【昼めし旅】千葉県館山市…海沿いカフェのガパオが進化!ガパオジャージャー麺&アジのさんが焼き|2025年9月18日

千葉・茨城・埼玉をめぐる“お昼ごはん”探訪

館山市の卓球専門店から広がる縁とごはん

最初の舞台は千葉県館山市。ディレクターが訪れたのは渡辺スポーツという卓球用品専門店です。店主の渡辺喜功さんは、なんと国際審判の資格を持ち、全日本大会で石川佳純の試合を裁いた経験を持つ人物。スポーツと食が交差するユニークな出会いの場でした。
この日は残念ながら交渉が成立しなかったものの、紹介で登場したのが小原さん。中学から卓球を始め、70歳を過ぎてもクラブに所属し続けている情熱の持ち主です。小原さんが披露したのは房総の海の恵みを生かした食卓。『シシトウの味噌炒め』は楊枝で穴をあけて破裂を防ぐ工夫が光り、甘辛い味付けでご飯が進む一品。さらにアジを細かく刻み、ショウガと長ネギ、味噌を加えた『アジのなめろう』は新鮮だからこそ味わえるご当地グルメでした。

アジ料理の真骨頂『さんが焼き』

小原さんの食卓の主役は『さんが焼き』。アジのなめろうに大和芋を混ぜ、大葉で包んで香ばしく焼き上げた房総伝統料理です。食卓にはほかにも『アワビの酒蒸し』や『チキンサラダ』、『味噌汁』なども並び、豊かな海の幸と家庭の温もりが融合した豪華なラインナップになりました。
まさに「魚と共に生きる町」館山を象徴するごはんでした。

老舗呉服店から海沿いカフェへ

次に訪れたのはみくに屋という呉服店。地元の祭りで多くの人がここの法被を着て参加しているほどの老舗ですが、交渉は不成立。しかしここで紹介されたのがCafe & Bar SUNNY PLACE。館山の海沿いにたたずむカフェで、提供されたのは『ガパオライス』を大胆にアレンジした『ガパオジャージャー麺』でした。
ガパオミートは、ひき肉とタマネギを炒め、ガパオペーストとガーリックペーストで味付け。ミニトマトを加えて彩りも鮮やかに仕上げます。茹でて冷やした中華麺にラペや豆苗炒めを添えれば完成。エスニックと中華が融合した新感覚の料理に、思わず驚かされました。

茨城県土浦市…レンコン王国の底力

続いては茨城県土浦市。ここはレンコンの生産量日本一を誇る地域です。訪れたのはすずき蓮根農園。代表の鈴木さんはレンコンのステーキをはじめ、ケーキなどの加工品にも挑戦し、レンコンの可能性を広げています。
披露された料理のひとつ『ジャーマンレンコン』は、バターで炒めたレンコンにウィンナーとタマネギを合わせ、岩塩とブラックペッパーで味を整えた洋風料理。さらに薄切りの新レンコンを湯がいて小松菜と白髪ネギにのせ、ごま油とごまドレッシングをかけた『新レンコンのしゃぶしゃぶサラダ』も登場。しゃきしゃき感が存分に楽しめる一皿です。

フラダンスの女王がつくる素朴な家庭料理

さらに紹介されたのはつくば市の金森さん。77歳にしてフラダンス教室を開き、27年前の世界大会では準優勝に輝いた実力者です。彼女の食卓には『ゴーヤーの天ぷら』が並びました。片栗粉をまぶしたゴーヤーをカラリと揚げ、ほろ苦さと香ばしさを楽しむ夏らしい一品。他にもエビやオクラの天ぷらも添えられました。
また、大鍋で煮込んだ『コンニャクと野菜の炒め煮』は、ちくわやナス、しいたけを醤油や鰹出汁でじっくり煮込んだ家庭の味。健康的で心が落ち着くごはんでした。

千葉県市川市…梨と未来を育む農家

千葉県市川市では老舗梨園が続々登場。172年続く勘兵衛園では交渉が失敗したものの、次に訪れた川村梨園で交渉成立。5代目の川村勇貴さんは元保険会社勤務から農家に転身し、今年からカフェK-Farm Cafeをスタートしました。
彼が振る舞ったのは『梨キムチ冷麺』。梨の甘さとキムチの酸味がマッチし、暑い季節にぴったりの一品でした。ひじきご飯や夏野菜サラダと共に、梨の新しい魅力を引き出す創作料理が食卓を彩りました。川村さんは「来年からイチゴ栽培も始め、1年中お客さんが来られる農園にしたい」と展望を語りました。

埼玉県伊奈町…夫婦で守る家庭菜園の恵み

最後の訪問先は埼玉県伊奈町。番組のファンである山田さんご夫婦の家庭では、自家菜園で採れた新鮮野菜を使った料理が並びました。
『揚げびたし』にはナスやインゲン、ピーマンなどが登場。油で揚げてからタレに浸すことで、野菜の旨味が凝縮されます。さらに『肉巻き』は豚ひき肉で野菜を包んだ一品で、見た目にも華やか。40年間連れ添った夫婦の温かい暮らしぶりが伝わる食卓でした。

まとめ

この記事のポイントは以下の通りです。
・館山市では卓球の縁から『アジのなめろう』『さんが焼き』『アワビの酒蒸し』が登場
・カフェでは『ガパオジャージャー麺』という新感覚のアレンジ飯を紹介
・土浦市では『ジャーマンレンコン』『新レンコンのしゃぶしゃぶサラダ』でレンコンの魅力を堪能
・つくば市ではフラダンスの先生が『ゴーヤーの天ぷら』や『コンニャクと野菜の炒め煮』を披露
・市川市では老舗梨園が『梨キムチ冷麺』という独創的な料理を提供
・伊奈町では家庭菜園の恵みを使った『揚げびたし』『肉巻き』が登場

今回の昼めし旅は、地域の伝統と家庭の工夫が生んだ“食の宝箱”でした。あなたも地元の食材を使って、新しいアレンジ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。


ソース:
テレビ東京 昼めし旅 公式サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました