高知の“かつお愛”が止まらない!本場の『かつおのたたき』を味わい尽くす旅
「スーパーのかつおたたきと、本場高知のたたきって何が違うの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?実は、見た目は同じでも中身はまるで別物。藁の香ばしさ、超厚切りの迫力、そして塩で食べる潔さ…。一度体験したら忘れられない味です。この記事では、高知の『かつおのたたき』の魅力を“超厚切り”“塩味”“燻し”“スマガツオ”などのキーワードをもとに深掘りしていきます。読み終えるころには、きっとあなたも「本場で食べてみたい」と思うはずです。
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📢30日(木)よる9時 #ケンミンショー
\✅高知県・カツオのたたき
調理法、タレ、薬味にもこだわる
本場の味を徹底調査🐟✅青森県・イギリストースト
約60年前に誕生し年間販売数260万食⁉️
出身ゲスト #金星(#りんご娘)が
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— 【公式】秘密のケンミンSHOW極 (@kenmin_kiwami) October 23, 2025
高知のたたきは漁師の知恵から生まれたごちそう
『かつおのたたき』は、もともと漁師が船上で釣り上げたばかりのカツオを新鮮なうちに調理したのが始まりです。藁を燃やして表面だけを一気に焼き、皮目を香ばしく、中はレアのまま仕上げる。この“藁焼き”こそが高知流の命。火で焼くというより、藁の煙でいぶすように仕上げるため、強烈な香りと旨味が生まれます。地元の高知かわうそ市場では、この伝統的な手法が今も受け継がれています。さらに、「たたき」という言葉の由来には、切った後に塩やタレを振って“叩くように味をなじませた”という説も。食の文化としての深さが感じられます。
超厚切りが美味しさの決め手
高知のたたきはとにかく厚い!1切れの厚さが約2センチという店もあるほど。厚切りにすることで、皮の香ばしさと身のしっとり感、そして脂の旨味が一度に味わえるのです。食べログでも「ステーキみたいな食感」と評されるほどの迫力。表面の焼き色と中の鮮やかな赤身のコントラストが美しく、まさに“食べる芸術”。焼き立ての温かいたたきは、肉にも負けない満足感があります。
シンプルこそ極上、高知人が愛する『塩たたき』
高知では「たれ」よりも「塩」で食べるスタイルが主流です。醤油やポン酢を使わず、あえて粗塩を振るだけ。これが“塩たたき”です。シンプルな分、カツオ本来の味わいと藁焼きの香ばしさが際立ちます。薬味にはスライスしたニンニク、生姜、ネギ。これを一緒に頬張ると、噛むたびに香りと旨味が重なり、やみつきになります。久礼大正町市場 山本鮮魚店では、この塩たたきが名物。観光客がわざわざ食べに訪れるほどの人気です。
香ばしさを生む『燻し』の技
たたきの最大の特徴は、藁焼きによる「燻し(いぶし)」の香り。藁を豪快に燃やし、その炎で一気に表面を焼き上げることで、香り高い燻香が身に移ります。まるで瞬間スモーク。いなかマップや山本鮮魚店の紹介によると、この香ばしさこそが“高知のたたき”と他地域の違いだとか。特に「燻製生かつおの藁焼きたたき」という表現がピッタリで、ひと口で海と火の香りが広がる感動体験です。
幻の味、スマガツオのたたき
最近話題なのが“スマガツオ”。サバ科スマ属に属する魚で、通常のカツオより脂が多く、トロのような口当たりが特徴です。漁獲量が少ないため“幻のカツオ”とも呼ばれています。高知では、このスマガツオを使ったたたきが一部の店で提供されており、マグロのような濃厚さとカツオの香りの両方を楽しめます。山本鮮魚店ではスマガツオの藁焼きたたきも扱っており、地元民から観光客まで人気急上昇中。
高知で味わうならこの3店!
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明神丸 はなれ(高知市)
塩たたき発祥の店とも言われる名店。藁焼き・厚切り・塩、この三拍子がそろった王道の一皿。 -
やいろ亭(ひろめ市場内)
地元の常連客にも人気。ランチタイムの「厚切り塩たたき定食」は観光客の定番メニュー。 -
山本鮮魚店(中土佐町 久礼・大正町市場)
藁焼きの香りが一番強いと言われる“燻し生かつお”が名物。スマガツオの希少なたたきも味わえる。
どの店も「焼きたてをその場で食べる」スタイルが魅力です。焼いた瞬間の藁の香りが立ち上ると、食欲が一気に刺激されます。
家でも“高知の味”を再現できる!
近年は、ふるさと納税や通販でも高知の藁焼きたたきが手に入ります。久礼大正町市場 山本鮮魚店や高知かわうそ市場では、冷凍でも藁の香りを逃さないよう工夫されており、自宅でも本場の味を再現可能。食べる直前に塩をふり、ニンニクスライスとネギを添えるだけで、香りと旨味が際立ちます。さらに厚切りの切り身を買って、自宅で軽く炙る“温たたきスタイル”もおすすめ。
なぜ高知のたたきはここまで奥深いのか
高知のたたきが“奥深い”と言われる理由は、単なる刺身ではなく、「鮮度・焼き方・厚さ・塩加減・魚種」がすべて計算された料理だからです。春の“初鰹”はあっさり、秋の“戻り鰹”は脂がのって濃厚。季節ごとに味が変化し、どの時期にも違う楽しみ方があります。加えて、藁焼き・厚切り・塩・スマガツオといった多様なスタイルが存在し、まさに一皿ごとにストーリーがあるのです。
まとめ
この記事のポイントは3つです。
・『かつおのたたき』は高知県の漁師文化から生まれた、藁焼き香る厚切りの逸品
・“塩たたき”や“スマガツオ”など、食べ方・魚種・季節で味わいが無限に広がる
・観光でも通販でも楽しめるが、“焼きたてを高知で食べる”体験が最も感動的
本場・高知で食べる『かつおのたたき』は、香り、厚み、鮮度すべてが別格。ひと口で「海と火の味」が広がり、人生の中でも記憶に残る一皿になります。高知を訪れたら、ぜひ藁焼きの煙を目の前で浴びてください。その瞬間、きっと“本場の奥深さ”を体感できるはずです。


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