プロが選んだ本当に買うチョコとは
あしたはバレンタイン。店頭に並ぶ数えきれないチョコレートの中で、プロは何を選ぶのでしょうか。ショコラティエやパティシエ、チョコジャーナリストが本音で語った「本当においしい一品」に注目が集まりました。
このページでは『ZIP!街録ZIP!リアルレビュー(2026年2月13日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。コンビニやスーパーで買える身近なお菓子だからこそ、選び方のヒントが見えてきます。
ガルボ苺が“飽きない”理由はフリーズドライと染み込み食感
取材先として登場したのは、東京・墨田区のショコラティエ川路。場所は本所吾妻橋エリアで、浅草からも歩ける距離感です。お店の所在地は東京都墨田区吾妻橋1-7-12で、和素材も扱うチョコレートショップとして知られています。
そこでシェフショコラティエの川路さとみさんが選んだのが、明治のガルボ つぶ練り苺 ポケットパックでした。
番組で語られた軸は2つです。
1つ目は「いちごの酸味が本物っぽい」こと。いちご味のお菓子は香りで甘く寄せがちですが、ガルボ苺は“苺のフリーズドライ”を練り込むことで、甘さだけに寄らないバランスを作っている、という見立てでした。実際、商品説明でも「苺のフリーズドライを練り込んだ苺チョコをコーティング」と明記されています。
2つ目は食感です。ガルボは「焼き菓子にチョコが染み込む」タイプで、噛んだ瞬間のサクッ、次にギュッとくる密度がクセになる。ここが“飽きない”の正体として紹介されました。
補足として覚えておくと便利なのが、フリーズドライは水分を抜いて香りや酸味の輪郭を残しやすい加工だという点です。だから「ただ甘い苺チョコ」になりにくい、という説明がスッと腹落ちします。
贅沢チョコプレッツェルは“塩味×ビター×口どけ”の三拍子
続いて、名店ケンズカフェ東京のオーナーシェフ・氏家健治さんが挙げたのが、ファミリーマートの贅沢チョコプレッツェルでした。ケンズカフェ東京は「特撰ガトーショコラ」で有名で、店舗情報として青山店(東京都港区南青山2-27-22)などが案内されています。
贅沢チョコプレッツェルは、商品ページで「塩味がアクセントのプレッツェルに、ビターな味わいのクーベルチュールチョコレートをたっぷり」と説明されています。
ここで大事なのが“クーベルチュール”という言葉。ざっくり言うと、コーティングや飾りに向く、カカオバター比率などの条件を満たしたチョコレートのことです。番組内でも「ケーキのコーティングなどに使われる高級チョコ」という文脈で語られ、プレッツェルの塩気とビターの相性が強調されていました。
さらにファミリーマート側の資料でも、クーベルチュール使用が明記されています。
甘いだけじゃない、苦みと塩味で“もう一口”に引っ張られる。コンビニ菓子なのに「味が立体的」と言われるタイプです。
「生のとき」は“新しすぎる食感”を量産した技術が主役
パティスリー&カフェ デリーモのシェフパティシエ・江口和明さん(番組では人気店として紹介)が推したのが、明治の生のとき しっとりミルク。デリーモは東京ミッドタウン日比谷B1などの店舗情報が案内されています。
番組で印象的だったのは、「これ、どうやって作ってるのか分からない」というプロの驚きでした。
公式の発表でも、この商品は明治独自の特許製法「生ねり製法」によって、“しっとり柔らかで濃密”な味わいを実現した、と説明されています。
さらに技術紹介ページでは、水分3%〜10%の範囲でも分離させずに成立させた、というポイントまで踏み込んで書かれています(一般的な「チョコ」の枠を超える領域)。
つまり「生っぽいのに、日持ちする」という矛盾を、技術でねじ伏せたお菓子です。風間さんの「企業努力がすごい」という感想が、ただの褒め言葉じゃなく、背景を知るほど重く聞こえてきます。
チョコレート効果カカオ72%は“健康のために食べる”常識を作った
チョコレートやカカオを取材するジャーナリスト・市川歩美さんが太鼓判として紹介されたのが、明治のチョコレート効果 カカオ72%。市川歩美さんはチョコレートを主テーマに取材・執筆・監修などを行うジャーナリストとしてプロフィールが公開されています。
チョコレート効果は、公式サイトで「1998年の発売開始」とされています。
番組では「健康を意識してチョコを食べる」というスタイルの火付け役として語られ、カカオポリフェノールが多い一方で“苦みが壁だった”という歴史にも触れていました。
補足としては、カカオポリフェノール自体は食品成分の一つで、研究も多い分野ですが、番組が言いたかった核心はそこではなく、「甘いご褒美」だけだったチョコレートを、「自分のために選ぶ食品」へ押し広げた存在だ、という点だと思います。苦いのに続く、続くから文化になる。そういう流れが見える紹介でした。
鎧塚俊彦シェフが語るキットカットは、層のバランスで完成している
最後に、日本を代表するパティシエの一人として鎧塚俊彦さんが挙げたのはキットカット。鎧塚さんのお店「Toshi Yoroizuka TOKYO」は東京・京橋の京橋エドグラン(東京都中央区京橋2-2-1)にある店舗として案内されています。
番組では「チョコとウエハースのバランスが絶妙」「ウエハースが層になっていて、間にチョコが入り込み、全体がコーティングされているからサクサクを保ちやすい」という話が中心でした。ここは、食べたことがある人ほど“そう、それ!”となるポイントです。
さらに番組内で触れられた2023年の大規模リニューアルについては、ネスレ日本が「日本発売50周年」を機に「キットカット ミニ」を大幅刷新したプレスリリースを出しています。
外側のチョコのカカオ感、ウエハースのサクッと感を高め、「史上最高」を掲げた刷新だった、という流れが補強できます。
水卜アナの「受験のゲン担ぎで食べていた思い出の味」というコメントも、キットカットが“味”だけでなく“記憶”に入り込んでいるお菓子だと再確認させる締めでした。
5選を食べ比べるなら、ここだけ押さえると迷いません
同じチョコ菓子でも、狙いが違います。
・甘酸っぱさと食感で飽きずに食べたい:ガルボ つぶ練り苺(フリーズドライ由来の酸味)
・塩味とビターで“おつまみ寄り”に攻めたい:贅沢チョコプレッツェル(クーベルチュール使用)
・とにかく新食感で驚きたい:生のとき しっとりミルク(生ねり製法)
・苦みも含めて“選んで食べる”習慣にしたい:チョコレート効果 カカオ72%(1998年発売開始)
・王道で、思い出も一緒に噛みしめたい:キットカット(50周年で大幅刷新の流れ)
バレンタイン直前の買い物って、時間がないほど適当に選びがちです。でも今回の特集は、「理由があるから、これを買う」という背中を押してくれました。次に棚の前で迷ったとき、今日の5つが“頼れる地図”になります。
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