診断名だけを追わず症状の改善を目指す内科医
「TVシンポジウム 見えない不調が問いかける『治す』からウェルビーイングへ」(2026年9月6日放送)に出演する國松淳和医師は、不明熱や診断のつかない症状の診療で知られる内科医です。
現在の勤務先、これまでの経歴、診療で重視する会話、南多摩病院の外来を希望する場合の予約方法と費用をまとめます。
この記事でわかること
- 國松淳和医師の勤務先と専門分野
- 膠原病科から総合診療へ進んだ経歴
- 原因不明の不調に対する診療方法
- 南多摩病院の予約条件と相談料金
國松淳和医師は南多摩病院の総合内科・膠原病内科部長

出典:南多摩病院・総合内科
國松淳和医師は、東京都八王子市にある南多摩病院の総合内科・膠原病内科部長です。日本内科学会総合内科専門医と日本リウマチ学会リウマチ専門医の資格を持っています。
主な専門分野は次のとおりです。
- 一般内科
- 不明熱、不明炎症
- 膠原病、リウマチ性疾患
- 自己炎症性疾患
- 診断名を特定しにくい身体症状
2003年に日本医科大学を卒業後、同大学付属病院第二内科で研修。国立国際医療センター膠原病科、国府台病院内科・リウマチ科、国立国際医療研究センター総合診療科を経て、2018年から南多摩病院で診療しています。
専門疾患を深く診る膠原病科と、臓器を限定せずに全体を診る総合診療科の両方を経験してきたことが、現在の診療につながっています。
診断名より症状を改善する道筋を優先する
國松医師の外来には、複数の医療機関で検査を受けても診断名がつかなかった患者が多く訪れます。
國松医師が重視しているのは、珍しい病名を探し続けることだけではありません。診断名の定義に当てはまらなくても、症状が出る要因を整理し、実行可能な治療を提案することです。
番組のもとになったフォーラムでは、長期間にわたり発熱を繰り返し、休職していた患者の事例が紹介されました。國松医師は検査結果だけでなく経過を詳しく聞き、一般的な発熱とは異なる体温調節の問題を検討。治療後は外出の機会が増え、職場復帰につながったとされています。
これはすべての発熱に当てはまる治療法ではなく、個別の診察から導かれた一事例です。原因不明の発熱には感染症、悪性疾患、膠原病などが隠れている可能性もあるため、十分な精査が前提になります。
起床から就寝までの1日を聞く理由
國松医師の初診では、起床時間、朝食、仕事、運動、飲酒、家族との過ごし方、就寝時間など、1日の流れを詳しく確認します。
その会話から、一般的な問診票だけでは見えにくい情報が得られるからです。
例えば眠れない人が「朝5時に起きて家族の弁当を作らなければならない」と考えている場合、睡眠薬を選ぶだけでは問題を十分に解決できません。家事の分担や本人が自分に課している役割まで整理する必要があります。
食事を抜いている、勤務時間が不規則、介護で休めない、症状への不安から外出を避けているなど、生活の中には症状を長引かせる要素があります。國松医師はこうした情報を集め、身体疾患の治療と生活調整を組み合わせます。
医書の執筆でも原因不明の症状を扱っている
國松医師は臨床のかたわら、医師向けの書籍を数多く執筆しています。
代表的なテーマは、不定愁訴、不明熱、内科診断、仮病と誤解されやすい症状などです。単純な診断テクニックだけではなく、診断名がつかない患者を医療者がどのように受け止めるかを言語化している点が特徴です。
一般読者向けには、医師が診察中に患者の話や動作から何を読み取っているかを紹介した『医者は患者の何をみているか プロ診断医の思考』があります。
実用情報|國松医師の外来予約と相談料金
南多摩病院の公式案内では、國松医師の初回外来は完全予約制です。掲載時点の条件は次のとおりです。
- 初回は原則として全額自費のセカンドオピニオン外来
- 相談料金は30分まで1万6,500円
- 30分超60分までは3万3,000円
- 初回面談では原則として検査や処方を実施しない
- 定期通院を前提とした相談が推奨されている
- 近隣在住者は診療内容により保険診療になる場合がある
- まず診療情報提供書を医療機関から送付する
- 不明熱は他院ですでに十分な精査を受けていることが条件
予約・問い合わせ先は南多摩病院医療連携課、電話番号は042-663-0111です。受付時間は平日の8時30分から17時まで。病院の所在地は東京都八王子市散田町3丁目10番1号です。
料金や受付条件は変更される可能性があるため、受診前に必ず公式案内を確認してください。一般的な初診外来とは異なり、予約なしで直接訪れて診察を受ける仕組みではありません。
まとめ
國松淳和医師は、膠原病診療と総合診療の経験を生かし、不明熱や診断名を特定しにくい症状を診ている内科医です。
病名をつけることだけをゴールにせず、患者の1日の生活まで聞き取り、症状を悪化させている要因を整理する点に診療の特徴があります。南多摩病院の専門外来は完全予約制で、初回は原則自費となるため、公式の手順を確認したうえで申し込む必要があります。
参考リンク


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