記事内には広告が含まれています。

麻田弘潤は極楽寺住職で消しゴムはんこ作家!中越地震と東日本大震災から生まれた仏教作品|めざましテレビ キラビト!

アーティスト・職人

麻田弘潤さんは住職と消しゴムはんこ作家の2つの顔を持つ

2026年9月25日放送の『めざましテレビ』「キラビト!」に登場するのは、仏さまやお地蔵さまをモチーフにした「消しゴムはんこ」を制作する麻田弘潤(あさだ・こうじゅん)さんです。9月24日18時50分に番組公式Xから翌日の新しい予告が公開されました。

麻田さんのもう1つの顔は、新潟県小千谷市にある浄土真宗本願寺派・極楽寺の住職です。

単に「お坊さんが趣味ではんこを作っている」のではありません。新潟県中越地震で寺も被災し、その後の東日本大震災でのボランティア活動を経て、消しゴムはんこと仏教を組み合わせた活動を全国へ広げてきました。

2025年には単著『僧侶がつくる癒しの消しゴムはんこ』を出版。2026年には『極楽寺のお坊さん式 こころのストレッチ108つ。』も刊行され、消しゴムはんこを入口に仏教を身近に伝える活動を続けています。

この記事でわかること

  • 麻田弘潤さんが住職と消しゴムはんこ作家になった経緯
  • 新潟県中越地震が人生の転機になった理由
  • 東日本大震災のボランティアから「消しゴム仏はんこ。」へつながった経緯
  • 麻田さんの作品や本を実際に楽しむ方法

麻田弘潤さんは新潟県小千谷市・極楽寺の住職

出典:麻田弘潤さん公式Instagram「僧侶と消しゴムハンコ」

麻田弘潤さんは1976年、新潟県小千谷市にある浄土真宗本願寺派の寺院「極楽寺」に生まれました。

現在は極楽寺の住職を務める一方、消しゴムはんこ作家としても活動しています。仏像やお地蔵さま、蓮、雲、鳳凰、龍など、仏教と関係するモチーフを親しみやすい図柄へ変え、消しゴムへ彫り込んでいます。

