【ヒルナンデス】長崎100年に一度の変革旅!旧グラバー邸と冷凍グルメ最前線|2025年6月16日放送

ヒルナンデス!

初夏旅長崎で世界遺産&冷食の進化を大調査

2025年6月16日放送の「ヒルナンデス!」では、初夏にぴったりの長崎旅と進化した冷凍食品を特集。西九州新幹線開業で注目される長崎の再開発エリアから、伝統と新名物が融合するグルメや世界遺産の見どころまで幅広く紹介されました。後半では、家庭の味方・冷凍食品の最前線を徹底リポート。最新技術でここまで変わる!と驚く内容が盛りだくさんでした。

初夏の長崎旅で巡るグルメと絶景

長崎は今、「100年に一度の変革期」を迎えていると言われるほど、大きな注目を集めています。2022年の西九州新幹線開業によって、これまで以上にアクセスが便利になり、長崎駅周辺では再開発が進んでいます。長崎スタジアムシティも昨年オープンし、観光客の動線や滞在の選択肢がさらに広がりました。自然の見どころも豊富で、五島列島の蛤浜海水浴場では透き通る海が楽しめ、ハウステンボスでは6月下旬ごろまであじさいの彩りが広がります。都市と自然がどちらも楽しめる点が今の長崎の大きな魅力です。

街歩きの途中にはグラバー通りに立ち寄るのが定番ルートです。
・「文明堂総本店 南山手店」では、幕末のレシピをもとに作られた「海援隊カステラ」を味わえます。
・「長崎バターサンド専門店 Petitjean」では、五島列島の塩と厳選バターを使った「生バターサンドWクリーム(レーズン入り)」が今注目の新名物です。
・老舗「御菓子処まえだ」は、伝統のカステラをアレンジした「長崎カステラぷりん」を提供し、和洋の融合を感じさせてくれます。
・また、「長崎南山手プリン」の「ステンドグラスプリン」は、雲仙の牛乳と長崎の太陽卵を使い、バタフライピーの青色で彩られた美しい逸品。1日に約300個も売れるほどの人気商品です。

グルメだけでなく、歴史的景観も充実しています。大浦天主堂は江戸時代末期に建てられたゴシック調の教会で、国内に現存する中では最も古いキリスト教の建物として世界遺産にも登録されています。教会内のステンドグラスは見ごたえがあり、晴れた日には光が差し込んで幻想的な空間を演出します。そのすぐ隣にある旧グラバー住宅もまた、幕末から明治にかけての歴史を語る建築物として保存されており、長崎港を一望できる立地が旅情をかきたてます。

さらに、番組ではガラス工房「瑠璃庵」が紹介され、伝統的な長崎ビードロ吹きガラス製法を学ぶことができる体験の様子が映されました。
・出演者たちは3人で協力しながら、巻き模様入りの瑠璃色のコップ作りに挑戦。
・熱したガラスに息を吹き込んで膨らませ、濡らした新聞紙の上で形を整える工程では、職人の手ほどきが加わることで、初めてとは思えない美しい仕上がりになりました。
・この体験は小学生から大人まで楽しめる人気プランとして紹介されており、旅の思い出づくりにぴったりなアクティビティとして注目されています。

このように長崎では、古き良き伝統と新たな観光の魅力が共存しており、初夏の旅先としてとてもおすすめのエリアとなっています。観光地としての表情がどんどん豊かになっている今、訪れておきたい場所のひとつです。

世界遺産 軍艦島の知られざる歴史

旅の後半で訪れたのは、かつて炭鉱の島として栄えた軍艦島(端島)。明治から昭和にかけて、ここは日本の近代産業を支えた重要な場所でした。東京ドーム約1.3個分の小さな人工島に、最大で5300人以上が暮らしていたとされ、密集した建物と人口密度の高さは、当時の活気を物語っています。現在は世界遺産にも登録され、その歴史的価値が見直されています。

炭鉱の中心となったのが端島炭坑の竪坑エレベーター。ここから地下600メートルまで降り、さらに1000メートル以上も歩いて坑道で作業していたといいます。島に残る黒ずんだ階段は、炭鉱夫の靴の裏に付いた石炭が長年こびりついた跡であり、労働の厳しさを今に伝える貴重な証拠となっています。

