高すぎる日用品の正体とは?使って分かる“値段の理由”
このページでは『ZIP!特集(2026年1月14日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
5億円超の一番マグロが話題になる一方で、私たちの身の回りにも“最高級”と呼ばれる日用品が存在します。4万円を超えるヘアブラシ、液だれしないしょうゆ差し、驚くほど速いピーラー、体を気づかう爪切り。どれも一見ぜいたくに見えますが、番組では「なぜ高いのか」「何が違うのか」を実際に使って検証していきました。価格ではなく、使った瞬間に感じる差。その理由を見ていきます。
最高級日用品ブームの背景
身近な道具であっても、いま「最高級」という言葉が強い注目を集めています。
その象徴が、豊洲市場の初競りで“一番マグロ”が5億1030万円という史上最高値で落札されたニュースです。
青森県大間産のクロマグロが記録的な価格をつけたことで、「本当に価値があるものには、価格がつく」という感覚が一気に可視化されました。
この出来事は、単なる話題づくりではありません。
「高い=ぜいたく」ではなく、「良いものは長く使えて、価値が落ちにくい」という考え方が、はっきりと社会に共有された瞬間です。
毎日使う道具だからこそ、触れるたびに満足感が積み重なり、結果としてコスパが高くなる。
この感覚が、多くの人にとって“納得できるもの”になっています。
だからこそ、最高級日用品というジャンルが強く支持されます。
使い心地の違いが一度で分かり、生活の質が確実に変わる。
さらに、母の日や就職祝いといった「長く使ってほしい贈り物」との相性も抜群です。
高級日用品は、いまや特別な人のための嗜好品ではなく、「選ぶ理由がはっきりした実用品」として、確実に市民権を得ています。
4万4,000円ヘアブラシの真価
番組で検証されたのは、300年以上続く老舗・江戸屋が手がける「7行植えヘアーブラシ 特級黒豚毛」です。
享保3年(1718年)創業。刷毛・刷子だけを作り続けてきた専門店という事実だけで、このブラシが“普通ではない”ことははっきりします。
特級黒豚毛の最大の特徴は、ほどよい硬さです。
公式説明でも、静電気が起きにくく、髪をスムーズにとかせる点が強調されています。
この「硬すぎず、柔らかすぎない」感触こそが、髪に余計な負担をかけず、自然な流れを作る決定的な要素です。
ここで重要なのは、「まとまる」「ツヤが出る」という体感が、気のせいではないという点です。
毛のコシ、長さ、頭皮への当たり方。
これらが噛み合うことで、ブローの技術に自信がなくても、髪が整います。
特級黒豚毛は猪毛に近い硬さとも言われ、しっかりしたとかし心地を求める人に向いた毛質です。
番組では、表参道の美容室JENO by apishで実際に使用し、プロや客の反応を検証していました。
まとまりやツヤがその場で分かるという演出は、「価格ではなく結果で判断できる道具」であることを、はっきり伝えています。
このブラシが刺さるのは、髪の広がりやパサつきに悩んでいる人だけではありません。
ブローが苦手な人。
毎日のケアを最高級日用品で底上げしたい人。
そして、長く使える“意味のある贈り物”を探している人です。
老舗という物語があるからこそ、このヘアブラシは「高いから欲しい」のではなく、「納得して選ばれる一本」になります。
≪手植え≫ヘアーブラシ7行植え 特級黒豚毛【ブラシクリーナー付】 – 日本橋江戸屋 公式オンラインショップ
8,800円しょうゆ差しの液だれ対策
このしょうゆ差しは、「液だれは仕方ない」という長年のあきらめを、はっきり終わらせます。
番組で紹介されたのは、プリンス工業の醤油差し。
最大の武器は、見た目ではなく構造そのものです。
ふたの内側に作られた溝は、注ぎ口に向かって少しずつ細くなる設計。
これにより醤油の流れが途中で乱れず、最後の一滴までスッと切れます。
「垂れない」のではなく、「戻らない」。
この違いが、テーブルの運命を分けます。
さらに決定打となるのが、内側チタン・外側ステンレスの二重構造です。
におい移りを防ぎ、光や温度変化の影響を受けにくい。
つまり、醤油そのものの品質を守るための容器でもあります。
底に使われた天然木は、見た目の高級感だけでなく、置いたときの安定感にもつながっています。
