宇良大祐さんが受け継ぐ大阪・天満切子の美しさ
2026年10月9日放送の『めざましテレビ』「キラビト!」には、大阪生まれのガラス工芸「天満切子(てんまきりこ)」を受け継ぐ切子職人・宇良大祐(うら だいすけ)さんが登場します。
天満切子の魅力は、グラスに飲み物を注ぐと、光の屈折によって模様が浮かび上がるように見えること。一般的な切子とは異なるU字形のカットを使い、柔らかな曲線と万華鏡のような輝きを生み出します。
なかでも注目したいのが、最高峰の作品として紹介される「月煌(げっこう)」。黒と鮮やかな色ガラスを組み合わせた高級ロックグラスで、公式オンラインショップでは税込77,000円から販売されています。
職人・宇良大祐さんがどのように天満切子を受け継いでいるのか、月煌の特徴や値段、購入できる場所まで詳しく紹介します。
この記事でわかること
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宇良大祐さんのプロフィールと切子職人としての活動
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天満切子「月煌」の値段・特徴・通販方法
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水を注ぐと模様が浮かぶU字彫りの仕組み
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天満切子の歴史と大阪の直営販売店
天満切子「月煌」の値段と通販方法

「月煌(げっこう)」は、天満切子の技術と現代的なデザインを組み合わせた二色被せのロックグラスです。
公式オンラインショップで案内されている価格と仕様は次のとおりです。
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商品名:ロックグラス24% 月煌(げっこう)二色被せ
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販売価格:税込77,000円から
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高さ:約95mm
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直径:約78mm
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容量:約200ml
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素材:レッドクリスタルガラス
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カラー:黒/琥珀、黒/紫、黒/青
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購入方法:天満切子公式オンラインショップ、直営販売店
月煌には、透明なガラスの外側に2色の色ガラスを重ねる「二色被せ」という技法が使われています。
漆黒と鮮やかな色彩の対比が特徴で、光の当たる角度によってカットされた部分の見え方が変化します。黒いガラスに浮かぶ繊細な輝きは、夜空に現れる月の光を連想させます。
天満切子の模様は、飲み物を注ぐことで見え方が大きく変わります。水やお酒を入れた瞬間、グラスの内側に模様が映り込み、万華鏡のような美しさを楽しめるのです。
月煌は、単に棚に飾る美術品ではなく、実際に飲み物を入れて使うことまで考えられた作品です。
宇良大祐さんは切子工房RAUで技術を受け継ぐ職人
宇良大祐さんは、大阪市北区同心にある「切子工房RAU」で天満切子の制作に携わる切子職人です。
工房ではマネージャーを務め、伝統技術を受け継ぎながら、新しい表現を取り入れた天満切子の制作に取り組んでいます。
工房の紹介では、天満切子を継承するために切子工房RAUへ入り、職人として技術を磨いてきた人物として紹介されています。
天満切子の制作は、ガラスを機械で一度削れば完成するものではありません。カットの深さや曲線、磨き具合によって、完成したグラスの輝きが変わります。
宇良さんが携わる工房では、創始者が大切にした「鑑賞の美」と「用の美」という考えを受け継いでいます。
これは、美しく鑑賞できるだけでなく、日常で使う道具としても優れていることを意味します。
宇良さんの仕事は、長年培われてきた切子技術を守りながら、現代の暮らしに合う新しい作品を生み出していくことにもつながっています。
水を注ぐと花模様が現れる天満切子のU字彫り
天満切子の最大の特徴は「蒲鉾彫り(かまぼこぼり)」と呼ばれるU字形のカットです。
江戸切子や薩摩切子では、V字形の鋭いカットによって直線的な模様を表現する技法がよく使われます。
一方、天満切子はU字形の刃でガラスを削り、丸みを帯びた曲面を作ります。
この曲面が、光の屈折を生み出す重要な部分です。
天満切子では、U字形に削られた部分が凹レンズのような形になります。さらに、削った面を丁寧に磨いて透明な状態に仕上げます。
グラスに水やお酒を注ぐと、液体とガラスの間で光が屈折し、底に刻まれた模様が側面の内側に映り込んで見えます。
その結果、グラスの内部に花が咲いたような模様や、万華鏡をのぞいたような複雑な輝きが生まれるのです。
天満切子の魅力は、グラスそのものの美しさだけではありません。
何も入っていない状態と、飲み物を注いだ状態で異なる表情を楽しめることが、大きな特徴になっています。
1933年創業の工房から生まれた天満切子
天満切子の歴史は、大阪・天満のガラス産業と深く結びついています。
大阪市北区の天満周辺は、古くからガラス製造が盛んだった地域です。大阪天満宮の正門脇には「大阪ガラス発祥之地」の碑も残されています。
1933年、宇良宗三郎さんが大阪市北区天神橋4丁目で「宇良硝子加工所」を創業しました。
その後、工場は現在の大阪市北区同心にあたる場所へ移転し、ガラス加工の技術を発展させていきます。
大きな転機となったのが、宇良武一さんによる新しい切子技法への挑戦でした。
工房は1980年に薩摩切子の復刻に携わった経験を持ち、1998年には「切子工房RAU」として、独自の作品「RAU-COLLECTION」の制作を始めました。
そこから新たな加工技術を加え、大阪のガラス文化を象徴するオリジナルブランド「天満切子」へと発展していきます。