階段のすぐ横には「構内風呂」があり、炭鉱で働く人たちは作業後にこの場所で体と作業着を同時に洗って、石炭の汚れを落としていたといいます。
・これらの施設は、当時の軍艦島が単なる労働の場だけではなく、人々が生活を営むための機能をしっかり備えていた島だったことを示しています。

また軍艦島は、1916年に日本初の鉄筋コンクリート造アパートが建てられた場所でもあります。これは過酷な自然環境と火災対策の両面から選ばれた構造で、近代建築の先駆けとなりました。加えて、当時の島内ではテレビの普及率が全国平均10%前後に対し、ほぼすべての家庭にテレビがあったとも伝えられており、生活面でも非常に進んだ暮らしが営まれていたことがわかります。

・炭鉱での作業は危険が伴うものであったため、給与や保証制度も手厚く整備されていたことも特徴です。
・住民は、限られたスペースの中で団地生活を送り、学校・病院・映画館なども設けられ、「海に浮かぶ近代都市」のような存在でした。

現在、軍艦島は建物の老朽化が進行しており、崩落の危険性などから将来的に上陸が困難になる可能性も指摘されています。そのため、今のうちにその歴史と遺構を実際に目にすることは、非常に貴重な体験になります。

番組では、炭鉱遺構の保存状況や労働環境、暮らしぶりが映像を通して紹介され、軍艦島がただの観光地ではなく、近代日本の歴史と技術の象徴であることが丁寧に伝えられました。明治期から始まったこの島の物語は、現代の私たちに多くのことを語りかけてくれる内容でした。

ご当地グルメ回転寿司で味わう長崎の海の幸

長崎の旅で紹介された注目グルメのひとつが、地元密着型の回転寿司チェーン「若竹丸」です。長崎は全国でも有数の漁業県で、魚の種類は250種類以上、漁獲量は全国3位を誇ります。三方を海に囲まれ、五島列島や九十九島といった漁場が豊富な地形に恵まれているため、新鮮で多彩な魚介類が水揚げされています。そんな長崎の恵みを、手軽に味わえるのが若竹丸の魅力です。

店内では、ひらまさのズリ(腹身)や白鉄火(ひらまさの鉄火巻き)、そして雲仙ニボサバなど、他県ではなかなか見かけないレアなネタが次々と登場。ひらまさはぶり・かんぱちと並ぶ「ぶり御三家」のひとつで、長崎では養殖も盛ん。ズリは1本の魚からわずかしか取れない希少部位で、コリコリした食感と強い旨味が特徴です。白鉄火はこのひらまさを使った贅沢な巻き物で、県民にはおなじみの一品だそうです。

マグロ(メバチマグロ)やアジといった定番ネタも、2貫154円という価格で提供され、観光客だけでなく地元の人にも愛されています。
・さらに、若竹丸では注文ごとに職人が直接握るスタイルを採用しており、回転寿司でありながら寿司専門店のような味と質が楽しめます。
・高級魚のカットにも工夫があり、あえて斜めに切ることでネタを大きく見せ、口いっぱいに魚の旨味を感じられるように仕上げているのもポイントです。

長崎の新鮮な魚を支えているのが、若竹丸の24店舗分の一括仕入れと自社配送・仕込み体制。大量仕入れによってコストを抑え、さらに魚の処理を自社で行うことで、鮮度を落とさずに低価格を実現しています。この体制があるからこそ、長崎産の魚介をリーズナブルに楽しめるのです。

中でも紹介された雲仙ニボサバは、長崎の新たなブランド鯖。天然の煮干しを食べて育てられたサバで、生でも食べられるほど臭みがなく、脂がたっぷりのった味わいが魅力です。長崎は港と市街地の距離が近く、朝水揚げされた魚がその日のうちに店舗へ届けられるため、寿司ネタとしての質も非常に高いことが番組で紹介されていました。

このように若竹丸は、長崎の海の恵みを余すことなく提供しており、旅の途中でぜひ立ち寄りたいスポットのひとつです。回転寿司という気軽さの中に、本格的な味と職人の技術、そして長崎の食文化が凝縮されており、長崎グルメを手軽に味わえる絶好の場所として強く印象に残る内容でした。

