名水と絶品家庭料理の宝庫!さっぱり唐揚げ・無限レンコン・開運そばが登場
2025年5月16日放送の『昼めし旅』(テレビ東京)では、栃木県塩谷町・茨城県潮来市・東京都荒川区三ノ輪橋の3つの地域を舞台に、さまざまな家庭のあたたかい“昼ごはん”が紹介されました。今回は、名水で知られる塩谷町の唐揚げや炊き込みご飯、レンコン農家のやみつきレシピ、そして昭和レトロ喫茶の開運そばまで、バラエティ豊かな料理が目白押し。地域の暮らしぶりや食の工夫も丁寧に描かれ、家族のつながりや食卓の大切さが伝わる内容でした。
名水が家庭の蛇口から!さっぱり唐揚げ&炊き込みご飯のごちそう
最初の舞台は栃木県塩谷町。環境省の名水百選に選ばれた「尚仁沢湧水」があることで知られる、人口約1万人の小さな町です。福澤朗さんが訪れたのは、石材店を営む斎藤さん一家。家庭の水道からも尚仁沢湧水と同じ水が出るという恵まれた環境で、胃もたれしにくい「米粉と卵の衣の鶏の唐揚げ」や、栗入りの炊き込みご飯、小松菜の炒め物が食卓に並びました。
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炊き込みご飯:塩、顆粒だし、酒、醤油で下味をつけたご飯に、ホタテ・ニンジン・シイタケ・栗を加えて炊飯器で炊く、具沢山の一品。
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小松菜の肉野菜炒め:豚肉と小松菜を塩コショウで炒め、仕上げにもやしとラー油を加えてパンチのある副菜に。
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米粉の唐揚げ:鶏もも肉をショウガとニンニクで下味をつけ、卵と米粉の衣で包んで低温でじっくり揚げるのがコツ。
【再現レシピ|米粉と卵の衣の鶏の唐揚げ(2人分)】
・鶏もも肉…300g
・卵…1個
・米粉…大さじ3
・ショウガ・ニンニク(各すりおろし)…小さじ1
・酒…大さじ1
・塩コショウ…少々
・揚げ油…適量
①鶏肉は一口大に切り、酒・ショウガ・ニンニク・塩コショウで10分以上漬け込む
②卵を溶き、米粉を加えてとろみのある衣にする
③鶏肉を衣にからめ、160℃の油でじっくりと揚げて火を通す
米粉の軽い食感と卵のコクが合わさり、さっぱりしながらも食べごたえのある唐揚げになります。
塩分控えめでも大満足!しめ縄作り農家のキムチ肉じゃが
続いて紹介されたのは、同じ塩谷町の見形さん宅。義父はしめ縄づくりの名人で、高野山・清浄心院への奉納歴もあるとのこと。農閑期にもち米で作るしめ縄は、地域文化の一端としても印象的でした。
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のらぼう菜のおひたし:茹でて一晩さらしたのらぼう菜に、鰹節と顆粒だし、塩を少々。
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肉じゃが:ジャガイモ、ニンジン、タマネギに豚肉を加え、めんつゆとキムチの素で味付けすることで、塩分控えめでも深みのある味に。
【再現レシピ|キムチの素で味付けした肉じゃが(2人分)】
・豚こま肉…120g
・ジャガイモ…2個
・ニンジン…1/2本
・タマネギ…1/2個
・めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1
・キムチの素…大さじ2
・水…200ml
①野菜は食べやすく切り、鍋にすべての材料を入れて加熱
②沸騰したらアクを取り、10〜15分弱火で煮る
キムチの風味は控えめで、子どもでも食べやすい旨辛味の肉じゃがに仕上がります。
潮来市のレンコン農家が伝授!やみつきレンコンレシピ
茨城県潮来市では、水郷潮来あやめ園の風景が広がる地域でのご飯調査が行われました。レンコン農家の坂本さんは7年前に会社勤めから農業に転身し、今では家族でレンコンづくりに励んでいます。訪問先では、レンコンを主役にした無限レシピが登場しました。
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レンコンの磯辺揚げ:レンコンを青のりと天ぷら粉で和えてサクッと揚げた一品。
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レンコンの唐揚げ:下味をつけたレンコンを衣にからめて揚げるおかず。
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リンゴのサラダ、一升の混ぜご飯も並び、彩り豊かな昼食になっていました。
【再現レシピ|レンコンの磯辺揚げ(2人分)】
・レンコン…150g(5mm厚スライス)
・天ぷら粉…大さじ4
・青のり…小さじ1
・水…適量
・揚げ油…適量
①天ぷら粉に青のりと水を加えて衣を作る
②レンコンに衣をつけ、180℃の油でカラッと揚げる
揚げたては外サクサク、中はモチモチ。冷めても美味しい常備菜にもなるレシピです。
創業70年の精肉店で味わうデミ煮込みハンバーグ
同じく潮来市では、創業70年の老舗「肉のたかはし」も登場。県外からも買いに来る人が多い人気の精肉店で、店主・高橋さんが手作りの煮込みハンバーグを披露しました。
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煮込みハンバーグ:牛スネ肉と豚肉をミンチにし、新タマネギ、シメジ、デミグラスソース、ケチャップで煮込む本格派の味。
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特製豚もつ煮込み、生ハンバーグも一緒に紹介され、精肉店ならではの豪華な食卓でした。
都電が走る町で誕生した燻製ナポリタンと家庭の味
東京都北区・西ヶ原四丁目では、都電荒川線の沿線に店を構える「cafe&baru Tram」へ。店主の釜野さんはポルトガル旅行をきっかけにトラムに魅了され、この場所に出店。人気メニューの「燻製ナポリタン」や「チーズinポテト」が紹介されました。
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燻製ナポリタン:スモークの香りを効かせたナポリタンで、ひと味違う奥深い味わいが特徴。
昭和の香り漂う喫茶店で「開運!力そば」
最後は荒川区三ノ輪橋。昭和53年創業の「パーラーオレンジ」では、占い師としても活躍するマスター・室井さんが登場しました。喫茶店では、自家製プリン、チョコパフェ、ナポリタン、そして開運メニューの“力そば”が楽しめます。
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開運!力そば:ちくわ・卵・ネギをのせた温かいそば。毎日食べているというマスターの定番。
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鶏肉の生姜焼き、ちくわたまご丼も作られ、家庭的でどこか懐かしい味わいの料理が並びました。
おわりに
今回の『昼めし旅』では、自然の恵み、家族のつながり、地元食材へのこだわりが詰まった料理が各地で紹介されました。それぞれの家庭のご飯には、工夫や愛情がたっぷり込められており、見る側の心まで温かくなる内容でした。普段の食事にも取り入れやすいレシピも多く、ぜひ参考にしてみてください。
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