1枚の絵に4人の顔を潜ませる現役美学生のカムフラージュアート
『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!(お宝ザクザク!?開かずの金庫&神ワザ!かけつぎ職人に密着)(2026年8月21日)』に登場するのが、カムフラージュアートを制作する現役美学生です。一見すると普通の似顔絵なのに、よく見ると別の人物の顔が潜んでいる作品を制作。今回は1枚の似顔絵に4人の顔を組み込んだ作品と、その独特な制作技法が披露されます。
この記事でわかること
- 現役美学生が制作するカムフラージュアートの特徴
- 1枚の似顔絵に4人の顔を潜ませる表現
- 隠された顔を成立させる制作技法の面白さ
- 作品を見るときに注目したいポイント
※放送後詳しい内容が分かり次第追記します。
1枚の似顔絵に4人の顔を潜ませる現役美学生
今回登場するのは、カムフラージュアーティストとして作品を制作している現役美学生です。
大きな特徴は、1枚の絵を単純な似顔絵として完成させるのではなく、その中へ別の人物の顔を隠していること。
紹介される作品には、似顔絵の中に4人の顔が潜んでいます。最初に目に入る絵と、じっくり探したときに見えてくる絵が共存していることが、この作品の面白さです。
「絵が上手な美学生」というだけではなく、見る側が参加して初めて完成するような仕掛けを作品に取り入れている点が大きな特徴といえます。
隠し絵のように別の像を潜ませるカムフラージュアート
ここで使われている「カムフラージュ」という言葉は、もともと周囲へ溶け込ませて目立たなくするという意味があります。
今回の作品も、4人の顔をそのまま並べて描くものではありません。
一見しただけでは別の絵として見える場所へ、人間の顔として認識できる形を溶け込ませています。公式の紹介でも「こだわり技法の隠し絵」と表現されています。
普通の似顔絵なら「どれだけ本人に似ているか」に目が向きますが、この作品ではそこにもう1つ、
「どこに別の顔が隠れているのか」
という楽しみが加わります。
最初は見つけられなかった顔が、いったん気づくと急にはっきり見えてくる。その発見そのものが作品鑑賞の一部になっています。
4人の顔を自然に潜ませる構成が作品の見どころ
4人の顔を隠す作品で難しいのは、単に顔らしい線を4つ描けばよいわけではないことです。
それぞれの目、鼻、口、顔の輪郭として認識できる形を残しながら、絵全体としても不自然にならないよう組み合わせる必要があります。
ここがカムフラージュアートを見るうえで面白いところです。
最初から「ここに顔がある」と教えられて見る場合と、何も知らずに1枚の絵として見る場合では、同じ作品でも受け取る印象が変わります。
今回の作品では「4人」と人数まで示されているため、1人目を見つけて終わりではありません。
2人目、3人目、そして最後の1人まで探す。
まるで絵の中に仕掛けられたパズルを解くように鑑賞できることが、この表現ならではの魅力です。
全体と細部を行き来すると隠された顔が見えてくる
こうした隠し絵を見るときは、1か所だけを凝視するより、絵全体と細かな部分を交互に見ると楽しみやすくなります。
最初は1枚の似顔絵として眺め、その後で輪郭や目のように見える部分を探していく。
すると、それまで背景や模様の一部にしか見えなかった形が、突然「顔」としてつながって見える瞬間があります。
今回の企画自体も「あなたは見抜ける!?」という形で、視聴者が4人の顔を探すことを前提に構成されています。
完成作品を見るだけでなく、見る人自身が答えを探せることが、通常の似顔絵とは大きく違うところです。
スマートフォンなど小さな画面で見る場合も、一度画面全体を見た後に細部へ目を移すと、最初とは違った形が見えてくるのが面白いところでしょう。
複数の顔を成立させる「こだわり技法」が作品の核
さらに興味深いのが、完成作品だけでなく制作技法そのものが取り上げられる点です。
公式情報では、4人の顔を潜ませた作品とともに「こだわり技法」が紹介されることが予告されています。
隠し絵の場合、完成後に顔が見つかればよいだけではありません。
本来描きたい絵を壊さず、その中に別の像を成立させる必要があります。
例えば1本の線を、
- メインの絵では輪郭として見せる
- 隠された人物では顔の一部分として利用する
といったように、1つの形へ複数の役割を持たせることが作品を成立させる重要な考え方になります。
4人分となれば、構図を作る段階から複数の顔の位置関係を考えなければなりません。
完成品だけを見ると「よく思いついたな」と感じる作品でも、その裏側には何度も位置や形を調整する設計があることがうかがえます。
美術を学びながら独自の表現を磨く現在
作者が現役の美学生であることも、この作品を興味深くしているポイントです。
すでに完成されたベテラン作家の作品ではなく、美術を学びながら自分ならではの表現を作っている途中にあります。
絵画やイラストでは、画力だけでなく「その人の作品だと分かる表現」をどう作るかも重要になります。
その中で、
1枚の絵に別の顔を潜ませる
という仕掛けは、作品を見た人が誰かに見せたくなる強さがあります。
「この中に4人いる」と言われれば、自分でも探したくなる。そして見つけたら、今度は別の人にも試してもらいたくなる。
見るだけで終わらず、作品を介して人同士の会話が生まれる表現になっているところも印象的です。
20周年の「同級生プロジェクト」で披露する作品
この現役美学生が登場するのは、番組20周年に合わせた「同級生プロジェクト」です。
8月21日回では独立した企画としてカムフラージュアートが取り上げられ、似顔絵に潜む4人の顔と制作技法が紹介されます。
ここで作品を見る際に注目したいのは、最終的に4人を見つけられるかだけではありません。
最初に何が見え、顔の存在を知った後に絵がどう見え直すのかです。
同じ線や形なのに、それまでとは違う意味を持って見える。
カムフラージュアートの面白さは、作者が描いたものだけでなく、見る側の「気づき」によって作品の印象が変化するところにあります。
カムフラージュアートは「探す楽しさ」まで作品になる
似顔絵には、人物の特徴や表情を1枚に表現する面白さがあります。
そこへ隠し絵の要素を組み合わせた今回の作品では、さらに「探す」という体験が加わります。
一度4人すべてを見つけても、その後で最初の似顔絵へ目を戻すと、今度は隠された顔の存在を知った状態で見ることになります。
つまり同じ作品を、
最初に見る
→ 顔を探す
→ 見つける
→ もう一度全体を見る
という順番で何度も楽しめるわけです。
現役美学生が取り組むカムフラージュアートは、単なる「だまし絵」ではなく、1枚の中へ複数の見方を作る表現です。
特に今回のように4人の顔を同時に成立させる作品では、「どこに隠れているのか」と「どうやって描いたのか」の両方が気になります。
完成作品を見た瞬間の驚きだけでなく、その仕掛けを知った後でもう一度見たくなること。それこそが、このカムフラージュアートの大きな魅力です。


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