新名物・進化系ちゃんぽんが話題

長崎グルメの代表といえば「ちゃんぽん」ですが、そのちゃんぽんにも新しい進化の波が訪れています。番組で紹介されたのは、2024年にオープンしたばかりの注目店「CHAMPON 358」。この店では、野菜をたっぷり使った基本のちゃんぽんはもちろんのこと、月替わりで新しい味わいのちゃんぽんを次々と発表し、地元でも話題になっているそうです。

6月の限定メニューは、なんとトマトソースを合わせたイタリアン風ちゃんぽん。スープは基本の白湯にトマトの酸味と甘みを加え、麺と具材にやさしく絡みます。見た目も鮮やかで、洋風のような印象ながら、しっかりとちゃんぽんらしさも残しているため、初めての人でも食べやすく、かつ長崎らしさも味わえるとされています。

特徴的なのは、長崎県内でしか製麺されていない「唐灰汁(とうあく)」入りのちゃんぽん麺。唐灰汁とは中国由来のかんすいの一種で、ちゃんぽん特有のもっちりとした食感とコシを生み出す重要な成分です。
・この唐灰汁は独特の香りと風味があり、ちゃんぽんに深みを加える重要な要素とされており、長崎ならではの麺の味わいを決定づけているとも言えます。
・この麺は県外では製造されておらず、地元の製麺所「佐藤製麺所」などが供給しているため、ちゃんぽんそのものが「ここでしか食べられない」ご当地料理としての魅力を持っています。

また、具材へのこだわりも強く、定番のキャベツ・もやし・にんじん・かまぼこ・豚肉などに加えて、月替わりメニューではニラやハーブ、トマトなど洋風素材を組み合わせることで、新しい味の発見を提供しています。ボリュームたっぷりで、野菜は350g以上使われており、栄養バランスにも優れている点も嬉しいところです。

・調理時にはスープと具材を別で加熱し、麺の状態を最適に保つ工夫がされており、提供直前にすべてを一皿にまとめるスタイルをとっています。
・視覚でも楽しめる盛り付けで、SNS映えするような彩りと高さが意識されており、若い世代にも人気を集めているそうです。

このように、「CHAMPON 358」のちゃんぽんは、伝統の味に現代的なエッセンスを取り入れた“進化系ご当地ラーメン”として、長崎の新たなグルメ名所になりつつあります。今後も毎月異なる創作ちゃんぽんが登場するため、リピーターも多く、地元の人にも観光客にも支持されていることが、番組からもよく伝わってきました。長崎を訪れた際には、定番のちゃんぽんとともに、この一歩先を行くちゃんぽんを体験するのもおすすめです。

島ごとリゾート!伊王島のアイランド長崎

長崎市の中心部から車でおよそ30分。市街地から気軽にアクセスできる場所に、**まるごとリゾート化された島「伊王島(いおうじま)」があります。ここに広がるのが、「i+Land nagasaki」**という総合リゾート施設で、島全体が宿泊・レジャー・癒やしの空間として整備されています。

この施設では、マリンアクティビティやレンタサイクル、バギー体験など、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが充実しており、特に夏に向けて多くの人で賑わうそうです。
・「プレイキッズランド」は小さな子どもも安心して遊べる屋内型施設で、家族旅行にも最適。
・他にもフィットネスジムや5つのカフェ、ラウンジがすべて無料で利用でき、「1日では遊び尽くせない」というコンセプトにぴったりの場所となっています。
・じゃらんアワードの「売れた宿大賞」九州エリアで3年連続1位を獲得
している実績もあり、今や全国から注目を集める人気スポットです。

宿泊施設には**天然温泉付きのロッジ「テラスロッジ」**などがあり、広々とした空間に最大4人まで宿泊可能。1泊2食付きで1人あたり15,840円からと、設備内容を考えると非常にお得な料金設定です。温泉・食事・アクティビティがすべて一体化しており、特にファミリー層やカップルでの利用に人気があります。