その作品は仏教の厳かなイメージをそのまま小さく再現するものではありません。

丸みのあるお地蔵さまや、思わず表情が緩むような仏さまなど、初めて見る人でも近づきやすいデザインが大きな特徴です。

「キラビト!」では、こうした仏教をモチーフにした作品と、細かな図柄を彫り上げる麻田さんの手仕事が紹介されます。

麻田弘潤さんの転機は新潟県中越地震だった

麻田さんの人生を大きく変えた出来事が、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震です。

小千谷市も大きな被害を受け、極楽寺も被災しました。

麻田さんはその経験をきっかけに、地域の仲間たちと復興イベント**「極楽パンチ」**を始めます。

極楽寺の境内を会場として、エコをテーマにしたマーケットや本堂でのライブなどを開催。寺を法事や葬儀だけで訪れる場所ではなく、人が集まる場所として開いていきました。

現在の麻田さんの活動を知るうえで、この経験は重要です。

消しゴムはんこだけを切り取ると珍しい特技を持つ住職に見えますが、その背景には、震災を経験して「寺で何ができるのか」と向き合ってきた長い時間があります。

東日本大震災のボランティアが消しゴムはんことの出会いにつながった

さらに大きな転機になったのが、2011年の東日本大震災でした。

麻田さんは被災地でボランティア活動に参加。その中で出会ったのが、消しゴムはんこ作家の津久井智子さんです。

この出会いから、麻田さんの「僧侶」と「消しゴムはんこ」という一見離れている2つの活動が結びついていきます。

2人はやがて、仏教と消しゴムはんこを組み合わせたユニット**「諸行無常ズ」**として活動。

仏さまを彫るだけではなく、消しゴムはんこ作りを楽しみながら仏教の考え方にも触れられるワークショップを全国各地で開催するようになりました。

2016年には共著『消しゴム仏はんこ。』、2017年には『消しゴム仏はんこ。でごあいさつ』を出版しています。

「諸行無常ズ」は消しゴムはんこと法話を組み合わせた

「諸行無常ズ」の特徴は、単なるクラフトユニットではないことです。

消しゴムはんこを彫る体験と、麻田さんによる仏教の話を組み合わせています。

例えば仏像、菩薩、観音、花や木などを題材にしながら、それぞれのモチーフに関係する仏教の考え方にも触れていきます。

難しい専門用語から仏教へ入るのではなく、まず自分の手で彫って、押して、作品を楽しむ。

その体験を入口として仏教との距離を縮めるのが、麻田さんの活動です。

2025年には麻田弘潤さん単独の消しゴムはんこ本を出版

麻田さんの作品を自宅で楽しみたい人には、実際に図案を見ながら作れる本があります。

2025年4月8日にブティック社から発売されたのが、**『僧侶がつくる癒しの消しゴムはんこ ほっこり仏さまから手帳に使えるデザインまで』**です。

  • 著者:麻田弘潤
  • 発売日:2025年4月8日
  • 定価:1,650円(税込)
  • 判型:A5判
  • ページ数:72ページ
  • ISBN:978-4-8347-8627-9

お地蔵さまや仏さまだけでなく、雲や蓮、手紙に使える図案、手帳用の小さな図案、さらに鳳凰や龍といった難易度の高い図案まで掲載されています。

仏教についての簡単な解説も収録されているため、「はんこの図案集」と「仏教への入口」が1冊になっているのも麻田さんらしいところです。

消しゴムはんこから「こころのストレッチ」へ活動が広がった

麻田さんの表現は、消しゴムはんこだけにとどまりません。

2026年には『極楽寺のお坊さん式 こころのストレッチ108つ。』も刊行されています。

仏教の考え方を、現代の生活の中で受け取りやすい言葉や漫画、イラストで紹介する内容で、電子書籍版では全ページがカラー化されています。

「諸行無常」「諸法無我」「一切皆苦」「少欲知足」といった言葉も扱いますが、難しい教義の説明だけにするのではなく、日々の悩みや人間関係などと結びつけています。

消しゴムはんこで仏さまを身近にする活動から、仏教の考え方そのものを日常へ届ける活動へと広がっています。

ARを使った「極楽浄土AR」も開発

麻田さんの活動で興味深いのが、伝統的な寺院と新しい技術を組み合わせていることです。

2019年には、iPadを利用した**「極楽浄土AR」**を開発しました。

寺院の内陣に表現されている極楽浄土のモチーフをAR(拡張現実)によって体験する試みで、麻田さん自身が「新しい仏具」という発想で制作しています。

消しゴムという非常に身近な素材を使う一方で、ARのようなデジタル技術も取り入れる。

方法は違っても、「仏教をどうすれば現代の人に身近に感じてもらえるか」という方向は共通しています。

消しゴムはんこ作品は公式Instagramで見られる

麻田さんは「僧侶と消しゴムハンコ」としてInstagramでも作品を発信しています。

仏さま、お地蔵さま、季節のモチーフなど、実際に彫った消しゴムはんこ作品を見ることができます。

番組を見て「ほかにはどんな作品を作っているのだろう」と気になった場合は、作品そのものを確認できる場所です。

また、『僧侶がつくる癒しの消しゴムはんこ』はブティック社の公式ページから紙版・電子版の取扱先を確認できます。

麻田弘潤さんのまとめ

麻田弘潤さんは、新潟県小千谷市にある浄土真宗本願寺派・極楽寺の住職であり、仏教をモチーフにした消しゴムはんこを制作する作家です。

その活動の背景には、新潟県中越地震での被災があります。

復興イベント「極楽パンチ」を始め、さらに東日本大震災のボランティア活動で消しゴムはんこ作家・津久井智子さんと出会ったことから、仏教と消しゴムはんこを組み合わせた活動へ進みました。

現在では全国でのワークショップ、書籍出版、さらにはARを使った仏教体験まで活動を拡大しています。

2026年9月25日の『めざましテレビ』「キラビト!」で紹介される小さな消しゴムはんこの向こうには、震災を経験した住職が「仏教をもっと身近に伝える方法」を模索し続けてきた20年以上の歩みがあります。

参考リンク

おすすめ関連商品

コメント

タイトルとURLをコピーしました