノモトれんこんの購入方法と産地直送の利用

エノモトは、一般向けに栽培・出荷されている品種です。

ただし、通常の青果売り場では「茨城県産れんこん」「霞ヶ浦れんこん」など、産地名で販売されることが多く、品種名まで表示されていない商品もあります。

そのため、エノモトを指定して購入したい場合は、品種を確認する必要があります。

新潟県では、JAえちご中越が大口れんこんを公式オンラインショップで販売しています。

  • 販売元:JAえちご中越

  • 商品名:大口れんこん

  • 主な産地:新潟県長岡市中之島地域

  • 取扱品種:エノモト、ダルマ

  • 早生エノモトの出荷時期:8月上旬〜10月下旬

購入先:JAえちご中越公式オンラインショップ「大口れんこん」

こちらでは大口れんこんを購入できますが、注文した商品が必ずエノモトになるとは限りません。

エノモトを指定したい場合は、注文前に品種と出荷時期を確認することが大切です。

一方、茨城県かすみがうら市産のれんこんは、地域の産直通販「かすみマルシェ」などでも販売されています。

ただし、これらの商品についてもエノモトと明記されたものだけを、同じ品種として扱う必要があります。

茨城県かすみがうら市は日本一のれんこん産地の中心

エノモトの栽培が行われている茨城県かすみがうら市は、日本有数のれんこん産地です。

茨城県はれんこんの作付面積と出荷量の両方で全国1位を誇り、国内に流通するれんこんの約半分を生産しています。

特に生産が盛んなのが、霞ヶ浦周辺です。

霞ヶ浦の周辺には水が豊富な低湿地帯が広がり、れんこんの栽培に適した環境が整っています。

さらに、肥沃な土壌と比較的高い水温も、れんこんの成長を支えています。

JA水郷つくばの管内にある土浦市とかすみがうら市では、茨城県内のれんこん作付面積の約50%を占めています。

この地域のれんこんには、白く肉厚で、やわらかさとシャキシャキした食感を併せ持つ特徴があります。

また、同じれんこんでも、部位によって食感が異なります。

  • 先端に近い部分:やわらかく、サラダ向け

  • 中央部分:天ぷらやきんぴら向け

  • 根元に近い部分:すりおろし料理などに適する

れんこんは品種だけでなく、どの部分を料理に使うかによっても食感が変わります。

れんこんしゃぶしゃぶは薄切りで食感を楽しむ料理

エノモトを使った料理の中でも、手軽さが魅力なのが「れんこんしゃぶしゃぶ」です。

れんこんを薄くスライスし、温かいだしにくぐらせて食べる料理です。

通常の煮物では、れんこんを厚めに切り、時間をかけて火を通します。

一方、しゃぶしゃぶでは薄く切るため、れんこんの歯触りを楽しみやすくなります。

れんこんには、加熱の仕方によって食感が変化する特徴があります。

薄く切って加熱した場合は歯切れのよさを楽しめますが、厚く切って煮込むと、また異なる食感になります。

なお、れんこんを薄く切った場合でも、生のままではなく、しっかり火を通して食べることが大切です。

ネギ味噌焼き・たまごサンド・筑前煮にも活用

今回の『相葉マナブ』では、エノモトを使った4種類の料理が登場します。

れんこんのネギ味噌焼き

れんこんとネギ味噌を組み合わせた料理です。

れんこんは焼くことによって表面に香ばしさが生まれ、味噌の風味ともよく合います。

れんこんしゃぶしゃぶ

薄くスライスしたれんこんをだしで加熱して食べる料理です。

厚切りの煮物とは異なる食感を楽しめます。

れんこんたまごサンド

れんこんと卵を組み合わせたサンドイッチです。

パンとれんこんを組み合わせることで、和食以外にも活用できることがわかります。

れんこんたっぷり筑前煮

れんこんをふんだんに使った筑前煮です。

れんこんは煮物の定番食材で、鶏肉やほかの根菜と組み合わせて調理されます。

エノモトのように肉厚なれんこんは、切り方によってさまざまな料理に利用できます。

れんこんをおいしく保存するためのポイント

れんこんは、収穫後の乾燥や切り口の変色に注意したい野菜です。

特に、カットした状態で長期間放置すると、水分が失われたり、断面が褐色に変化したりします。

れんこんの保存方法

  • 丸ごとのれんこん:湿らせた新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵保存

  • カットしたれんこん:切り口をラップなどで密閉して冷蔵保存

  • 泥付きれんこん:乾燥を防ぎ、泥を落とさず保存する方法もある

  • 保存中:傷みや乾燥がないか確認し、早めに使い切る

また、れんこんを切ったときに黒っぽく変色することがあります。

これは主に、れんこんに含まれるポリフェノール類が酸化することによって起こります。

変色を抑えるために酢水を利用する方法もありますが、水につけすぎると水溶性の成分が流出するため、短時間にとどめることがポイントです。

エノモトの品種・産地・購入に関する実用情報

品種情報

  • 品種名:エノモト

  • 育成者:榎本輝彦さん

  • 品種登録:1991年9月7日

  • 登録番号:第2812号

  • 特徴:太く短い節、強い肩張り、早い肥大時期

主な栽培地域

  • 茨城県土浦市・かすみがうら市周辺

  • 新潟県長岡市中之島地域

出荷時期の目安

– 新潟県の大口れんこんにおけるエノモト:8月上旬〜10月下旬

購入時の注意点

  • 「エノモト」は品種名

  • 「霞ヶ浦れんこん」「大口れんこん」は産地に関連する名称

  • 産地名だけではエノモトと断定できない

  • 品種指定の場合は販売元へ確認する

まとめ

エノモトは、茨城県土浦市の榎本輝彦さんが育成し、1991年に品種登録された食用れんこんです。

台湾から導入されたハスの系統に由来し、太く短い節と早い肥大時期を特徴としています。

茨城県かすみがうら市で栽培されているほか、新潟県の大口れんこんでも早生品種として利用されています。

新潟県での出荷時期は8月上旬から10月下旬。秋の味覚として親しまれている品種です。

れんこんは部位や切り方、調理方法によって食感が変わるため、しゃぶしゃぶや焼き物、煮物など、幅広い料理に活用できます。

参考リンク

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