静岡で400年続く老舗「丁子屋」
静岡グルメと聞くと何を思い浮かべますか?お茶、うなぎ、しらすなど名物は数多くありますが、実は江戸時代から続く「とろろ汁」が静岡の旅人の胃袋を支えてきました。2025年9月16日(火)放送の ZIP!『旅するエプロン』静岡編 では、東海道丸子宿の名物店 丁子屋 が紹介され、人気メニュー「焼きとろ」が登場しました。この記事では、放送で注目された一品や、丁子屋の歴史、基本情報、メニューの特徴、口コミ、訪れる際のポイントまでを詳しく解説します。静岡旅行を考えている方はもちろん、歴史ある食文化に関心のある方にとって必見の内容です。
丁子屋の基本情報とアクセス
まずは訪れる際に必要な基本情報を整理しましょう。
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店名:丁子屋(元祖とろろ丁子屋)
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住所:静岡県静岡市駿河区丸子7丁目10-10
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電話番号:054-258-1066
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営業時間:平日(月~水・金)は11:00〜14:00、土日祝は11:00〜15:00(L.O.15:00)、16:30〜19:00(L.O.19:00)
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定休日:木曜日(月末の水曜・木曜は連休)
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アクセス:静岡駅北口からバス7番線「藤枝駅行き」で「丸子橋入口」下車徒歩1分。JR安倍川駅から約2.5km。
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駐車場:普通車約80台、観光バスも複数台駐車可能。
交通手段はバスが便利ですが、自家用車でも十分アクセス可能。観光客が多い休日は駐車場が混み合うので、午前中早めの来店がおすすめです。
歴史と建物の雰囲気
丁子屋は慶長元年(1596年)創業。江戸時代、東海道を往来する旅人にとって丸子宿のとろろ汁は疲れを癒やす栄養食でした。その伝統を今も守り続けているのが丁子屋です。
建物は茅葺屋根の古民家を改装したもので、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。木のぬくもりを感じる座敷席や個室、大広間などがあり、大人数の団体もゆったり利用できます。さらに店内には資料館が併設され、旅人が使った道具や浮世絵、丸子宿の歴史を紹介する展示が並び、食事前後に立ち寄ると一層楽しめます。食事と観光を同時に味わえる、まさに静岡ならではの老舗です。
ZIP!で紹介された名物「焼きとろ」とは?
今回ZIP!で取り上げられたのは、サイドメニューとして人気の「焼きとろ」。これは自然薯と山芋をすりおろし、卵や牛乳を加えて焼き上げた料理で、卵焼きのような見た目ながら食感は独特。外側は香ばしく、中はもちもち、ふわっと軽い口当たりが特徴です。価格は 770円(税込) と手に取りやすく、酒のつまみにも、麦ご飯のおかずにもぴったり。家庭ではなかなか再現できない味で、観光客にもリピーターが多い一品です。
その他の豊富なメニュー
丁子屋は「とろろ汁」だけでなく、自然薯を使った多彩な料理が揃っています。
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麦ご飯+とろろ汁セット:定番中の定番。出汁で割った自然薯を麦ご飯にかけていただく。滋養強壮に効くと評判。
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揚げとろ(990円):自然薯を使った揚げ物。外はカリッと中はとろっとしたコントラスト。
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おかべ揚げ:豆腐と山芋を混ぜたヘルシーな揚げ物。軽やかで食べやすい。
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切りとろ・梅とろ・酢とろ・山かけ:小鉢で提供される一品料理。酒好きに好まれるラインナップ。
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むかごのから揚げ:自然薯の副産物であるむかごを揚げた珍味。香ばしさとほくほく感がクセになる。
定食は1,500円〜3,000円程度が目安。観光地価格ではありますが、自然薯の希少性を考えれば妥当で、味と雰囲気を含めた満足感は高いです。
実際の口コミから見える評価
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「自然薯の粘りと風味が強く、他では味わえないとろろ汁」
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「茅葺屋根の建物や座敷の雰囲気が旅行気分を高めてくれる」
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「焼きとろはもちもちふわふわでクセになる」
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「休日は観光客で混雑、駐車場もいっぱいになるので早めに行くべき」
口コミは総じて高評価。料理の味に加え、建物や歴史が体験そのものを特別にしてくれると感じる人が多いのが特徴です。
まとめ|静岡旅に欠かせない丁子屋体験
この記事で紹介したポイントを整理します。
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慶長元年創業の老舗で、400年以上「とろろ汁」を守り続けている
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アクセスは静岡駅や安倍川駅から良好、駐車場も大規模で観光バス対応
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「焼きとろ」をはじめ、揚げとろや麦ご飯セットなど自然薯料理が充実
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建物は江戸情緒を残す茅葺古民家、資料館も併設で食と歴史を同時に楽しめる
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口コミでも「味・雰囲気ともに満足度が高い」と評価され、休日は混雑必至
2025年も、ZIP!で紹介されたように丁子屋は静岡観光の定番スポット。歴史を感じながら味わう自然薯料理は、他では得られない体験です。静岡に訪れる際は、ぜひ「焼きとろ」と「麦ご飯とろろ汁」をセットで堪能してみてください。
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