【よじごじDays】中山道の魅力を再発見!外国人とふれあい旅|馬籠・妻籠宿で“江戸の街並み×グルメ体験 2025年9月18日

よじごじDays

中山道の魅力を再発見!

2025年9月18日放送予定のよじごじDaysでは、中山道の宿場町を舞台に、外国人観光客がどのように日本の歴史や文化を楽しんでいるのかに密着します。特に注目されるのが馬籠宿です。江戸の面影を色濃く残した石畳や木造家屋が並び、文豪島崎藤村ゆかりの記念館もあり、外国人旅行者が惹かれる要素がたくさんあります。
彼らの行動パターンを見ると、「散策+食べ歩き」が定番。とくに人気なのが『五平餅』です。香ばしい味噌やエゴマ入りしょうゆのタレで焼かれた串は、歩きながら気軽に味わえる郷土食として好評。ほかにも「おやき」「和牛串」「ソフトクリーム」など、その場で楽しめるグルメが旅を盛り上げています。
さらに、欧米からの旅行者を中心に馬籠宿から妻籠宿へ徒歩で移動する滞在型旅行も増加中。自然と歴史が融合する中山道をじっくり歩くスタイルが高く評価されています。

外国人に人気の『峠の茶屋』の五平餅

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番組で紹介される峠の茶屋の五平餅は、外国人観光客から特に高い人気を集めています。五平餅は、炊いた米をつぶして形を整え、串に刺して炭火で焼き上げるというシンプルな郷土料理です。そこに甘辛い味噌やしょうゆベースのタレを塗ることで、香ばしい風味が生まれます。素朴ながらも奥深い味わいがあり、日本食を初めて体験する外国人にとっても受け入れやすい一品となっています。

実際に訪れたフランスからの観光客は「しょうゆ味がとてもおいしい」と感想を述べており、初めての五平餅体験が強い印象に残ったそうです。特に、注文を受けてから炭火で焼き上げるため、アツアツの状態で提供される“ライブ感”が旅の思い出を一層鮮やかにしています。焼き目から漂う香りと、熱々のもちもちした食感が五感を刺激し、食べ歩きの楽しさを倍増させます。

五平餅は、串に刺した団子型やわらじ型など、形にバリエーションがあるのも魅力です。散策しながら片手で気軽に味わえるため、馬籠宿の石畳を歩く途中でも立ち寄りやすい存在になっています。観光客にとっては、街並みを眺めながら一口ごとに旅情を感じられる特別なグルメ体験といえるでしょう。

さらに、店ごとにタレの味付けが異なるのも楽しみのひとつです。甘さが際立つもの、エゴマやクルミの香ばしさが強いもの、しょうゆのコクが効いたものなど、それぞれに個性があります。そのため、複数の店を巡って食べ比べをする観光客も多く、旅の醍醐味として人気を集めています。

近年では、観光協会による英語メニューの整備が進められており、外国人観光客でも安心して注文できる環境が整いつつあります。味覚だけでなく、文化体験としても五平餅が浸透していることが、馬籠宿の魅力をさらに高めています。

江戸時代の街並みを残す妻籠宿

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一方の妻籠宿は、1976年に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、日本で最初に本格的な町並み保存に取り組んだ先駆けとして知られています。地元住民が守り続けてきた「売らない・貸さない・壊さない」という三原則により、江戸時代そのままの風景が今も残されています。

町並みの特徴として挙げられるのが、曲がり角に防衛や管理の工夫が施された枡形、宿場町に欠かせない常夜燈水場、そして昔の造りをそのままに残す古民家です。これらを歩いて見て回ることで、まるで江戸の旅人になったような感覚を味わえます。

日中は木造の家々や石畳が歴史情緒を伝え、夜になると常夜燈のほのかな灯り川のせせらぎが幻想的な雰囲気を演出します。その光と音が重なり合うことで、まるで時代を超えて旅をしているような感覚になると、多くの外国人観光客が感動を口にしています。

また、妻籠宿は観光地でありながらも静けさを大切にしており、耳を澄ませば小鳥のさえずり風に揺れる木々の音が心地よく響きます。五感で味わえる自然と歴史の調和が、訪れる人に深い癒やしを与え、再び足を運びたくなる理由となっています。

国の重要文化財『脇本陣奥谷』

さらに番組で紹介される妻籠宿の脇本陣奥谷(林家住宅)は、宿場町の歴史を語る上で欠かせない存在です。現在の建物は明治10年(1877年)に建てられたもので、柱から梁にいたるまで総檜造りという贅沢な造りが特徴です。その格調高さと保存状態の良さから、平成13年(2001年)に国の重要文化財に指定されました。

建物の中に入ると、主屋・土蔵・侍門といった当時の構造がそのまま残っており、江戸から明治にかけての宿場町の面影を今に伝えています。訪れた人はまず、木の温もりと檜特有の香りに包まれ、建築の精巧な木組みの美しさに目を奪われます。

展示品も見どころのひとつです。地元林家が実際に使っていた生活道具、文学者島崎藤村ゆかりの資料、さらには皇女和宮に関する貴重な品々まで展示されており、歴史と文学を同時に体感できる空間となっています。そのひとつひとつが物語を秘め、見学する人に当時の暮らしや文化を想像させます。

外観も含めた敷地全体が写真映えするのも魅力です。庭や門構え、そして高塀や塀越しに見える建物の姿は、宿場町の格式を感じさせるとともに、旅の思い出を彩る絶好の撮影スポットとなっています。妻籠宿を訪れるなら必ず立ち寄りたい場所として、多くの観光客に支持されているのです。

まとめ

この記事で紹介したポイントは以下の通りです。

  • 馬籠宿では外国人が散策とグルメを堪能、特に『五平餅』が大人気

  • 峠の茶屋の焼きたて五平餅は味覚+雰囲気の体験型グルメ

  • 妻籠宿は「売らない・貸さない・壊さない」で守られた江戸時代の街並み

  • 脇本陣奥谷は国の重要文化財で、檜造りの建築と歴史的展示が見どころ

2025年の今、外国人にも人気の中山道は、歴史と食、そして人との出会いを楽しめる旅先です。放送を通じて、その魅力をあらためて感じられることでしょう。


ソース:
南木曽町観光協会
妻籠宿公式サイト
木曽谷とりっぷ
FNNプライムオンライン
TABIPPO.NET

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