【ザ!世界仰天ニュース】ク・ハラ法とは?兄の想いと遺産トラブルの真相|2025年8月5日放送

元KARAク・ハラの苦悩と兄の戦い|2025年8月5日放送

2025年8月5日放送の「ザ!世界仰天ニュース」2時間スペシャルでは、K-POPグループKARAの元メンバー、ク・ハラさんの人生と家族の絆、そして彼女を取り巻いた悲劇とそれに立ち向かった兄の姿が詳しく紹介されました。あわせて、病気と闘う芸人たちのリアルな姿も取り上げられ、感情揺さぶられる回となりました。この記事では、その放送内容すべてを整理し、番組を見逃した方にもわかりやすくお届けします。

K-POPブームをけん引したスター、ク・ハラの軌跡

ク・ハラさんは2008年にKARAのメンバーとしてデビューし、翌年「ミスター」で大ブレイク。日本でも渋谷109前でのゲリラライブを行うなど人気は急上昇し、2013年には東京ドーム公演も成功させました。しかしグループは徐々にメンバーの脱退や事務所との契約終了により活動休止に。ハラさんはソロでの活動に専念することになります。

元交際相手とのトラブルと誹謗中傷の嵐

2018年、ハラさんは交際相手との暴力事件に巻き込まれます。相手男性から暴行されたにもかかわらず、最初の報道では彼女に非があるかのように伝えられ、ネット上での誹謗中傷が相次ぎました。事件後、彼女は正当防衛と認められ不起訴に。一方、元交際相手は傷害や脅迫の罪で有罪となりましたが、執行猶予が付き、社会的には納得できない声も多く上がりました。

兄妹の絆と「ク・ハラ法」誕生までの道のり

ハラさんが28歳の若さで亡くなったのは2019年11月。その直後、長年音信不通だった母親が突然現れ、遺産相続を主張。これに対して兄のク・ホインさんが立ち上がり、韓国の法律を変えるために行動を起こしました。親権を放棄した親が遺産を受け取ることを防ぐための法案、いわゆる「ク・ハラ法」です。

この法案は2024年8月28日に韓国国会で可決され、2026年1月から施行される予定となりました。兄はこの法整備だけでなく、母親に対して育児放棄による相続分の返還も求め、6720万ウォンの支払い命令を勝ち取りました。

ハラさんの人生を支えた兄のもう一つの戦い

兄は元交際相手に対しても納得できない判決に最高裁まで戦い、ついに懲役1年の実刑判決を勝ち取りました。ハラさんの名誉を守るため、動画の拡散も防がれたことは兄の行動の成果と言えます。現在、兄は遺産の一部で困難な子どもを支援する財団設立も視野に入れているといいます。

ク・ハラの過去と心の傷

ハラさんは9歳のときに母親が家を出て行き、父親も精神的に追い詰められて自殺未遂。その後は叔母夫婦に育てられ、兄と支え合いながら成長しました。芸能界で成功を収めた後も、母への思いは心の奥に残っていたようで、再会した母がSNS投稿などで注目を集めようとする姿に大きなショックを受けました。

その再会後の日記には「お母さんに会えてよかったけど…」という複雑な心情が綴られていたといいます。

笑いの裏にある闘病の現実 芸人たちの知られざる病

今回の放送では、芸人たちの知られざる闘病生活にも焦点があてられました。お笑いコンビ「アイデンティティ」の見浦彰彦さんは手のひらに異常な汗が出る「手掌多汗症」を手術で治療。その副作用として胸や背中に代償性の発汗が出るようになったものの、今は手汗に悩まされず前向きに過ごしています。

また、「ナナフシギ」の大赤見ノヴさんは「むずむず脚症候群」に悩まされ、夜も眠れないほどの不快感と闘いながら芸人を続けています。

さらに、トリオ「パセリ」の山本ズバーンさんは指定難病である「カルタゲナー症候群」という遺伝病を抱えており、体内の線毛が正常に働かず、毎晩高熱に襲われる生活を続けています。それでも日々感染症対策を徹底し、芸人として活動を続けています。

芸能人たちが語る“怖い体験”や心の傷

放送では他にも、田中樹さんがライブ中に昇降機が止まりジャンプして脱出した体験や、朝日奈央さんや藤本美貴さんがアイドル時代に受けた誹謗中傷についても語られました。佐藤栞里さんは母が書いた絵馬に自宅住所が書かれていた話、小峠英二さんは知らない番号からの着信エピソード、丹生明里さんはクレーンゲームでの恐怖体験を明かしました。

まとめ

今回の「ザ!世界仰天ニュース」は、ク・ハラさんという一人の女性が抱えた心の痛みと、兄ク・ホインさんが見せた家族愛と正義感の深さを伝えるものでした。また、見えない病と闘う芸人たちの実情も描かれ、視聴者にとって大きな気づきと感動を与える内容でした。亡き妹の無念を晴らすために行動を起こした兄の姿から、本当の優しさと強さとは何かを考えさせられた放送でした。

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