群馬・神奈川のご当地グルメ大集合!アスパラペペロンチーノから海女粥まで
2025年6月4日放送のテレビ東京『昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~』では、群馬県高崎市・長野原町・神奈川県真鶴町の3つの地域を訪れ、それぞれの地元で暮らす人たちの“お昼ごはん”を調査しました。今回は、梅の名産地・高崎市での郷土料理や和菓子店の家庭ごはん、大規模農園のある長野原町でのレタス料理、そして漁業の町・真鶴町の海の幸づくしの食卓まで、山・畑・海の恵みがたっぷり詰まったご飯が登場しました。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
梅と伝統の町・高崎市で見つけた老舗和菓子店のほっこり昼ごはん
番組の最初に訪れたのは、群馬県高崎市。高崎市は梅の名産地で、群馬県全体では全国2位の梅の収穫量を誇ります。そんな梅の時期に訪れたのは、明治31年創業の和菓子店「だんべえ総本舗 風間堂」。店内には名物の「だんべえまんじゅう」をはじめ、「高崎だるまん最中」や「すあま」など、地元に根ざした和菓子が並びます。和菓子作りの合間に見せてもらった昼ごはんには、風間家の郷土愛と家庭の味がたっぷり詰まっていました。
作ってくれたのは、「コシアブラと梅の混ぜご飯」と「のっぺ」という2品。どちらも素材の風味を大切にした、素朴ながら奥深い味わいの家庭料理です。コシアブラは春の山菜で、梅と一緒に混ぜることでさわやかな香りと酸味が楽しめます。のっぺは、新潟県の郷土料理で、具だくさんの煮物。風間さんの奥様の出身地が新潟ということもあり、家庭で代々作られてきた料理とのことでした。風間家は家族全員が東京農業大学出身ということもあり、料理の知識も豊富で、食材の使い方にもこだわりが感じられました。
●コシアブラと梅の混ぜご飯
【材料】
・コシアブラ
・梅干し
・炊きたてのご飯
【作り方】
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コシアブラと梅干しを細かく刻む
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ご飯に混ぜるだけで完成
●のっぺ
【材料】
・干ししいたけ
・干ししいたけの戻し汁
・サトイモ
・ニンジン
・うずらの卵
・銀杏
・ホタテ貝柱
・塩、しょうゆ
【作り方】
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しいたけを戻して、戻し汁を鍋に入れて煮る
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サトイモとニンジンを加えて煮込み、やわらかくする
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うずらの卵、銀杏、ホタテを入れる
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塩としょうゆで味を整える
シンプルながらも手間をかけて丁寧に作られた、季節感と家庭の歴史が感じられる昼ごはんでした。
アスパラ農家の知恵が光る!麺なしペペロンチーノ風アレンジ料理
次に訪れたのも高崎市内で、アスパラガスを栽培している農家・高橋さんのもと。アスパラのハウスを案内してもらいながら、野菜づくりへのこだわりも紹介されました。アスパラの「はかま」が正三角形だとバランスが良いという、見分け方の豆知識も披露されました。
昼ごはんでは、家庭菜園で採れた春菊を使ったチョレギサラダ、そしてアスパラガスを麺代わりに使ったペペロンチーノ風のアレンジ料理が登場。さらに、食卓にはポークカレーも並び、ボリュームも栄養も満点の献立でした。
●春菊のチョレギサラダ
【材料】
・春菊
・塩
・にんにく(すりおろし)
・ごま油(推定)
【作り方】
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春菊を手でちぎる
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調味料と和える
●アスパラガスのペペロンチーノ風
【材料】
・アスパラガス(ピーラーで細長く剥く)
・鷹の爪
・にんにく
・オリーブオイル
・塩
【作り方】
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フライパンでにんにくと鷹の爪を炒めて香りを出す
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アスパラを加えて炒め、塩で味を調える
高橋さんの料理は、野菜の素材そのものをいかしたアイデア料理で、特にアスパラのペペロンチーノ風は見た目もユニーク。麺を使わずとも食べごたえがあり、ヘルシーで夏にもぴったりの一品でした。
長野原町の大規模農園で味わう!レタス尽くしの家庭ごはん
群馬県長野原町では、東京ドーム11個分という広大な農地を持つ「中尾将園」を訪問。レタスや葉物野菜を大規模に育てる中尾さんのもとで、ごはん調査が始まりました。ご自宅にはクマの剥製が飾られていて、インパクト大。そんな中尾家の昼ごはんには、レタスをたっぷり使ったチャーハンやスープ、さらにはインドネシアの技能実習生が作る本場の「サンバル料理」も登場しました。
●レタスチャーハン
【材料】
・ごはん
・タマゴ
・レタス
・タマネギ
・ニンニク
・鶏ガラスープの素
【作り方】
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タマネギとニンニクを炒める
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タマゴを加えて軽く炒め、ごはんを入れて混ぜる
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手でちぎったレタスを最後に加える
●中華スープ
【材料】
・ホウレンソウ
・干ししいたけ
・鶏ガラスープの素
・タマゴ
【作り方】
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ホウレンソウを茹でる
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干ししいたけの戻し汁と共に煮る
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タマゴを溶いて加える
●ゆで卵のサンバル
【材料】
・ゆで卵
・唐辛子
・タマネギ
・ニンニク
・グライ肉(スパイス炒めのひき肉と推定)
【作り方】
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スパイスと具材でソースを作り、ゆで卵に絡める
家庭の味と海外のスパイスが融合した多国籍なごはんが印象的でした。異文化交流の様子が食卓にも現れていて、家族で楽しむ食事の豊かさが伝わってきました。
真鶴町の人気店で見つけた!海の幸を活かした浜焼きと家庭料理
最後に訪れたのは、神奈川県真鶴町。漁業が盛んなこの町では、AMAYA-海女家-という人気店を訪問しました。ここでは、鬼さざえのAMAYA焼きやサバのみりん干し、ホタテのバター醤油焼きなど、海の幸をたっぷり使った料理が並びました。食材の魅力をそのまま引き出す浜焼きスタイルが特徴的で、店主の小笠原さんも笑顔で案内してくれました。
●トンビのイカ焼きそば
【材料】
・トンビ(イカの口)
・焼きそば麺
・キャベツ
・ソースなど
【作り方】
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トンビを炒めてからキャベツと麺を加える
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ソースで味付けして完成
●海女粥
【材料】
・ごはん
・干し椎茸
・ホタテ
・出汁
【作り方】
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材料を煮てとろみが出るまで煮込む
そのほかにも、しらすの焼きおにぎりやほたてとトンビのアヒージョなど、港町ならではの料理が並びました。どの料理も素材の味を活かしたシンプルな調理で、日々の食事を大切にしている様子が伝わってきました。
まとめ
今回の『昼めし旅』では、山菜、野菜、海の幸という日本の食文化の原点を感じさせる多様なごはんが登場しました。農家や和菓子店、浜焼きのお店など、それぞれの地域で受け継がれてきた食と暮らしが垣間見え、見応えたっぷりの内容でした。次回の放送も楽しみに待ちたいと思います。
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