ジェシーの月曜大工始動&グルメすぎる相撲部屋に密着
2025年6月16日放送の日本テレビ「有吉ゼミ」では、新企画「月曜大工」でSixTONESのジェシーさんが本格的な家具作りに挑戦。ヒロミさんの“定年退職”をきっかけに、自立の第一歩を踏み出しました。そして番組後半では、高砂部屋の“グルメすぎるちゃんこ長”朝心誠さんが、60人分の料理を1時間で完成させる腕前を披露。大阪名物を取り入れた豪華なメニューに注目が集まりました。
ジェシーの新企画「月曜大工」初回は本格ヴィンテージ家具作り
新企画「月曜大工」の記念すべき初回では、ジェシーさんが単独で本格的なリフォームに挑戦しました。舞台となったのは、お笑いコンビ・バッテリィズの寺家さんが住む10帖1Kのワンルームマンション。テーマは1950~60年代のアメリカンヴィンテージスタイルで、落ち着いた木の色合いと機能性を兼ね備えた空間に仕上げることが目的でした。
・使用した素材はランバー材。加工しやすく、強度もあるため、家具作りに最適とされる木材です
・メインとなるのは、テレビ台と収納棚を組み合わせた多機能キャビネット。幅広の天板にはテレビが置けるだけでなく、両サイドには扉付きの収納スペースを設置し、生活感を隠せる工夫がされていました
・下段には引き出し収納とオープンスペースの2段構造があり、DVDプレイヤーや書籍などの収納に使える実用的な設計です
全体の色合いは、オーク色のステイン塗料で統一。重厚感のある深みと、木のぬくもりを感じられる雰囲気が演出されていました。特に、木目を活かす塗装技術にはこだわりが見られ、仕上げにはサンドペーパーで光沢を調整する丁寧な工程も紹介されました。
さらにジェシーさんは、カフェ風のローテーブルと姿見(全身鏡)も追加で製作。部屋全体に統一感を持たせるため、同じ木材と塗料を使い、デザインも揃えられていました。テーブルにはアイアン素材の脚を組み合わせることで、無骨さと洗練さを両立。姿見には細いフレームと棚板がつけられており、玄関脇にぴったりの設計です。
リフォーム作業には3日間がかかりましたが、都内スタジオで完成品が披露されたときには、まるで別の空間のように変貌。シンプルな1Kの部屋が、家具と配置の工夫だけで、ヴィンテージ感あふれる温かい部屋へと生まれ変わりました。
ジェシーさんのデザインセンスと技術力が光る初回となり、次回以降どんな作品が登場するのか、期待が高まるスタートになりました。
高砂部屋のちゃんこ長が挑む!総重量75kgの昼食づくりに密着
相撲部屋の台所はまさに戦場。この日、料理を担当したのは高砂部屋のちゃんこ長・朝心誠さん。朝稽古が終わるとすぐに、大量の食材とともに60人分の食事づくりがスタートしました。調理時間はわずか1時間、仕上げる料理は総重量75kgにもなる大仕事です。見学に訪れた後援会関係者や観光客へのもてなしも兼ねており、見た目や味にも一切妥協がありません。
・最初に取りかかったのはチャプチェ。牛肉、ニンジン、マロニー、小松菜、新玉ねぎなど、色とりどりの具材を炒めていきます。ごま油の香りが立ち上るなか、手際よく大鍋で調理
・そのチャプチェをアレンジして春巻きの具材としても活用。チャプチェ春巻きは包んで揚げるまで一貫して朝心さんが担当し、カリッとした食感が魅力の一品に
続いては辛寄せ鍋。大量の野菜と豚肉を大鍋に入れ、辛みの効いたスープで煮込んでいきます。旨味と刺激が合わさったこの鍋は、稽古後の体にしみ渡るような味わいに仕上げられました。調理の最中には、新弟子による鮭の買い忘れというハプニングもありましたが、急ぎの買い出しのあとで鮭のちゃんちゃん焼きが見事に完成。大きな鉄板で焼き上げ、味噌ベースの甘辛いタレで香ばしく仕上げられました。