ガラス工場が数多く集まっていた天満の歴史を残したいという思いが、ブランド名に込められています。
現在では天満切子株式会社が事業を展開し、宇良大祐さんをはじめとする職人たちが制作を担っています。
天満切子の制作は6つの工程を重ねる手仕事
天満切子は、ガラスの素材を選ぶ段階から完成まで、細かな作業を積み重ねて制作されます。
基本的な工程は次のとおりです。
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生地検品:ガラスの状態を確認し、加工に適したものを選ぶ
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割出し:カットする位置の基準線を正確に引く
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粗摺り:ダイヤモンドホイールで模様の大まかな形を削る
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中摺り:U字形の刃を使い、カットする面を広げていく
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最終削り:細かな刃で曲面を滑らかに整える
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磨き・バフ掛け:削った部分を透明に磨き上げ、光沢を出す
特に重要なのが、最後の磨き作業です。
削った直後のガラスは、表面が白く曇ったような状態になっています。そのままでは、天満切子特有の透明感や光の屈折を十分に引き出せません。
職人は磨き砂や専用の研磨道具を使い、削った部分を滑らかに仕上げます。
カットと研磨の両方が正確に仕上がることで、飲み物を注いだ際に美しい模様が映り込むグラスになります。
宇良大祐さんが受け継ぐのは、こうした細かな工程の積み重ねによって生まれる技術です。
天満切子を購入できる大阪の直営店
天満切子は公式通販だけでなく、大阪市内にある直営販売店でも購入できます。
天満切子Gallery
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所在地:大阪府大阪市北区天満2-2-19 サンナカノビル1F
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営業時間:11:00〜19:00
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定休日:月曜日
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電話番号:06-6926-4443
天満切子Galleryは、2017年に開業した直営販売店です。天満切子のさまざまな作品を取り扱っています。
TEMMA KIRIKO UX
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所在地:大阪府大阪市北区西天満4丁目7 新老松ビル1F
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ブティック営業時間:11:00〜17:00
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ブティック兼BAR営業時間:17:00〜23:00
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定休日:日曜日・祝日
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電話番号:090-9889-1745
TEMMA KIRIKO UXは、2023年に開業した直営ショップ兼バーです。
天満切子を販売するだけでなく、実際にグラスを使って飲み物を楽しめる場所にもなっています。
なお、制作拠点である切子工房RAUの本社・工房では商品の販売を行っていません。購入する場合は直営販売店や公式通販を利用してください。
月煌を店舗で購入したい場合は、希望するカラーの取扱状況を事前に問い合わせると安心です。
天満切子を長く美しく使うためのお手入れ
月煌をはじめとする天満切子のグラスは、繊細なガラス工芸品です。
美しい光沢を保つためには、日常のお手入れにも注意が必要です。
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食器洗い乾燥機は使用しない
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研磨剤入りスポンジや金属たわしを避ける
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洗浄には柔らかなスポンジを使用する
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グラスの内側を強くひねり洗いしない
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洗った後は水気を十分に拭き取る
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急激な温度変化を避ける
天満切子は耐熱ガラスではないため、熱い飲み物を注いだり、温度が急激に変化したりすると破損するおそれがあります。
一つひとつ手作業で仕上げられたグラスだからこそ、丁寧に扱いながら長く楽しみたいものです。
まとめ
宇良大祐さんは、大阪・天満の老舗工房「切子工房RAU」で技術を受け継ぐ切子職人です。
天満切子は、U字形の蒲鉾彫りと丁寧な手磨きによって、飲み物を注ぐと模様が浮かび上がるような美しさを生み出します。
なかでも「月煌」は、黒と鮮やかな色ガラスを重ねた二色被せの高級ロックグラス。税込77,000円から販売されており、公式通販や大阪の直営店で購入できます。
1933年に始まった工房の歴史、宇良武一さんが築いた独自の技術、そして現在の職人たちによる新しい作品づくり。
天満切子には、大阪のガラス文化を次の時代へつないでいくものづくりの歴史が息づいています。
参考リンク
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