あさこ&佳代子の等々力渓谷癒やし旅&東大五月祭のグルメ探訪
2025年6月10日(火)放送の『ヒルナンデス!』では、いとうあさこさんと大久保佳代子さんによる等々力渓谷の大人女子旅を中心に、東大五月祭の模様や旬のグルメ、クイズ、代用レシピまで、盛りだくさんの内容が届けられました。都会の中にある癒やしの自然スポットから、東大生たちの頭脳とセンスが光るイベント、そして激安で楽しめるアイデア料理まで、初夏の清涼感と賑わいを感じる回となりました。
等々力渓谷で自然とグルメを満喫
あさこさんと佳代子さんが訪れたのは、東京23区で唯一の渓谷「等々力渓谷」です。渋谷から電車でわずか20分というアクセスの良さながら、都会とは思えないほどの静けさと自然に包まれた空間が広がっています。緑が生い茂るこの場所は、初夏の散策にぴったりで、訪れる人に癒やしを与えてくれます。
特にこの時期に楽しめるのが紫陽花です。渓谷内にはおよそ100株の紫陽花が植えられていて、青や紫、ピンクといった様々な色の花が道沿いに咲き誇っています。木漏れ日の中で見る紫陽花は、しっとりとした美しさで、訪れた人の足を止めさせるほどです。
道中では、普段なかなか目にすることのない野草も楽しめます。たとえば、
・キンシバイ(金糸梅)
・シモツケソウ(下野草)
・ビョウヤナギ(未央柳)
といった植物が観察でき、自然に詳しくない人でも視覚的に楽しめるのが魅力です。
渓谷の奥には、パワースポット「不動の瀧」があります。この滝は静かに水を落とし続けており、近くに立つだけでひんやりとした空気を感じることができます。瀧行は「瀧轟会(たきとどろきかい)」の会員に限って実施されており、精神修行として毎月行われているそうです。
滝のそばには、創業55年の茶屋「雪月花」が佇んでいます。川のせせらぎを耳にしながら、ここであさこさんと佳代子さんが選んだのは、それぞれ「ところてん」と「あんみつ」。涼しげな和スイーツは、渓谷の雰囲気と相まって一層おいしく感じられたようです。
さらに番組内では、等々力渓谷に関するクイズも出題されました。問題は「なぜ等々力渓谷は下流の方が水がきれいなのか?」というもの。正解は「下流には30カ所もの湧水が流れ込んでいるため」で、実際に渓谷内ではいたるところで湧き出す清水が見られ、流れに透明感をもたらしています。
この問題に正解した人には、ご褒美として豆狸の青しそしらすいなりが提供されました。豆狸は全国に店舗を展開する人気いなり寿司専門店で、青しそしらすいなりは、しその香りとしらすの旨みが効いた一品です。
食後、2人は渓谷の奥にある「等々力不動尊」を目指して石段を登りました。この不動尊は、不動明王を本尊とする由緒ある寺院で、厄除けや家内安全、交通安全のご利益があるとされています。
等々力不動尊の境内は高台に位置しており、晴れた日には富士山を望む絶景スポットとしても知られています。さらに春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が境内一帯を赤く染めるなど、四季折々の景色が楽しめるのも大きな魅力です。
このように、等々力渓谷は単なる自然散策だけでなく、植物観察、歴史、パワースポット、甘味、さらには絶景まで味わえる多彩なスポットとなっており、都会にいながらにして本格的な癒やしと旅気分を味わうことができる場所です。
ポテトクリームと馬事公苑で旅気分
あさこさんと佳代子さんが次に向かったのは、自由が丘などで人気のテイクアウト専門店「Potato Cream」です。このお店は、北海道産のジャガイモ「キタアカリ」を使用した、なめらかなポテトペーストをベースにした惣菜で知られています。濃厚な牛乳とバターの風味が加わったペーストは、まるでポタージュのような口あたりで、主食にもおかずにもなる新感覚の一品です。
店頭には数種類の味が並びます。
・かぶと鶏肉のゴルゴンゾーラ風味
・きのこと海老のビスク仕立て
・ナスと挽肉のトマト煮込み風
