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加納良一・佳織夫妻「ぱんはな家」34匹の保護犬とバリ島で暮らす理由|グッと!地球便

人物

バリ島で34匹と暮らす加納良一・佳織夫妻

2026年9月20日放送の読売テレビ『グッと!地球便』では、インドネシア・バリ島で動物保護を続ける加納良一さん(49)と妻・佳織さん(43)が登場します。現在、夫妻が一つ屋根の下で暮らしているのは、なんと34匹の元保護犬たちです。夫妻は最初から大勢の犬を飼うつもりでバリ島へ渡ったわけではありません。2016年、自宅へ迷い込んできた皮膚病で痩せた1匹の子犬との出会いから、人生が大きく変わりました。

「ぱんはな家」の名前でSNSから発信される賑やかな日常の裏では、治療が必要な犬猫の保護や里親探し、避妊去勢、給餌などの活動が続けられています。2026年には、人間を怖がっていた保護犬「たろ」が心を開いていく動画が1700万回を超えて再生され、大きな反響を呼びました。

この記事でわかること

  • 加納良一・佳織夫妻が保護犬と暮らし始めたきっかけ
  • 「ぱんはな家」として続けている犬猫の保護活動
  • 家族が34匹まで増えていった経緯
  • 1700万回再生された保護犬「たろ」の動画

2016年に1匹の犬を保護したことが始まり

公式動画:ぱんはな家公式YouTube「先日捨てられた4匹の仔犬とお兄ちゃんお姉ちゃんの初対面」

加納夫妻がバリ島へ移ったのは2015年9月です。それ以前は夫婦でシンガポールに暮らしており、バリ島へ移住した当初は動物保護を始める計画があったわけではありません。

『グッと!地球便』によると、良一さんは多忙な仕事で疲れた心身を癒やすためにバリ島へやってきました。しかも夫妻とも、それまで動物と一緒に暮らした経験はありませんでした。

転機となったのが、移住から半年ほどたった2016年3月です。

良一さんが自宅の駐車場で洗車をしていると、ガリガリに痩せ、皮膚病で体がボロボロになった子犬がふらりと入ってきました。

佳織さんはその犬を家の中へ迎え、翌日に病院へ連れていくことにします。それまで犬との縁がなかった佳織さんの行動に、良一さん自身も驚いたといいます。

この1匹との出会いを境に、夫妻はバリ島で暮らす犬たちへ目を向けるようになりました。

最初から「保護活動家になろう」と決めたのではなく、目の前に助けを必要とする犬が現れたことが、現在まで続く活動の始まりだったのです。

「ぱんはな家」として発信する保護犬との生活

夫妻は現在、「ぱんはな家」の名前でInstagramやYouTubeから日常を発信しています。

公式YouTubeでは、自分たちの活動について、

  • 保護した犬猫の治療
  • 新しい飼い主への譲渡
  • 地域で暮らす犬猫への避妊去勢
  • 捨てられた犬への給餌
  • 病気やけがをした犬猫への投薬

などを続けていると紹介しています。

発信しているのは、深刻な保護活動の場面だけではありません。

たくさんの犬たちが庭を駆け回ったり、食事をしたり、夫妻へ甘えたりする日常も「ぱんはな家」の大きな魅力です。

34匹との生活は、朝から犬中心で動きます。

佳織さんが2025年の取材で明かした1日の基本的な流れは、トイレ、散歩、朝ごはん、昼寝、庭遊び、夜ごはん、歯磨き、就寝。朝の散歩では、当時、脳障害がある犬と子犬を除いた32匹を3組に分け、それぞれ約40分ずつ歩いていました。

良一さんは仕事へ出かけ、佳織さんは家事をこなしながら犬たちの世話を続けます。

いわゆる「たくさんの犬を飼っている家」というより、日々の生活そのものが犬たちを中心に組み立てられている大家族です。

34匹まで家族が増えた経緯

最初の1匹を迎えたあと、夫妻は2カ月ほどして2匹目の犬を保護しました。

しかし、最初に迎えた犬は保護から約8カ月後に突然亡くなります。

深い悲しみが続くなか、ある日、散歩中に最初の犬によく似た毛色で、同じように痩せて体が傷んだ犬と出会いました。

夫妻はその犬を保護します。

さらに翌日には、自宅の駐車場へノミだらけの子犬が投げ込まれました。次々と助けが必要な犬に出会う中で、夫妻は「自分たちにできること」を少しずつ始めていきました。

その後も、路上や自宅周辺などで保護を必要とする犬たちとの出会いが続きます。

もちろん、本来なら治療した後に新しい飼い主へつなげることができれば、さらに別の犬を助けられます。

ところが佳織さんは、バリ島では外を歩けば保護を必要とする犬に出会うほど犬が多く、里親への譲渡も非常に難しいと説明しています。結果として、そのまま夫妻の家族になった犬たちも増えていきました。