そして最大の注目は、施設内にある温浴エリア「Ark Land Spa」です。
・地下約1200mから湧き出る天然温泉を使用した露天風呂や、岩盤浴、ジェットバスなど、合計19種類の温浴体験が可能。
・日帰りでも大人1人1000円というリーズナブルな料金
で利用できるため、宿泊せずに訪れる人も多いそうです。
・この温泉は塩化物泉で、いわゆる「美人の湯」とも呼ばれる泉質。湯冷めしにくく、肌がすべすべになると評判で、海を望みながらゆったりと入浴できる絶景の露天風呂が自慢です。

他にも、伊王島ではシーサイドBBQや焚き火カフェなど、季節限定のイベントも開催されており、自然と触れ合いながらのんびり過ごせる環境が整っています。日常から少し離れた時間を過ごすにはぴったりの場所で、非日常感あふれる島の滞在が、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれると、番組内でも詳しく紹介されました。

伊王島の「i+Land nagasaki」は、ただの宿泊施設ではなく、丸ごと1つの島でリゾート体験ができる特別な場所。自然・温泉・遊び・食事のすべてが詰まった、これからの季節にこそ訪れたいスポットです。

冷食がここまで進化!自宅で本格グルメ体験

番組後半では、驚くほど進化した冷凍食品の最前線が紹介されました。いまや冷食は、うどんや餃子だけでなく、パン・寿司・ステーキ・オムライス・フルコースまで展開されており、「冷凍とは思えない」「まるで作りたて」と感じるほどのクオリティに進化しています。

まず注目されたのが、香川県の人気店「うどん本陣 山田家」監修の冷凍うどん。特に天ぷらの食感にこだわり、サクサク感をキープしたかき揚げ付きで、従来の“ふにゃっとした冷凍天ぷら”のイメージを覆します。

味の素の「レンジでギョーザ」は、独自の技術によりレンジ加熱だけで皮がパリッと仕上がる進化系冷食。
・「凍眠」技術を用いたこんにゃく
は、アルコールを使った特殊な冷凍方法で、家庭の冷凍庫とは違いドリップもほぼ出ず、食感や弾力もそのまま
・家庭で凍らせたこんにゃくと比較すると、差は歴然で、冷食の技術革新のすごさが実感できます

埼玉県の「@FROZEN(アットフローズン)」では、名店の味を再現した冷食がずらりと並び、イタリアンのフルコース、オムライス、ステーキなどが取り揃えられています。番組では、オムライスをポムの樹の「ポムオム」として紹介。卵のふわとろ感を再現するため、急速冷凍を活用し、解凍時にも崩れない設計になっています。

・冷凍寿司も登場し、「古市庵」の「なみはや寿司」は、サーモン・ズワイガニ・金目鯛など10種のネタが入った20貫セット。
500Wの電子レンジで4分温め、その後常温で30分置くという解凍方法で、握りたてに近い風味が再現されていました。
・出演者も「押し寿司だとは思えないほど新鮮」と感じる仕上がりに驚いていました。

また、大戸屋ごはん処の冷食も紹介され、「鶏と野菜の黒酢あん」は、冷凍とは思えないほどしっとり仕上がっていて、そのままおかずとしても、チャーハンや冷やし中華にアレンジも可能。冷食の幅の広さとアレンジ性も魅力です。

・注目された「ご褒美フルコース」シリーズでは、前菜・スープ・メイン・デザートを自由に組み合わせて自宅でフルコースが楽しめるスタイルを提案。
・さらに「4Xビーフ」を使用した冷凍リブロースステーキは、解凍してもミディアムレアを保ち、冷えたままローストビーフ風にも、焼き目をつけてステーキとしても楽しめます。
帝国ホテル 東京監修の冷凍メニューも登場し、まさに「冷凍=手抜き」の時代は終わったことを感じさせる内容でした。

これらの進化により、冷凍食品は保存性、味、コストパフォーマンス、栄養バランスすべてにおいて優れた存在となっています。忙しい現代の暮らしの中で、手軽に美味しく、しかも安心して食べられる選択肢として、今後ますます注目を集めること間違いなしです。

長崎の旅と同じく、日本の食文化の今とこれからを実感できる内容として、非常に充実した放送となっていました。冷食の進化に驚き、家で試してみたくなる人が続出しそうな特集でした。

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