それぞれ異なる味わいで、見た目もカップにきれいに盛られ、持ち運びしやすいのが魅力です。2人は気になる味をいくつかテイクアウトして、次の目的地「馬事公苑」でいただくことにしました。
「JRA馬事公苑」は、2023年にリニューアルオープンしたばかりの広大な施設です。もともとは東京2020オリンピックの馬術競技会場として使用され、再整備を経て一般にも開放されました。面積は東京ドーム約4個分にもおよび、園内には芝生エリアや緑豊かな遊歩道、馬の練習場などが整備されています。
現在では、馬とのふれあい体験や見学イベントなども定期的に開催されており、小さな子どもから大人まで楽しめる憩いの場として注目されています。6月15日には「馬に親しむ日」というイベントも予定されていて、実際に馬に触れたり、厩舎を見学したりといった体験が用意されています。
敷地内には売店もあり、ここでは特に注目されたのが「塩バターメロンパン」。このパンは、代官山の有名ベーカリー「GARDEN HOUSE CRAFTS」から特別に仕入れているもので、外はカリッと香ばしく、中はバターの香りと塩気が効いたもっちり食感が楽しめると話題です。
ビールとともに、この塩バターメロンパンやポテトクリームを芝生の上で味わえば、まるで都心とは思えないピクニック気分が味わえます。周囲には木々が茂り、馬が静かに歩く姿を眺めながら過ごす時間は、まさに非日常の癒やしのひとときです。
この日のロケでも、2人はビールを片手にリラックスした様子でポテトクリームを食べながら、旅気分を満喫していました。天気にも恵まれ、空の広さと自然の香り、そしておいしい食べ物に囲まれて、都心の中でちょっとした旅をしているような感覚を楽しんでいる様子が伝わってきました。
夏季限定・鮎ラーメンと二子玉川の誕生日祝い
次に一行が向かったのは、東京都世田谷区・二子玉川にある話題のラーメン店「鮎ラーメン 二子玉川店」です。このお店は、夏の時期だけ登場する季節限定の鮎グルメが人気を集めており、連日多くの人が訪れています。使われる鮎は、香ばしく仕上げた一夜干しの鮎で、皮目のパリッとした食感と、身の柔らかさが特徴です。
提供されるメニューの中でも注目なのが、
・鮎マルゴトラーメン
・鮎涼ラーメン(冷製)
・鮎ご飯
の3品です。特に「鮎マルゴトラーメン」は、焼いた鮎が丸ごと一尾トッピングされていて、見た目のインパクトも十分。スープには、鮎と鶏ガラから丁寧に取った出汁を使用し、深いコクと香ばしい旨みが広がります。「鮎涼ラーメン」は、鮎や鶏ガラなどを10時間かけて煮出したジュレ状のつけだれでいただく冷たいラーメンで、さっぱりしながらも味わいはしっかりしており、特に女性客に人気です。鮎ご飯は、ほんのり甘辛く炊かれた鮎がごはんに絡み、ラーメンと一緒に食べることで満足度もアップします。
この日は、ちょうどいとうあさこさんの55歳の誕生日。番組ではそのお祝いとして、すぐ近くの屋外ビアガーデン「PREMIUM BEER TERRACE 2025 -HAWAIIAN GRILL-」で誕生日会が開かれました。ハワイアン料理をテーマにしたこのビアガーデンでは、開放的なテラス席で初夏の風を感じながら食事が楽しめます。
テーブルに並んだ料理は、
・カラマリフリット(イカの唐揚げ)
・サーモンポキ(スモークサーモン・アボカド・野菜のマリネ)
・セロリのピクルス
といったハワイの定番メニューが中心。どの料理も爽やかでビールとの相性も良く、夏のパーティーにぴったりな内容です。カラマリは外はカリッと、中は柔らかく仕上げられていて、サーモンポキはアボカドのクリーミーさとサーモンの塩気が絶妙にマッチしています。セロリのピクルスは、箸休めにちょうどいい爽やかさがありました。
この誕生日会で、番組から贈られたプレゼントは、高知県・仁淀川の水を使って作られた高級トイレットペーパー「羽美翔・蝶(3ロール入り)」です。この製品は、シルクのような肌触りと美しいデザインで知られ、贈答用としても人気の高い逸品です。パッケージも高級感があり、上品な装いの中に日本のものづくりの丁寧さが感じられます。
