元ソフトバンク江川智晃が伊勢で始めた「とんかつ四十三番」
2026年9月20日放送のメ〜テレ『超町人!チョコレートサムネット』三重・伊勢市編に、「ダルビッシュ選手からHRを打った珍経歴のとんかつ店オーナー」が登場します。その人物が、福岡ソフトバンクホークスでプレーした元プロ野球選手の江川智晃さんです。番組で注目される野球時代の1本と、現役時代の背番号「43」を店名にした「とんかつ四十三番」、さらに伊勢から松阪・度会へ広がった現在までを紹介します。
この記事でわかること
- 江川智晃さんがダルビッシュ有投手から本塁打を打った試合
- 「とんかつ四十三番」の43と現役時代の背番号の関係
- 伊勢店・松阪店・四十三番食堂の場所と店舗情報
- 一志SPポークを使った店づくりと江川さんの第二のキャリア
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ダルビッシュ有から打った本塁打は2011年6月24日

『超町人!チョコレートサムネット』で紹介される江川智晃さんの経歴で、ひときわ目を引くのが「ダルビッシュ有投手から本塁打を打った」という記録です。
その試合は2011年6月24日、福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズ戦。福岡のヤフードームで行われました。
江川さんは7番・左翼で先発出場。0対0で迎えた5回、日本ハム先発のダルビッシュ有投手からソロ本塁打を放っています。NPB公式記録にも「江川1号(5回1点 ダルビッシュ)」と残っています。
しかも、この日はダルビッシュ投手が8回を投げて7安打13奪三振、失点は江川さんのソロ本塁打による1点だけでした。
試合そのものは日本ハムが3対1で勝利し、ダルビッシュ投手が9勝目。しかしソフトバンクが挙げた唯一の得点が、江川さんの一発だったことになります。
当時24歳だった江川さんにとって、この本塁打はシーズン第1号。日刊スポーツは、プロ入り後4年ぶりとなる通算2本目で、本拠地では初めての本塁打だったと伝えています。
とんかつ四十三番の「43」は江川智晃の背番号
現在の江川さんにつながるもう1つの数字が「43」です。
江川さんは現役時代、福岡ソフトバンクホークスで背番号43を長く背負っていました。球団の選手名鑑にも「43 江川智晃」と記録されています。
その背番号をそのまま受け継いだのが、店名の「とんかつ四十三番」です。
観光三重の江川さんへの取材でも、店名の「43」は現役時代に長年背負った背番号に由来すると紹介されています。野球選手としての時間を消して飲食業へ移ったのではなく、自身のキャリアを店の名前として残した形です。
ダルビッシュ投手から本塁打を放った元プロ野球選手が、背番号43を掲げるとんかつ店を故郷で営んでいる――。今回の番組で取り上げられる「珍経歴」は、ここまでつながっています。
とんかつ四十三番 伊勢店の場所と現在の店舗情報
江川さんが展開する「とんかつ四十三番」の出発点となったのが、2023年3月にオープンした伊勢店です。
とんかつ 四十三番 伊勢店
- 住所:三重県伊勢市黒瀬町562-23
- 電話:0596-67-5866
- ランチ:11:00~15:00(L.O.14:30)
- ディナー:17:00~20:30(L.O.20:00)
- 定休日:不定休
- 最寄り:JR参宮線・五十鈴ケ丘駅
2026年6月時点の観光三重の案内では、各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済にも対応しています。
店では、一志SPポークのロース、ヒレ、モモなどを使用。低温調理でじっくり火を入れ、肉のやわらかさや旨みを引き出すスタイルを採っています。
とんかつソースだけで食べるのではなく、わさびや塩を合わせる食べ方を提案しているのも特徴です。脂の甘みや肉そのものの味を前面に出したとんかつになっています。
プロ野球から故郷・三重で豚肉を扱う仕事へ
