極太縄を超大人数で!沖縄の一大イベント「那覇大綱挽まつり」
2025年11月6日放送の『秘密のケンミンSHOW極!』で紹介された、沖縄県那覇市の伝統行事「那覇大綱挽まつり」。番組でも「想像を超えるスケール」「まるで街全体が動いているよう」と話題になりました。東西に分かれて1万人以上が巨大な縄を引き合うこのお祭りは、見ているだけで圧倒されるほどの迫力。この記事では、番組で取り上げられた内容を中心に、歴史や意味、見どころを詳しく紹介します。
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琉球王国の時代から受け継がれる伝統の力比べ
『秘密のケンミンSHOW極!』で注目されたのは、那覇大綱挽まつりが琉球王国時代(14〜15世紀)に始まった歴史ある行事だということ。もともとは「御願行事(ウガン)」と呼ばれる祈りの儀式で、地域の平和や豊作、繁栄を願うものでした。現在のように市民参加型の巨大な綱引きになったのは戦後のことですが、“力を合わせることで幸せを呼ぶ”という意味は変わらず引き継がれています。
さらに、綱に使われる藁は縁起物として大切にされており、引き終えた後に切り取って持ち帰ると「家内安全」「無病息災」「子孫繁栄」にご利益があると番組でも紹介されました。
世界一の巨大縄!ギネスにも認定されたスケール
番組で司会の久本雅美さんや県民代表たちが驚いていたのが、そのスケールの大きさです。
那覇大綱挽に使われる縄は全長160〜200メートル、重さおよそ40トン。国道58号線の久茂地交差点を会場に、東西のチームに分かれた市民が一斉に引っ張ります。その数なんと1万人以上。まさに“沖縄全体が動く”と言っても過言ではありません。
1995年には「世界一のわら綱」としてギネス世界記録にも認定。巨大な縄が道路を覆う光景に、番組ゲスト陣からも「すごい!」「これはお祭りというよりイベントを超えてる!」と感嘆の声があがっていました。
綱をつなぐ「カナチ棒」儀式と歓声の瞬間
番組では、東西それぞれの巨大綱をつなぐ「カナチ棒」の儀式も紹介されました。数メートルもある木の棒を通して綱を結び、ひとつに繋ぐこの瞬間は、那覇大綱挽の象徴的シーン。観客が息をのむ中、綱がつながった瞬間に「ハーイヤ!ハーイヤ!」という掛け声が響き、いよいよ本番がスタートします。
1万人の手が同時に動き出すと、国道がまるでうねるよう。まさに“人の力の結晶”とも言える光景で、番組でも「この一体感こそ沖縄のパワー」と紹介されていました。
街全体が祭り一色に!旗頭行列と夜の花火も必見
『秘密のケンミンSHOW極!』では、那覇大綱挽の周辺イベントにも注目していました。特に圧巻なのが、旗頭(はたがしら)行列。地域を代表する14の旗が、国際通りを堂々と練り歩く様子は圧倒的な迫力です。
また、夕方からはライブステージや屋台が並び、夜には花火も打ち上がります。那覇の街全体が祝祭ムードに包まれ、昼も夜も楽しめるのがこの祭りの魅力。観光客も自由に参加でき、手綱を引けば地元の人と一緒に熱気を共有できます。
東西の勝敗が「豊作」と「豊漁」を占う
番組では、勝敗にも意味があることが紹介されました。
「東が勝てば豊作」「西が勝てば豊漁」と言われ、どちらが勝っても縁起が良いというのが沖縄らしい発想。勝敗よりも“みんなで力を合わせる”ことに価値があるという文化が根付いています。参加者の中には「勝っても負けても笑顔で終わるのがこの祭り」と語る人もいて、その温かさが視聴者の心をつかみました。
まとめ 沖縄の魂を感じる“世界一の綱”
この記事のポイントは3つです。
・『秘密のケンミンSHOW極!』で紹介された那覇大綱挽まつりは、琉球王国時代から続く祈りの祭り
・全長200メートル・重さ40トンの巨大綱はギネス世界記録にも認定
・「東西の勝敗=豊作・豊漁」という縁起の良い文化が今も続く
番組の中で語られていた「力と心を結ぶ祭り」という言葉がまさにぴったり。那覇大綱挽まつりは、沖縄の人々の結束を象徴するだけでなく、訪れる人にも元気を与えるイベントです。
次に沖縄を訪れるときは、ぜひ10月の那覇へ。あなたも“世界一の綱”に手をかけ、沖縄の魂の熱さを体感してみてください。


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