メインディッシュには、鶏もも肉6kgを使った照り焼きチキン。あらかじめ玉ねぎドレッシングに漬け込んでおいた肉を、大きなフライパンで丁寧に焼いていきます。味がしっかり染み込んでいて、やわらかく仕上がるのがポイントです。
そして最後に仕上げたのは牛肉と豚バラのW使いによる肉じゃが。甘辛い煮汁にしっかりと具材が染み込むよう、大鍋で一気に煮込みます。短時間でも味が決まるのは、手慣れた段取りと火加減の調整があるからこそです。
完成した料理は、以下の6品。すべてが栄養満点・満腹必至の力士向けメニューです。
・鮭のちゃんちゃん焼き
・照り焼き風チキンソテー
・牛肉と豚バラの肉じゃが
・辛寄せ鍋
・チャプチェ
・チャプチェ春巻き
60人分の料理が1時間足らずで完成するという圧巻の手際と、手間を惜しまない本格調理。食事を終えた見学者たちは、見た目も味も満点の料理に満足しきった様子で、高砂部屋の“グルメすぎる相撲部屋”ぶりが証明される一日となりました。
大阪場所の宿舎で振る舞われた!高砂部屋・朝心誠さんの名物料理
大阪場所中の宿舎となる久成寺では、毎年恒例となった高砂部屋の名物ちゃんこ料理がふるまわれます。この日も料理を担当したのは、部屋の料理長である朝心誠さん。大阪ならではのご当地メニューをテーマに、1時間で60人前・合計90kg超の料理を作り上げるという驚異的な手際が光りました。
・まず取りかかったのは、大阪発祥の家庭料理としても知られる肉吸い。白だしをベースに、牛肉と木綿豆腐だけというシンプルな具材ながら、しみじみと深い旨味を引き出す丁寧な火入れが特徴です
・次に仕上げたのはかすうどんとホルモン焼きそば。ホルモンは臭みを飛ばしつつ、めんつゆで味付け。焼きそばはホルモンと麺を豪快に炒めて、香ばしい香りとコクをしっかりプラス
続いて調理されたのが、どて焼き。牛すじを甘辛く煮込んだ関西の定番料理で、味噌と砂糖のバランスが絶妙に仕上げられています。煮込みながら他の料理も同時並行で進め、わずか約40分で4品を完成させるスピードと段取りの良さが光ります。
さらに仕上げたのは、酢豚と豚味噌ちゃんこ鍋。酢豚には冷凍シューマイをアレンジして使用し、野菜と一緒に炒めて甘酢あんに絡めるという工夫が効いた一品。豚味噌ちゃんこ鍋は、豚バラとたっぷりの野菜を使い、味噌のコクと野菜の甘みが溶け込むまろやかな仕立てになっていました。
完成した6品は以下の通り。
・肉吸い(牛肉と豆腐の白だし煮)
・かすうどん(ホルモンとめんつゆ仕立て)
・ホルモン焼きそば(香ばしく炒めた関西流)
・どて焼き(牛すじの甘辛味噌煮込み)
・酢豚(冷凍シューマイ×野菜の甘酢炒め)
・豚味噌ちゃんこ鍋(豚バラ×味噌ベースの具だくさん鍋)
すべての料理に共通していたのは、“スピード”と“味の妥協なさ”。食材の組み合わせや調理法に工夫を凝らし、短時間で完成させつつも、大量調理とは思えないほど細部まで味のバランスが整えられたプロの技術が随所に見られました。
まとめ
今回の『有吉ゼミ』では、そんなちゃんこ料理という“手仕事”の魅力と、もう一つのテーマである“モノづくり”の丁寧さが並列して紹介されました。SixTONESのジェシーさんの独立挑戦という新展開とあわせて、番組は笑いと感動に満ちた内容となり、今後の放送にも期待が高まります。
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