「名水グルメと絶景温泉!富士を味わう極上旅」
2025年5月16日(金)に放送された『よじごじDays』(テレビ東京)では、MCの石塚英彦さんを中心に、ゲストの深沢邦之さん、平野早矢香さんとともに、山梨県・富士山周辺をめぐる「名水グルメと絶景温泉の旅」が特集されました。豊かな自然に恵まれた富士の麓には、古くから人々の暮らしに寄り添ってきた清らかな水があります。その水を活かした料理、伝統の豆腐作り、歴史ある神社、そして名峰を望む温泉宿まで、五感で富士を味わい尽くす1日となりました。
富士山の麓に伝わる神事と800年の伏流水
最初に訪れたのは、山梨県富士吉田市にある「冨士山下宮小室浅間神社(ふじさんしもみや・おむろあさまじんじゃ)」です。この神社では、毎年「流鏑馬祭(やぶさめまつり)」という伝統行事が行われています。流鏑馬に出る人は「切火潔斎(きりびけっさい)」という神事のため、1週間神社にこもって心身を清める「宮ごもり」をします。その際に用いられるのが、富士山の伏流水です。
この水は、800年以上前から飲み継がれてきたもので、富士山の雪解け水が長い年月をかけて地下にしみこみ、ろ過された尊い水といわれています。このように、山の恵みが人々の信仰や生活と深く結びついていることが感じられるスポットです。
富士山の天然水で作る吉田のうどん「麺許皆伝」
続いて深沢さんが足を運んだのは、地元で行列ができる人気店「麺許皆伝(めんきょかいでん)」です。ここでは、富士山の天然水を使って打たれた吉田のうどんが名物です。特徴は、しっかりとしたコシともちもちの食感。そして今回は、つけうどんスタイルで提供され、スープは煮干しと鰹節の風味がしっかり効いた味わいでした。
・深沢さんは「つけうどん」と「特大かきあげ天」を注文
・麺は弾力があり、のど越しも良好
・スープは魚介系の出汁がしっかり香る
富士山の名水が、こうした日常的な料理をより美味しく仕上げてくれることが実感できる一品でした。
神秘の水が湧く忍野八海と名水で淹れる珈琲
旅の中盤には、世界的にも有名な「忍野八海(おしのはっかい)」が登場します。ここは富士山の雪解け水が地中でじっくりとろ過され、長い年月をかけて湧き出す八つの池がある人気の観光地です。水の透明度は非常に高く、池の底までくっきりと見えるほど。この美しい景観を前に、深沢さんは外国人観光客たちとコミュニケーションを取りながら交流を楽しんでいました。
その後立ち寄ったのは、忍野八海の近くにある「富島屋」というカフェ。こちらでは、湧き水を使って丁寧に淹れた「忍野珈琲」を提供しています。水がまろやかでクセがないため、コーヒー本来の味わいが引き立つのだそうです。水の力で味が変わるという事実に、改めて自然の偉大さを感じる場面でした。
八海とうふで味わう富士山の名水の力
次に訪れたのは、大正時代から続く老舗豆腐店「八海とうふ 浅野食品」です。こちらでは、富士山の湧き水を使って昔ながらの製法で豆腐を作っています。豆腐は8割以上が水分であるため、水が美味しくなければ豆腐本来の味は引き出せないといわれています。
深沢さんは工場を見学しながら、作りたての「富士山豆腐」を試食。その味は、まるでスイーツのように滑らかで甘みがあるとのことでした。
・名水を使用しているため、雑味がなく豆の甘みが引き立つ
・「おぼろとうふの卵かけごはん」もまかないとして提供されており、出演者全員が絶賛
・シンプルな料理こそ水の良さが際立つことを実感できる内容でした
富士山を一望できる絶景温泉「湖楽おんやど 富士吟景」
旅の締めくくりには、河口湖の湖畔に建つ温泉宿「湖楽おんやど 富士吟景」を訪れました。こちらは2025年3月にリニューアルしたばかりの宿で、すべての客室から河口湖越しに富士山を眺めることができます。開放感あふれる露天風呂からも絶景を楽しむことができ、まさに非日常の贅沢な空間です。
夕食には、地元の食材を使った季節感あふれる料理が並びました。中でも注目は、富士の名水が育てたブランド魚「甲斐サーモン」のお造り、そして「甲州ワインビーフ」の牛フィレ肉を溶岩プレートで焼いた逸品。どちらも山梨ならではの素材で、目にも舌にも嬉しいひとときが提供されました。
・名水×大地の恵み=絶品料理
・お風呂も食事も富士山を身近に感じられる
・「味わう」「癒される」旅の総仕上げにふさわしい宿泊体験
富士山の恵みを五感で楽しむ極上の1日
今回の『よじごじDays』では、富士山という名峰がもたらす自然の恵みを、視覚・味覚・触覚・嗅覚すべてで体感できる旅が紹介されました。水の力が育む食の豊かさ、歴史ある神事に息づく文化、そして心身を癒やす温泉宿。すべてが、富士のふもとにしかない特別な魅力としてまとめられており、日々の暮らしの中で忘れがちな「自然のありがたさ」を再認識させてくれる内容でした。
いつかの休日に、名水をめぐる富士の旅へ。自然とともに過ごす時間が、きっと心の奥に残る思い出になるはずです。
コメント