江川智晃さんは1986年10月31日、三重県伊勢市二見町生まれ。宇治山田商業高校から福岡ダイエーホークスにドラフト1巡目で指名され、球団が福岡ソフトバンクホークスとなった時代を選手として過ごしました。
現役を退いた後も球団に残り、2020年シーズンはスコアラーを担当しています。
大きな転機になったのがコロナ禍でした。家族との連絡を通じて家業や養豚事業の状況を知り、故郷の三重へ戻ることを決断。2020年12月にソフトバンクを退団し、プロ野球とはまったく異なる豚肉の世界へ進みました。
江川さんの母親が代表を務める一志ピックファームでは、一志SPポークを生産しています。
江川さんは当初、営業を担当するつもりでしたが、実際には肉の加工や販売まで自分たちで行うことになり、県内の食肉卸売会社で肉の扱い方を学びました。
2021年6月には伊勢市に「まるとも荒木田商店」を開業。一志SPポークの精肉や加工品を販売する拠点を作っています。野球から豚肉へという大きな転身でしたが、ここでの経験が後のとんかつ店につながっていきます。
一志SPポークを使ったとんかつ店が生まれた理由
「とんかつ四十三番」の中心にあるのが、三重県津市一志町で生産されるブランド豚「一志SPポーク」です。
一志ピックファームは繁殖から肥育までを同じ農場内で行い、資源を有効利用する資源循環型農業にも取り組んでいます。農場の公式情報では1985年に設立され、中日本肉豚出荷組合豚枝肉勉強会で複数回の最優秀賞を受けています。
江川さんがとんかつ店を始めるきっかけには、精肉店でロースやヒレを扱う中で、そのおいしさをもっと伝えたいという考えがありました。
現役時代から交流があった福岡のとんかつ店で一志SPポークを使ってもらい、そこで食べたとんかつに感動。「地元でも出したい」と話したところ、店側から技術を教えてもらえることになり、伊勢での店づくりが動き出しました。
つまり「元プロ野球選手が引退後に飲食店を始めた」というだけではありません。
家族が生産する豚を、自ら加工・販売し、さらに料理として届ける。その流れの先に「とんかつ四十三番」があります。
伊勢から松阪、さらに度会へ広がった「43」
伊勢店のオープンから約10か月後の2024年1月には、松阪市にも店舗が誕生しました。
とんかつ 四十三番 松阪店
- 住所:三重県松阪市下村町858-1
- 電話:070-2616-9480
- ランチ:11:00~15:00(L.O.14:30)
- ディナー:17:00~20:30(L.O.20:00)
- 定休日:不定休として案内
- 駐車場あり
伊勢・松阪の2店舗に続いて、2026年5月30日には度会町にも新しい店が加わりました。
四十三番食堂
「四十三番食堂」は、宮リバー度会パーク内の「バザールわたらい」にオープンした新業態です。
- 住所:三重県度会郡度会町大野木1260
- 電話:090-7153-9349
- 営業時間:11:00~14:30
- 定休日:水曜日
こちらは伊勢・松阪のとんかつ専門店とは少し方向が異なり、一志SPポークをより気軽に楽しめる食堂スタイル。とんかつだけでなく、角煮、ハンバーグ、生姜焼き、肉うどんなどにもメニューを広げています。
プロ野球時代の背番号だった「43」は、伊勢の1店舗から始まり、松阪、さらに度会へと広がりました。
まとめ
『超町人!チョコレートサムネット』に登場する「ダルビッシュ選手からHRを打ったとんかつ店オーナー」は、元福岡ソフトバンクホークスの江川智晃さんです。
2011年6月24日、江川さんはヤフードームでダルビッシュ有投手からソロ本塁打を記録しました。そして現役時代に長く背負った背番号43は、現在の「とんかつ四十三番」という店名に受け継がれています。
引退後は故郷・三重へ戻り、家族が生産する一志SPポークの加工・販売に携わり、2023年に伊勢店を開業。その後は松阪店、2026年には度会町の四十三番食堂へと展開を広げました。
ダルビッシュ投手から放った1本と、背番号43。そのプロ野球人生が、現在は三重の豚肉を届ける店づくりにつながっています。
参考リンク


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