【遠くへ行きたい】フレッシュグループ淡路島と薫寿堂アロマコード|移住農家と線香職人が語る“日本一の島物語”(2025年9月14日放送)

遠くへ行きたい

五感で楽しむ!羽田美智子が巡る淡路島の夏時間

兵庫県の淡路島は、「日本のはじまりの島」として神話に登場する特別な場所。グルメや観光スポットで有名ですが、実は自然・食・文化を全身で味わえる“体験型の島旅”ができるのをご存じでしょうか。2025年9月14日放送の「遠くへ行きたい」では、女優の羽田美智子さんが淡路島を訪れ、花や食材の収穫、伝統産業、夜の幻想的なショーまで、島の魅力を存分に体験しました。この記事では放送内容をすべて反映しながら、旅気分で読めるように詳しくまとめます。これから淡路島を訪れたい人に役立つ情報ばかりです。

花と海に癒される「あわじ花さじき」

旅の始まりは、北淡路の丘に広がる「兵庫県立公園あわじ花さじき」。ここは入園無料で楽しめる花の楽園で、春は菜の花、夏はサルビアやクレオメ、秋はコスモス、冬はストックなど、四季ごとに色とりどりの花が絨毯のように咲き誇ります。羽田さんが訪れた時期は夏から秋への移り変わりで、広大な花畑の向こうには瀬戸内海が一望できました。淡路島が“神話の島”と呼ばれる所以を感じさせるスケール感ある風景に、羽田さんも感嘆の声をあげていました。

移住者が挑むフレッシュ野菜の栽培

続いて訪れたのは「フレッシュグループ淡路島」。代表の森靖一さんは、都市部から移住して農業を始めた人物。農園にはハウスが約20棟あり、香り豊かなバジルや、通常より細長くカラフルな「カラースティックニンジン」など個性的な野菜が育っています。淡路島は温暖な気候と海風のミネラルを含んだ土壌に恵まれており、野菜の味が濃く香りも際立つのが特徴。羽田さんも畑で野菜を収穫し、その場で香りを確かめながら新鮮さを実感していました。

夏が旬のイチジクを受け継ぐ物語

森さんが今、力を入れているのが「イチジク」。そこで師匠となったのが農家歴20年の金崎さんです。後継者がいないことに悩んでいた金崎さんのもとへ森さんが弟子入りし、5年前から共同で栽培を続けています。イチジクはデリケートな果物で、収穫や出荷に細心の注意が必要。二人は互いに補い合いながら品質の高い果実を届けており、淡路島の新しい農業のかたちを示しています。羽田さんも採れたてを味わい、その甘さに驚いていました。

日本一の生産地・線香の文化

淡路島は全国のお線香の約5割を生産する島です。その中心にある老舗「薫寿堂」では、伝統の製法が今も受け継がれています。香木の粉と粘着力のあるタブの粉を水で練り合わせ、型に押し出し、乾燥させて完成する線香。明治時代には漁師が冬の副業として始めたのが起源とされ、産業として発展しました。工場では69歳のベテラン職人井澤さんが「板上げ」と呼ばれる作業を担当。これは折れてしまった線香を丁寧に取り除く工程で、製品の品質を守る大切な役割です。

近年はライフスタイルに合わせて、煙の少ないタイプや短い線香が人気。さらに、好きな長さに切って使える「アロマコード」といったカジュアル商品も登場しています。羽田さんも記念にオリジナル線香づくりに挑戦。10種類の香りから好きなものを選び、粉末にオイルと水を加えて練り上げ、自分だけの線香を完成させました。

夜の海が光る「ウミホタルショー」

夕暮れどき、羽田さんが向かったのは「尾崎海水浴場」。ここで開催されているのが「海ホタルショー」です。担当するのは竹谷富士子さんら地元の方々。体長2〜3ミリの海ホタルは、刺激を受けると青白い光を放つ小さな甲殻類。その光景はまるで夜の海に星が散りばめられたよう。2022年から始まったこのショーは、夏の夜だけ体験できる幻想的なイベントとして人気を集めています。羽田さんも海辺で真っ青に輝く光を眺め、「まるで宇宙を見ているよう」と感動していました。

鱧鍋とそうめんで淡路島の夏を締めくくり

最後に訪れたのは南あわじ市の「味処 三富」。ここでは、全国でも有数の漁獲量を誇る淡路島の鱧(はも)を使った「鱧鍋」を堪能しました。新鮮な鱧は骨切りの技術で小骨が処理され、口当たりがふんわり。上品なだしに絡む鱧の旨みは格別で、羽田さんも思わず笑顔。締めには淡路島名物の「そうめん」を投入し、夏の味覚を余すことなく味わいました。

まとめ:淡路島は五感を刺激する島

今回の旅では、淡路島の多彩な魅力が紹介されました。

  • 「あわじ花さじき」で花と海を一望する絶景

  • 「フレッシュグループ淡路島」で彩り野菜と香りを楽しむ収穫体験

  • イチジク農家との師弟関係から生まれる新しい農業のかたち

  • 日本一の線香生産地「薫寿堂」で伝統と革新を学ぶ体験

  • 「尾崎海水浴場」で夜空のように光る海ホタルショー

  • 「味処 三富」で夏の鱧鍋とそうめんを堪能

花の色、野菜や果物の香り、線香の香木の匂い、夜の光、そして鱧の味わい。まさに五感をフルに使って楽しむことができるのが淡路島の旅の魅力です。次の休日に、あなたもこの島を訪れて体験してみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました