霞ヶ浦高校の角森未岬・實松莉歩ペアがアジア大会日本代表に
2026年9月25日放送の『THE TIME,』「全国!中高生ニュース」に登場するのは、霞ヶ浦高校ヨット部の角森未岬(つのもり みさき)さんと實松莉歩(さねまつ りほ)さんです。
2人は2026年愛知・名古屋アジア競技大会のセーリング競技「男女混合ユースディンギー420級」に出場する日本代表。国内の代表選考を勝ち抜き、同種目の日本代表としてアジアの頂点を目指します。
しかも角森さんと實松さんは、ともに霞ヶ浦高校に在学する高校生。アジア大会のセーリング日本代表には社会人や大学生も並ぶ中、同じ高校から男女ペアで日の丸を背負う注目の2人です。
この記事でわかること
- 角森未岬さん・實松莉歩さんが出場するアジア大会の種目
- 2人が日本代表に決まるまでの代表選考
- 420級セーリングで男女2人が担う役割
- アジア大会セーリングの会場と競技日程
角森未岬・實松莉歩ペアは420級でアジア大会代表に内定

公式X:THE TIME,「全国!中高生ニュース」9月25日放送予告
角森未岬さんと實松莉歩さんは、茨城県の霞ヶ浦高校ヨット部に所属しています。
角森さんは2026年度の関東高校大会時点で2年生、實松さんは3年生。学校の大会では角森さんが男子420級、實松さんが女子420級にそれぞれ出場しています。
しかしアジア大会で2人が挑む420級は男女混合のユース種目です。
その日本代表を決める選考で、角森さんと實松さんがペアを組みました。
最終的に2026年5月の「Lypo-C 江の島ウィーク2026」で420級を制し、アジア大会日本代表に内定しています。
代表への第一関門でも角森・實松ペアが1位
2人がいきなり代表になったわけではありません。
2026年5月3日から4日に鳥取県境港市で行われた「JOCジュニアオリンピックカップ」では、アジア大会ユース種目の第1次選考が実施されました。
420男女には9艇が参加。
結果は、
- 1位:角森未岬・實松莉歩/霞ヶ浦高校
- 2位:山本汐穏・井口梨沙/鳥取県セーリング連盟
- 3位:福島笑莉・山住愛翔/津工業高校
となり、角森・實松ペアが最初の代表選考からトップに立ちました。
この大会は雨や強風にも見舞われ、瞬間的には30ノットに達する厳しいコンディションもありました。
セーリングでは単純な艇の速さだけでなく、刻々と変化する風向や強さを読み、どこを走るかを判断する力が求められます。
江の島ウィーク優勝でアジア大会代表を決めた
代表選考の大きな勝負となったのが、5月に神奈川県で開催された「Lypo-C 江の島ウィーク2026」です。
国内外から412艇、686人が参加した大会で、アジア大会のユース種目についても代表選考が行われました。
角森・實松ペアは420級で優勝し、愛知・名古屋2026アジア競技大会の日本代表に内定しました。
2人は軽量ペアで、強風では苦戦する部分がある一方、スタートで前へ出て新鮮な風をつかむことを意識してレースを展開しています。
セーリングでは先行艇の後方に入ると風が乱れ、スピードを失うことがあります。
そのためスタート直後から良い風をつかみ、自由にコースを選択できる位置へ出ることが重要になります。
2人が代表決定後に挙げた課題も、スタートから確実に良い風をつかめる状態を作ることでした。
角森未岬は中学生時代から世界選手権を経験
角森未岬さんは高校から突然頭角を現した選手ではありません。
中学生時代には、1人乗りの小型ヨット「オプティミスト級」で国内トップクラスの選手として活動していました。
2023年にはナショナルチームに選ばれ、スペインで開催された世界選手権へ出場。2024年にはアルゼンチンで開催されたオプティミスト級世界選手権にも日本代表5人の1人として出場しています。
その後、霞ヶ浦高校へ進学して420級へ。
2026年6月の関東高等学校総合体育大会では、浅野悠真さんとのペアで男子420級を制しています。
1人で操るヨットから2人乗りの420級へ移っても、全国レベルで結果を残している選手です。
實松莉歩は霞ヶ浦高校女子420級の中心選手
實松莉歩さんも霞ヶ浦高校ヨット部で全国レベルの経験を積んできました。
2024年の全国高校総体では、鈴木しおんさんとのペアで女子420級2位。霞ヶ浦高校は男子420級優勝、女子420級2位、男子コンバインド優勝という成績を残しています。
2025年の関東高校ヨット選手権でも鈴木さんとのペアで女子420級優勝。
さらに2026年6月の関東高校大会では井坂文菜さんと組み、再び女子420級を制しました。
つまり角森さんと實松さんは、アジア大会のためだけに組まれた初心者同士のペアではありません。
それぞれが霞ヶ浦高校の男子・女子420級でトップクラスの成績を持ち、その2人が男女混合の日本代表ペアを組んでいます。
420級は2人で操る全長4.2mのヨット
2人が乗る「420級」は、その名称の通り艇体の全長が約4.2mある2人乗りのディンギーヨットです。
2人は同じ艇に乗りますが、それぞれ異なる役割を担います。
艇の進行方向をコントロールしながらメインセールなどを扱う選手と、身体を艇の外側へ大きく出してバランスを取りながらセールを調整する選手が連携します。
強い風が吹けば、艇は大きく傾きます。
そこで2人が体重移動しながら艇を起こし、セールに受ける風を推進力へ変えていきます。
速く走るだけでなく、風向、波、ライバル艇の位置を見ながらコースを組み立てる必要があるため、2人の判断と呼吸が大きく結果を左右します。
霞ヶ浦高校ヨット部は2026年インターハイ男子団体でも日本一
2人が所属する霞ヶ浦高校は、全国でも有力なヨット部を持つ学校です。
2026年8月に和歌山セーリングセンターで行われた全国高校総体では、男子コンバインドで霞ヶ浦高校が優勝しました。
2024年の全国高校総体でも男子コンバインドで優勝し、この時点で4連覇を達成しています。
角森さんと實松さんは、こうした全国トップクラスの環境で競技を続けてきました。
学校の大会では男子・女子それぞれの420級で戦い、アジア大会では男女混合ペアとして日本代表になるという珍しい組み合わせです。
アジア大会セーリングは愛知県蒲郡市で開催
角森・實松ペアにとって、今回のアジア大会は海外遠征ではありません。
セーリング競技の会場は愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーです。
海陽ヨットハーバーは三河湾に面した国内有数のセーリング施設で、2017年には日本初のセーリングワールドカップも開催されています。
愛知・名古屋2026大会のセーリング競技は9月26日から10月3日まで。
420級ユース混合は9月27日から競技が始まり、複数日にわたってレースが行われます。
セーリングは1回のレースだけで勝敗を決める競技ではありません。
各レースの順位に応じて得点が加算され、原則として合計得点が低い選手・チームほど上位になります。
風や波の条件が毎日変化する中で、安定して上位へ入る力が必要です。
現地観戦は竹島ふ頭から観覧艇に乗船
アジア大会でセーリングを現地観戦する場合は注意点があります。
観客は海陽ヨットハーバーから直接観覧艇へ乗るのではなく、竹島ふ頭が観客用乗船場となっています。
- 観客用乗船場:竹島ふ頭
- 所在地:愛知県蒲郡市松原町937
- 午前便:11時出港
- 午後便:13時30分出港
競技は観覧艇に乗り、海上から観戦する方式です。
海陽ヨットハーバーへ直接向かっても観覧艇には乗れないため、現地観戦する場合は大会公式の最新案内を確認しておく必要があります。
角森未岬・實松莉歩ペアのまとめ
霞ヶ浦高校の角森未岬さんと實松莉歩さんは、愛知・名古屋2026アジア競技大会セーリング競技の男女混合ユースディンギー420級日本代表です。
2人はJOCジュニアオリンピックカップの第1次選考で1位となり、続く江の島ウィークでも420級を制して代表入りを決めました。
角森さんは中学生時代から世界選手権を経験し、實松さんも全国高校総体女子420級2位などの実績を持つ選手です。
そして今回は、同じ霞ヶ浦高校に通う2人が男女ペアとなり、日本代表としてアジア大会へ挑戦します。
2026年9月25日の『THE TIME,』「全国!中高生ニュース」で紹介される「男女混合で唯一の高校生ペア」は、角森未岬・實松莉歩ペア。地元日本、しかも愛知県蒲郡市の海を舞台に、金メダルを目指します。
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