【ザ!世界仰天ニュース】韓国財閥の闇!ナッツリターン事件から11年…長女“ナッツ姫”が再び騒動を|2025年9月16日放送

ザ!世界仰天ニュース

財閥の闇を暴いた!『ナッツ・リターン事件』

2014年に世界中を騒がせた『ナッツ・リターン事件』。その中心人物となったのは、大韓航空の副社長だったチョ・ヒョナ氏。客室乗務員のナッツ提供方法に激怒し、滑走路へ向かう機体を搭乗口に戻させた行為は航空法違反にあたり、韓国社会を揺るがしました。被害者となったのは客室乗務員のパク・チャンジン氏で、彼は財閥の圧力に抗いながら真実を語り、社会に大きな波紋を広げました。

韓国財閥と権力の関係

韓進グループは韓国の経済を支える10大財閥のひとつで、航空業界の象徴ともいえる大韓航空を傘下に持っています。韓国の財閥の特徴は、企業を血縁でつないでいく家族経営にあります。トップに立つ一族は絶大な権力を握り、まるで「神」のように振る舞ってきたといわれています。

実際に、会長夫人が客室乗務員の外見を理由に難癖をつけ、土下座を強要したという衝撃的なエピソードも伝えられています。この出来事は、財閥一族がいかに現場の社員に対して強い支配力を持ち、理不尽な要求を突きつけてきたかを象徴しています。

さらに、韓国の政治とも深く結びついてきたのが財閥の実態です。巨額の資金が政権に流れ、癒着や賄賂が繰り返されてきました。その代表例がパク・クネ元大統領の事件で、財閥側から多額の資金提供を受けていたことが明るみに出ました。これは単なる一企業の問題にとどまらず、国家の政治と経済を揺るがす大 scandal となり、財閥と権力の危うい関係を世に知らしめる結果となったのです。

パワハラの連鎖と暴露

チョ・ヒョナ氏の理不尽な振る舞いは『ナッツ・リターン事件』にとどまりませんでした。客室乗務員に対して感情をあらわにし、サラダボウルを投げつけたり、部下を恫喝するなどの証言が相次ぎました。こうした言動は一時的なものではなく、日常的に繰り返されていたとされ、現場の社員たちは常に緊張を強いられていたのです。

さらに、彼女の影響力は現場だけにとどまらず、組織全体に及びました。機内マニュアルを自らの判断で改ざんさせたり、都合の悪い事実を隠すために虚偽の報告書作成を指示するなど、企業の根幹に関わる不正まで行っていたといわれています。

また、財閥一族の横暴は家庭や身近な関係者にも及んでいました。実際に、運転手が受けたパワハラの音声データが公開され、その内容は社会に衝撃を与えました。高圧的な命令や暴言が録音されており、一族の振る舞いがいかに常軌を逸していたかが明らかになったのです。

こうした証言や証拠が次々と表に出ることで、財閥の腐敗した体質と隠されてきた権力の実態が次第に浮き彫りになっていきました。

裁判とその後の展開

2017年、チョ・ヒョナ氏には懲役10か月・執行猶予2年の有罪判決が下され、同時に大韓航空にはおよそ3億円もの罰金が科されました。これにより、世間に大きな衝撃が走り、企業としての信頼も大きく揺らぐことになりました。

しかし問題はそれだけにとどまらず、その後も次々と新たな疑惑が浮上しました。高級ブランド家具を200回以上密輸していたことや、外国人女性を不法に雇用していたことなどが明らかになり、社会からの批判は一層強まりました。こうした一連の不祥事の結果、ヒョナ氏は経営の一線から完全に退くこととなりました。

さらに追い打ちをかけるように、父であるチョ・ヤンホ会長が死去すると、グループの後継をめぐって弟のチョ・ウォンテ氏との間で激しい争いが勃発しました。財閥一族の内部対立は世間の注目を集めましたが、最終的に開かれた株主総会ではヒョナ氏の要求は退けられ、正式に権力を失う結果となりました。

この流れは、かつて絶大な権力を誇った令嬢が一気に転落していく過程を示しており、財閥経営の脆さや家族間の権力闘争の厳しさを浮き彫りにしました。

それでも続く騒動

2025年には、チョ・ヒョナ氏の自宅マンションが国税滞納を理由に差し押さえられるというニュースが報じられました。かつては大韓航空の副社長として華やかな立場にあった彼女ですが、この報道により「財閥令嬢=裕福」というイメージは大きく揺らぐこととなりました。表向きには豪華な暮らしを維持しているように見えても、社会的な信用や名声は失われつつあるのです。

さらに番組内では、ヒョナ氏のが「今回の事件は必ず復讐し、姉の仇を取る」と綴ったメッセージが紹介されました。この内容は世間に衝撃を与え、一族の内部でいまも激しい確執が続いていることを物語っています。財閥の家族経営に潜む対立や緊張関係が改めて浮き彫りとなり、その行方に多くの人々が注目しています。

スタジオトークの見どころ

番組にはハライチの2人や伊藤沙莉福田麻貴、そして初出演の柏木悠が登場。柏木が飛行機での忘れ物エピソードを披露したり、ハライチが副社長への機長の対応にツッコミを入れたりと、重いテーマの中にも笑いがありました。柏木がChat GPTに辛口評価を頼んだエピソードも紹介され、スタジオが和む一幕もありました。

この記事のポイント

・『ナッツ・リターン事件』は財閥体質とパワハラ体質を象徴する出来事だった
・事件後もチョ・ヒョナ氏や財閥一族の不祥事が続き、社会問題化した
・被害者パク・チャンジン氏は財閥に屈せず、現在は政治活動を通じて被害者支援を行っている
・2025年にもマンション差し押さえなど新展開が報じられ、事件は現在進行形で注目されている

まとめと次の行動

『ナッツ・リターン事件』は一度のニュースで終わる話ではなく、韓国財閥の闇や権力構造の問題を浮き彫りにしました。今も続く騒動を追うことで、社会の仕組みや企業の透明性について考えるきっかけになります。次回の「ザ!世界仰天ニュース」でも、私たちが知らない“仰天”が明らかになるかもしれません。見逃さずチェックしていきましょう。


ソース:
日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」公式サイト

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