この道具が本当に刺さるのは、いわゆる“しょうゆ差し難民”です。
注ぐたびに口元を拭く。
気づくと皿やテーブルがベタつく。
そんな小さなストレスが、確実にゼロに近づきます。
料理の腕が上がる前に、食卓の清潔感が一段上がる。
これが8,800円の正体です。
番組で販売店として紹介されていたのは、ワイ・ヨット ストア 麻布台ヒルズ。
感度の高い生活道具を集めるセレクトショップに並ぶことで、この醤油差しが「調理器具」ではなく、最高級日用品として扱われていることが分かります。
価格は希望小売価格8,800円。
高いと感じるか、安いと感じるかは、毎日の食卓を思い浮かべればすぐに答えが出ます。
一日に何度も使い、何年もストレスを減らし続ける。
このしょうゆ差しは、「たかが調味料容器」という常識を、静かに壊します。
2万2,000円ピーラーは“速さ”が違う
このピーラーは、「皮むきは手間がかかるもの」という前提を、正面から壊しにきます。
番組で検証されたのは、ドリマックスの「ぴったりフィットピーラー(S-FP)」。
狙いは最初から明確で、大根の皮むきに特化した道具です。
最大の特徴は、持ち方と刃の動き。
縦ではなく横方向に動かす設計にすることで、むけた皮が刃に貼り付かず、作業が止まりません。
刃は食材に沿うようにゆるやかに湾曲し、大根の丸みに自然にフィットします。
この構造によって、「削る」という感覚ではなく、「流す」ように皮が落ちていきます。
番組では、ちょいおでん 新宿本店で実際に検証。
結果は一目瞭然でした。
通常のピーラーよりも、明らかに速い。
力を入れず、手数も少なく、同じ量の大根が処理できる。
見た目の派手さではなく、作業時間そのものが短くなるという、分かりやすい差が出ました。
価格は22,000円。
正直に言えば、家庭用ピーラーとしては高額です。
しかし、この道具は「毎日1本だけむく人」のために作られていません。
仕込みで大量の大根を扱う店。
イベントや炊き出しなどで本数が一気に増える現場。
大家族で煮物やおでんを頻繁に作る家庭。
そうした環境では、この最高級日用品はすぐに元を取ります。
このピーラーが買っているのは、切れ味ではなく“時間”です。
皮むきにかかる数分が積み重なり、仕込み全体が軽くなる。
手が疲れにくく、作業のテンポが崩れない。
2万2,000円という価格は、「速さ」と「ラクさ」を確実に手に入れるための、はっきりした対価です。
1万4,300円爪切りは“体がラク”を買う
この爪切りは、「よく切れるかどうか」という評価軸を、はっきり横に置いています。
番組で紹介されたのは、貝印の「Kershaw ユニバーサルツメキリM 革ケース黒付」。
狙いは明確で、体勢がつらい人でも、無理なく爪を切れることです。
公式ストアの説明でも強調されているのは、使う人の体への配慮。
お腹が大きい人。
腰や股関節に不安がある人。
足の爪を切るために深く前かがみになる、その動作自体が負担になる人。
この爪切りは、そうした人たちが「姿勢を作らなくていい」ことを前提に設計されています。
技術面でも妥協はありません。
医療分野でも使われるMIM工法による精密な金属加工。
手に吸い付くようなマット仕上げで、力を入れなくても安定するグリップ。
内側は鏡面仕上げで、切ったあとの感触も引っかかりません。
切れ味を誇張するのではなく、「安全に、確実に、疲れずに使える」方向へ全振りしています。
価格は14,300円。
爪切りとして見れば高額ですが、最高級日用品として見ると立ち位置が変わります。
毎週、あるいは毎月、必ず使う。
そのたびに体への負担が減る。
この積み重ねは、数字以上の価値になります。
番組では、体格の大きいジャンボたかおさんが実際に使用。
「大柄で手元が届きにくい」「無理な姿勢がきつい」という悩みを、そのまま受け止める設計であることが、視覚的にも分かる検証でした。
だからこそ、この爪切りは自分用だけでなく、親世代への実用ギフトとしても真っ直ぐ刺さります。
この商品が売っているのは、贅沢感ではありません。
日常の小さな苦痛を、確実に減らすという約束です。
1万4,300円は、その“ラクさ”を買うための、はっきりした金額です。


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