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【ZIP!】焼き芋から作る大学芋が進化!ひらめき和七味の甘辛革命と“おかず派”茨城の新常識|2025年10月27日

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秋の味覚!進化する大学芋の世界へようこそ

秋になると無性に食べたくなる「大学芋」。ホクホクのさつまいもにカリカリの飴がけ、あの甘じょっぱい香りを思い浮かべるだけで幸せな気分になりますよね。でも、最近の大学芋は昔ながらの味にとどまりません。焼き芋から作る新食感や、七味やナッツを組み合わせた革新的な味まで登場しているんです。この記事では、番組『ZIP!』で紹介された“大学芋の新事実”をたっぷり紹介します。読んだあとには、あなたもきっと今すぐ大学芋を食べたくなるはずです。

焼き芋を使う新発想!香ばしさが際立つ“二段仕込み”大学芋

最初に登場したのは、神奈川県厚木市にあるお芋やメリッサ。この店では、一般的な大学芋とはまったく異なる工程を取り入れています。通常は生のさつまいもをひと口大に切り、油で揚げてから砂糖やしょうゆを混ぜたタレで絡めます。しかし「お芋やメリッサ」では、まず焼き芋にしてから素揚げするという、いわば“二段仕込み”の大学芋。焼き芋にすることで、さつまいもの甘みが最大限に引き出され、外は香ばしく、中はしっとりホクホク。まるでスイートポテトのような濃厚な甘みが感じられる一品です。

この手法を考案したのが、奥野靖子さん。彼女によると、焼き芋を使った大学芋はここ数年で一気に人気が高まり、今では新しいトレンドになっているとのこと。もともと大学芋は、大正時代から昭和初期にかけて東京大学の近くで売られていたことがきっかけで名付けられたといわれます。まさに“東京発祥の甘味”が、令和の時代に新たな姿で蘇ったのです。

炭火×安納芋の極上スイーツ!甘辛の進化が止まらない

次に紹介されたのが、東京・渋谷区のオイモトーキョー 代々木公園店。ここでは“大学芋の概念を覆す”進化系スイーツが登場しています。使用しているのは、甘みが強くねっとりとした食感で知られる安納芋。この安納芋を炭火でじっくり焼き上げた後に素揚げし、外はカリッと、中はとろけるような食感に仕上げています。

特に注目を集めているのが『熟成炭火焼き安納芋の大学いも ひらめき和七味』(850円)。鹿児島の特産香辛料「ひらめき」を使った、甘いのにピリッと刺激的な新感覚大学芋です。ほんのりみかんの香りが漂う七味が、甘さの中にアクセントを加え、まるでスイーツとスパイス料理が融合したような味わい。ほかにも『粗糖&煎り胡麻』『ハニーローストナッツ』『バター&アーモンド』など、素材の組み合わせにこだわった多彩なフレーバーがそろい、どれも一度は食べてみたくなるラインナップです。
まさに“大学芋の新時代”を感じさせる、見た目も味も洗練された逸品です。

明治創業の老舗が選ぶ“最適なさつまいも”と伝統の技

続いて登場したのは、東京・台東区浅草の老舗おいもやさん 興伸 浅草オレンジ通り店。明治9年創業のさつまいも問屋が手がける名店で、ここでも“大学芋の真髄”を感じさせるこだわりが光ります。8年前、より理想的な大学芋を求めて品種を見直し、甘み・香り・食感のバランスが取れたさつまいもを厳選したといいます。

仕込みの段階から一切の妥協なし。皮むきや角を取る作業まですべて手作業で行い、使用する油は菜種油の一番搾り。さらに低温で30分かけてじっくり揚げることで、外側は香ばしく中はしっとり。最後に秘伝のタレを染み込ませて完成するのが、人気商品「みやび(カップ入り)」(700円)です。丁寧な手仕事と伝統の味が織りなす大学芋は、見た目の美しさからも職人の誇りが感じられます。

家庭でも簡単に!プロ直伝の“グレードアップ技”

「時間がたつと大学芋の飴がベタつく」「カリカリ感がなくなる」――そんな悩みを解消する方法を教えてくれたのが、料理研究家の早川美里佳さん。家庭で手軽に大学芋を“お店の味”に戻す裏ワザです。
耐熱ボウルに砂糖大さじ6、水大さじ1を入れて電子レンジ(600W)で2分30秒加熱。できた自家製の水飴を冷めた大学芋に絡め、飴が固まるまで少し置くだけ。これだけで、ツヤツヤでカリッとした理想の大学芋に変身します。冷めても美味しく、翌日のお弁当にもぴったりの一手間テクニックです。

スイーツ?おかず?地域で違う“大学芋の立ち位置”

番組の調査によると、男女50人に「大学芋はスイーツ?それともおかず?」と聞いたところ、「スイーツ派」が43人、「おかず派」が7人と、やはりおやつ感覚で食べる人が多数でした。
しかし、茨城県行方市のらぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジを訪れると、そこでは意外な事実が。人気イベント『大学いも詰め放題』(1パック650円)で賑わうこの施設では、家庭の食卓に大学芋がおかずとして並ぶ文化があるのです。取材では、実際に“からあげ”や“天ぷら”と一緒にしょうゆ味の大学芋を食べる家庭も紹介されました。
地元の人たちは「甘じょっぱい味がごはんに合う」「子どものころからおかずとして食べていた」と話し、まさに“茨城スタイル”の食文化が根づいていることがわかります。

大学芋が映す日本の食の多様性

こうして見ていくと、大学芋は単なるスイーツではなく、日本人の暮らしや地域文化を映す鏡のような存在です。大正時代の屋台で生まれた庶民の味が、令和の時代にはスパイスやナッツと融合し、さらに地域によってはおかずとして食卓に並ぶ――まさに“進化と伝統の共存”が感じられます。最近ではコンビニでもローソン ゲートシティ大崎アトリウム店などで『大学いもまん』(198円)が販売され、手軽に味わえるのも人気の理由。手作りも良し、専門店の味を楽しむのも良し。大学芋は、今まさに“第2次ブーム”を迎えています。

まとめ:大学芋の未来はもっと甘く、もっと自由に

この記事のポイントをまとめると次の3つです。
・焼き芋を使った“二段仕込み”大学芋が新トレンド
・七味やナッツなど、個性豊かな進化系フレーバーが登場
・茨城では“おかず”として愛される地域文化が存在

秋の味覚の代表として、そして日本の食文化の象徴として、大学芋はこれからも進化を続けていくでしょう。あなたもこの秋、ぜひお気に入りの“マイ大学芋”を見つけてみてください。甘く香ばしい一口が、季節の深まりを感じさせてくれるはずです。

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