2021年の公式YouTubeでは21匹、2024年には33匹との生活が紹介され、現在は『グッと!地球便』公式予告でも34匹の元保護犬と暮らしていることが確認されています。

34匹という数字だけを見ると驚かされます。

しかし、その一匹一匹の背景をたどると、夫妻が最初から数を増やしていったわけではなく、目の前に現れた命へ対応していった積み重ねだったことが分かります。

バリ島で続ける犬猫の保護活動

バリ島は観光地として世界的に知られていますが、犬を取り巻く環境には日本とは異なる面があります。

佳織さんは2026年の取材で、バリ島では飼い犬の多くが放し飼いにされており、観光客には野良犬に見える犬でも実際には飼い主がいるケースがあると説明しています。

一方で、皮膚病やけがをしていても十分なケアを受けられなかったり、捨てられたりする犬もいるといいます。『グッと!地球便』も、バリ島では野犬の問題が深刻であることを今回の放送テーマとして紹介しています。

だからこそ夫妻が力を入れているのは、保護した犬を自宅へ迎えることだけではありません。

犬猫の治療、新しい飼い主への譲渡、地域で暮らす犬猫への避妊去勢、給餌や投薬など、犬猫が置かれる環境そのものを少しずつ変える活動を続けています。

夫妻が大切にしている考え方の1つが、「保護することだけをゴールにしない」ということです。

助けを必要とする犬や猫を次々と救い続けなければならない状態ではなく、そもそも助けを必要とする命が生まれない環境を目指す。そのために「できることをできる範囲で」行動する仲間を増やしていくことを目標に掲げています。

34匹との暮らしは、夫妻が行っている活動の一部にすぎないのです。

SNS動画が1700万回再生された反響

「ぱんはな家」の活動を広く知られるきっかけの1つとなったのが、保護犬「たろ」の動画です。

たろは、夫妻の自宅近くにある深い旧用水路で見つかりました。

近くには空の米袋があり、保護された当時は皮膚の状態が悪く、人間に対して非常に強い警戒心を示していました。生後2カ月ほどとみられ、治療も必要だったため夫妻が保護しました。

当初は、人が触ろうとすると唸り、話しかけても顔をそむけるほど緊張していたたろ。

それでも食事を与え、体をきれいにし、ほかの犬たちと過ごすうちに少しずつ環境へなじんでいきました。

そして、これまで人に触られることを嫌がっていたたろが良一さんに体を撫でられ、自分から近づいていく瞬間が撮影されます。

その動画はInstagramで大きな反響を呼び、2026年4月時点で1710万回を超える再生を記録しました。

ただかわいい犬の動画として広まったのではなく、人間を怖がっていた犬が安心できる場所を得て、表情まで変わっていく過程が映っていたことが、多くの人の心を動かしました。

夫妻はSNSを通じ、34匹との楽しい暮らしと同時に、こうした犬たちがバリ島で置かれている現実も伝え続けています。

夫婦が34匹の犬とバリ島で暮らし続ける理由

加納夫妻は、犬を保護するためにバリ島へ移住したわけではありません。

2015年にバリ島へ渡り、翌2016年に偶然1匹の犬と出会ったことがすべての始まりでした。

その1匹を助けたことで、今まで見えていなかったバリ島の犬猫を取り巻く現実が見えるようになり、次の1匹、その次の1匹へと行動がつながっていきました。

佳織さんは、34匹との生活で何をするにも「この子たちにとってどうか」を考えると語っています。

犬たちが伸び伸び過ごし、愛情を感じながら、「幸せ」「楽しい」「居心地がいい」と感じられる環境を作ること。それが夫妻が現在の暮らしで大切にしていることです。

そして保護活動についても、すべての犬を自分たちだけで救うという考えではありません。

一人ひとりができる範囲で行動する人を増やし、保護を必要とする犬猫そのものを減らしていくことを目指しています。

34匹という大所帯になった背景には、1匹との偶然の出会いから始まった約10年間の積み重ねがありました。

まとめ

加納良一さんと佳織さん夫妻は、インドネシア・バリ島で34匹の元保護犬と暮らしながら、犬猫の保護活動を続けています。

始まりは2016年3月。自宅へ迷い込んできた、ガリガリに痩せて皮膚病を抱えた1匹の子犬でした。動物と暮らした経験すらなかった夫妻ですが、その出会いをきっかけに路上の犬猫へ目を向けるようになり、治療や里親探し、避妊去勢、給餌などへ活動を広げていきました。

現在は「ぱんはな家」としてSNSから34匹との生活を発信。保護犬たろが人間へ心を開いた瞬間を捉えた動画は、2026年4月時点で1710万回を超えて再生されています。

2026年9月20日の『グッと!地球便』では、そんな良一さんと兵庫県に暮らす母がつながります。多忙な生活から離れるために渡ったバリ島で34匹の犬と家族になり、動物たちの現状を変えようと行動を続ける息子へ、母がどんな思いを届けるのかが今回の物語の中心です。

参考リンク

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