【朝だ!生です旅サラダ】浜野謙太が高知で長宗我部元親の足跡を巡る旅!戦勝祈願の若宮八幡宮と岡豊城跡、鰹のたたきと銘酒の夜|2025年10月25日

朝だ!生です旅サラダ

高知で戦国ロマンをめぐる旅 長宗我部元親の足跡をたどって

「高知に行くなら、歴史を感じる旅がしたい」「戦国武将ゆかりの地を歩いてみたい」——そんな人におすすめしたいのが、戦国時代に四国を制した英雄・長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)の軌跡をたどる旅です。2025年10月25日放送の『朝だ!生です旅サラダ』では、浜野謙太さんがこの地を訪れ、元親が歩んだ歴史の舞台をめぐる姿が紹介される予定です。まだ放送前ですが、予習として知っておくと旅がもっと深く楽しめる、主要スポットとその背景を詳しく紹介します。高知の歴史、文化、そして食の魅力が一度に味わえる充実の内容です。

岡豊城跡 長宗我部家繁栄の象徴となった山城

高知県南国市にある岡豊城跡(おこうじょうせき)は、長宗我部元親の居城として知られる場所です。標高およそ100メートルの岡豊山の上に築かれた山城で、いくつもの段をもつ曲輪(くるわ)が山の斜面に連なり、当時の戦略的な構造を今に伝えています。城跡には「詰」「二ノ段」「三ノ段」「四ノ段」などの区画が確認され、土塁や堀切、竪堀などの防御施設がしっかりと残っています。平成20年には国の史跡に指定され、現在は遊歩道や案内板が整備され、初心者でも気軽に登ることができます。

元親はこの岡豊城を拠点に、土佐統一を果たし、のちに四国の覇者へと上り詰めました。若き日の元親が、家臣たちと共に戦略を練り、戦場へと出陣していった場所が、まさにこの山の上だったのです。山頂からは香長平野や太平洋を一望でき、当時の武将たちが見ていたであろう壮大な景色が広がります。

さらに見逃せないのが、城跡のふもとにある高知県立歴史民俗資料館です。ここには長宗我部家に関する甲冑、文書、戦略図などの貴重な資料が展示されており、元親がどのようにして勢力を拡大したのかが具体的に学べます。館内の「長宗我部展示室」では、元親の人物像や土佐の戦国史を映像で学ぶこともでき、歴史ファンにとって必見の施設です。春には桜、初夏にはツツジが咲き誇り、歴史散策と自然散歩を両立できるスポットとして地元でも人気です。

若宮八幡宮 元親が初陣の祈りを捧げた聖地

高知市長浜にある若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)は、長宗我部元親が初陣の際に「戦勝祈願」を行ったと伝えられる神社です。永禄3年(1560年)、当時まだ21歳の元親がこの地で出陣を祈り、見事に初陣を飾ったといわれています。その後も出陣のたびにこの神社を訪れ、祈願と報告を欠かさなかったそうです。まさに、戦国武将としての人生が始まった「出発の地」とも言える場所です。

境内には元親の銅像が建てられ、訪れる人々を静かに見守っています。社殿は独特の「出蜻蛉(でとんぼ)式建築」と呼ばれる形式で、屋根の棟が少しせり出した形が特徴です。建築様式にも古くからの伝統が息づいており、戦国時代の信仰のあり方を現代に伝えています。

アクセスも便利で、高知市中心部から車で15分ほど。周囲には浦戸湾や桂浜といった観光名所も近く、歴史と自然を同時に楽しむルートに組み込むのに最適です。

ひろめ市場で味わう「鰹のたたき」と銘酒の夜

旅の最後に欠かせないのが、ひろめ市場(高知市帯屋町2-3-1)。ここは地元の味覚と人情が詰まった屋台村で、約60店舗が並ぶ食のワンダーランドです。高知県を代表する名物「藁焼き鰹のたたき」は、この市場を訪れるすべての人に食べてほしい一品。

藁の炎で一気に炙り、表面を香ばしく、中はレアに仕上げた鰹を厚切りにして提供するのが高知流。塩で食べる「塩たたき」は、素材の旨みを最大限に引き出す食べ方として全国に広まりました。食べる直前にかける柚子酢の爽やかな香りが、さらに食欲をそそります。
また、地元の銘酒「司牡丹」「酔鯨」「土佐鶴」などと合わせて味わえば、まさに“土佐の夜”を満喫できます。

市場内はオープンスタイルで、好きな店で料理を買い、中央のテーブルで食べるシステム。観光客だけでなく地元の常連客も多く、隣り合わせになった人と自然に会話が弾むのも魅力の一つです。浜野謙太さんもこの市場を訪れ、地元の人々と触れ合いながらグルメを堪能する様子が放送される見込みです。

モデルコースで楽しむ高知の歴史と味

午前中は南国市の岡豊城跡で長宗我部家の歴史を体感。城跡を歩きながら、元親が見た風景に思いを馳せましょう。
昼前には高知県立歴史民俗資料館を見学し、戦国時代の展示をじっくりと鑑賞。
午後は若宮八幡宮で参拝し、戦国の祈りの空気を感じます。
そして夜は高知市の中心・ひろめ市場で地元グルメを堪能。旅の締めくくりに、地酒とカツオで乾杯するのがおすすめです。

宿泊はアクセスの良い高知市内か、桂浜に近い海辺の宿が便利です。翌日は桂浜の坂本龍馬像を訪ねたり、浦戸湾の遊覧船で夕日を眺めたりと、歴史と自然を組み合わせた2日間の旅を楽しめます。

まとめ

この記事のポイントは次の3つです。
・長宗我部元親の出発点である岡豊城跡と、歴史を伝える高知県立歴史民俗資料館
・初陣の祈りを捧げた若宮八幡宮で戦国の息づかいを感じる
・夜はひろめ市場で「鰹のたたき」と地酒を満喫し、土佐の人情に触れる

この旅は、単なる観光ではなく、戦国の歴史と現代の高知らしさをつなぐ“時間の旅”です。
歴史好きもグルメ派も満足できるこの高知の旅——あなたも一度、長宗我部元親の足跡をたどりに訪れてみてはいかがでしょうか。

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