このように、鮎ラーメンとビアガーデンでの誕生日祝いは、グルメと自然、そしてお祝いが一体となった心に残る時間となりました。都内でありながら、まるで旅先にいるかのような非日常を感じられるひとときでした。
東京大学五月祭でグルメと学びの体験
番組後半では、アグネス・チャンさんが東京大学の五月祭に潜入。15万人以上が訪れるこの学園祭で、東大生の創意工夫あふれる出店や企画が紹介されました。
長崎県松浦市直送のアジフライは、ワンフローズン製法で鮮度抜群。IMO PROJECTではさつまいもを使ったレシピやカレー、ブリュレが販売され、うどん部はぶっかけ焼うどんや大阪のご当地グルメ「うどんギョーザ」を提供。栄養学を学ぶ企画では骨密度の測定体験も行われました。
また「東大水族館&うな丼2025」では、学生が採集した生き物と共に、愛知県産のふっくら蒸し上げたうな丼も登場。水族館と食が融合したユニークな展示で多くの注目を集めていました。
ナンちゃって食堂の節約レシピも紹介
番組の最後に登場したのは、人気コーナー「ナンちゃって食堂」です。今回は、高価なウニやウナギを100円台で楽しめる節約アイデアレシピとして、見た目も味もそっくりな「ナンちゃってウニ丼」と「ナンちゃってうな丼」が紹介されました。材料は身近なもので、調理も簡単。節約しながらもリッチな気分が味わえると注目されています。
まず紹介されたのは「ナンちゃってウニ丼」。こちらはウニの代わりに豆腐・味噌・卵黄を使って、ウニの濃厚さを再現したレシピです。
ナンちゃってウニ丼の材料(1人分)
・絹ごし豆腐…15g
・味噌…小さじ1
・卵黄…1個
・ご飯…茶碗1杯分
ナンちゃってウニ丼の作り方
・耐熱容器に絹ごし豆腐を入れて、ペースト状になるまでよく混ぜる
・味噌と卵黄を加えてさらに混ぜる
・600Wの電子レンジで約30秒加熱する
・取り出して再び混ぜ、ウニらしい形状に整える
・炊きたてご飯に盛りつけて完成
出来上がったものは、見た目もウニのようなオレンジ色で、豆腐と味噌のコクが合わさり、まろやかな旨みが口に広がります。
続いては、贅沢なうな丼の味わいを再現した「ナンちゃってうな丼」。ウナギの代わりに使われたのはサバ缶・木綿豆腐・はんぺんの3つ。これらを混ぜて形成し、焼き色とタレで蒲焼風に仕上げる工夫が光ります。
ナンちゃってうな丼の材料(2人分)
・サバ缶…1/3缶
・白ご飯…茶碗2杯分
・のり(6×8cm)…4枚分
【A】
・木綿豆腐…1/2丁
・はんぺん…1/2枚
・片栗粉…大さじ1
【B】
・酒、醤油、みりん、砂糖…各大さじ3
・サラダ油…小さじ2
ナンちゃってうな丼の作り方
・サバ缶の汁気を切ってボウルに入れ、フォークでつぶす
・Aの材料(木綿豆腐・はんぺん・片栗粉)を加え、しっかりと混ぜて捏ねる
・のりを広げてその上に1cm厚さでのせ、うなぎのように爪楊枝で窪みをつける(中央1本+左右2本の縦線)
・フライパンにサラダ油を熱し、模様をつけた面から焼く
・焼き色がついたら裏返し、Bのタレを加えて煮絡める
・タレが煮詰まったらもう一度裏返して全体に絡める
・ご飯を器に盛り、うなぎ風の具材をのせて完成
外側は香ばしく、中はふわっとした食感で、サバの旨みとはんぺんのやさしさが合わさった一品。濃厚なタレがご飯とよく合い、まさに“うな丼風”の満足感が得られます。
どちらのレシピも、見た目は本物に近く、味の完成度も高いのに、材料費は100円台。日々のごはんに取り入れたくなる家計にやさしいアイデア料理として紹介されました。手軽にできて、ちょっと贅沢な気分も味わえるこの節約レシピは、今後ますます注目を集めそうです。
まとめ
今回のヒルナンデス!は、自然・食・学びが詰まった内容で、気軽なお出かけ情報や家庭で真似できるヒントも多く、初夏にぴったりの放送回となりました。
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