イノッチ&アドくんの銚子ネタ旅&原宿で世界と乾杯
2025年6月14日放送の「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」では、井ノ原快彦さんが千葉県銚子市で超能力犬アドくんとともに地元の魅力を掘り起こすネタ旅を展開。また、番組名物企画「世界195か国の人と乾杯しようの旅」では、東京・原宿を舞台に多国籍の人々との交流が描かれました。この記事では、すべてのエピソードを分かりやすく紹介します。放送を見逃した方も、旅の雰囲気をじっくり味わえる内容です。
世界195か国の人と乾杯しようの旅 in 原宿
今回の旅の舞台は東京・原宿。訪日外国人が多く集まるこのエリアで、番組スタッフは世界各国の人々に声をかけ、乾杯を試みました。
最初に出会ったのはロンドンから来たカップル。彼らは30歳の誕生日旅行として日本を訪れており、富士山の湖を巡る旅を楽しんでいると話していました。次に声をかけたのはチェコから来た夫婦。お気に入りの一枚として松本城の写真を見せてくれたそうです。その後、同じくチェコから来た家族とも出会い、韓国の化粧品をヨーロッパで販売している仕事をしていること、日本の化粧品も扱ってみたいという考えを持っていると語っていました。
また、シアトルから来た女性は幼い頃からSNSなどで原宿ファッションに興味を持ち、地元でもロリータファッションを日常的に楽しんでいるとのこと。次に出会ったドイツから来た夫婦は、IU国際応用科学大学で物流を教える教授とその奥様。旅行の一環として日本に滞在しており、街歩きを楽しんでいる様子でした。
さらに、エジプト・アラブから来たきょうだいはイスラム文化により豚肉やお酒を避けているため、「乾杯」という言葉がアラビア語に存在しないという文化的背景を教えてくれました。その後、出会ったのはウズベキスタンからの男性2人。彼らは日本のドラマ「おしん」が母国で非常に人気であることを教えてくれました。中でも、ウズベキスタン出身のボクシング選手バホディル・ジャロロフはこのドラマに感銘を受けた人物のひとりとして紹介されていました。
続いて出会ったのはブラジルから来た夫婦。日本滞在中に購入したウォシュレットを自宅で取り付けた様子を、後日動画で送ってくれたというエピソードも紹介されました。さらに、イエメンから来た男性2人とは、偶然日本で出会って意気投合した旅人同士。ふたりが一緒にいたのは、アラビアの味に似ていると評されたコーヒーが提供されるカフェ「KOPIKALYAN TOKYO」でした。
最後には、チェコとハンガリーから来た夫婦と出会い、結婚式で撮影した写真を見せてもらう場面もありました。
番組スタッフはこの1日で、以下の国の人々と出会いました。
・イギリス(ロンドン)
・チェコ(2組)
・シアトル(アメリカ)
・ドイツ
・エジプト・アラブ
・ウズベキスタン
・ブラジル
・イエメン
・ハンガリー
合計11か国・11組と乾杯に成功し、これまでに出会った国の数は57か国に達しました。
目標の195か国まで、まだまだ道のりは長いものの、今回の原宿での旅は多様な文化や背景を知るきっかけとなり、内容の濃い1日となっていました。
イノッチとアドくんのネタ掘れワンワン旅 in 銚子市
井ノ原快彦さんと超能力犬アドくんが訪れたのは千葉県銚子市。今回は、歩くだけで魅力的な場所に導いてくれるというアドくんと一緒に、地元の知られざるスポットをめぐる企画です。井ノ原さん自身も、かつて銚子で撮影したドラマの縁があり、そのとき生まれた曲が「愛なんだ」だったと紹介されました。
最初にアドくんが足を止めたのは「信太釣具店」。昔ながらの釣具店で、先代が手作りの竹竿を安価に提供し始めたことから評判になりました。現在もそのスタイルを大切にしており、釣り文化が根付く銚子らしいお店です。
その後、アドくんが案内したのは「アラウンドザコーナー」というハンバーガーショップ。店内はアメリカのダイナーをイメージしたデザインで、アメリカ文化が好きなオーナーが2017年にオープン。提供されるハンバーガーはどれも本格的で、井ノ原さんが食べたハラペーニョチーズバーガーは、ピリッとした辛さとジューシーな肉が特徴。山梨から移住してきた店員がいるほど、ここの味に魅了される人が多いこともわかりました。
続いて向かったのは、本格タイ料理店「とびうお」。日本に来て33年になる店主がひとりで切り盛りしており、店名は日本らしいけれど料理はしっかりタイの味。井ノ原さんはここで「トムヤムクン」を味わい、その香りと深い味に舌鼓を打ちました。
旅の途中、アドくんが次に向かったのは「銚子山十」。創業395年を数える老舗で、ここでは醤(ひしお)という発酵調味料が作られています。醤は醤油の原点ともいえるもので、1年以上熟成させてつくられるため、香りも味も非常に深いのが特徴。井ノ原さんは「お味噌と醤油の中間のよう」と感じたそうです。銚子は、気温差が少なく麹菌にとって安定した環境があるため、江戸時代から醤油作りが盛んだった地域でもあります。
そして、地元の誇りである「銚子電気鉄道」も登場。経営危機を乗り越えるために、「ぬれ煎餅」を931円(救済価格)で販売したことが話題に。ほかにも「まずい棒」などユニークな商品展開で黒字化を達成したエピソードが紹介されました。
最後に訪れたのは「椎名商店」。ここでは銚子の定番土産である「いわしせんべい」や「炙りいわし」などを試食。素材の良さを活かした素朴なおいしさが魅力で、井ノ原さんは気に入った商品を何点も購入していました。
ネタ探し開始から約6時間、アドくんが導いた先々で銚子の歴史、味、人情に触れることができ、視聴者にも町の魅力がしっかりと伝わる内容となっていました。
終わりに
今回の「笑ってコラえて!」では、世界各国の人々と乾杯しながら交流する原宿編と、犬と一緒に街を巡る銚子のネタ旅の両方で、視聴者を笑顔にするエピソードが満載でした。日常の中の非日常や、何気ない出会いの尊さが伝わる、心温まる放送回となりました。次回の放送にも期待が高まります。
コメント