【ぶらり途中下車の旅】美味アイスクリームのせ!はちみつとバナナの焼きチーズサンドと出会う夏の小田急線グルメ旅|2025年7月19日放送

町田から豪徳寺まで夏の発見とグルメの寄り道旅|2025年7月19日放送

2025年7月19日の「ぶらり途中下車の旅」では、風間トオルさんが小田急線沿線をゆったり旅しました。ダリアが咲き誇る町田の花園から始まり、向ヶ丘遊園では遊園地の記憶にふれ、成城では食事系かき氷、豪徳寺では歴史ある洋館へ。途中で見つけた美味しいものや面白い場所、地元の人が大切にしてきた風景がたくさん紹介されました。暑さのなかにもぬくもりを感じる、夏らしい一日でした。

色とりどりのダリアが迎える町田ダリア園

命名に参加できる特別なダリアたち

旅の最初は、風間さんが「この時期に行きたい」と楽しみにしていた町田ダリア園。ここには500品種、4000株ものダリアが植えられていて、それぞれにユニークな名前がつけられています。「真紅のドレス」や「大桃花輪」など個性的な名前も多く、園を歩くだけで花と人の思いが伝わってきます。毎年新しい品種が咲くと、名前を一般公募する取り組みがあり、今年は直径8cmのピンクの花が誕生。その名付けに風間さんも参加し、「コスモピンクちゃん」と応募していました。

働く人を支える場としての役割

このダリア園は、障害のある方の就労支援も目的としており、園内の手入れや管理を担う人々が生き生きと働いているのも特徴です。色鮮やかな花だけでなく、人と自然が関わりあう姿がとても印象的でした。

武相庵の焼きチーズサンドでひと休み

カフェとホステルの融合空間

町田駅から少し歩いた先にある「武相庵(ぶそうあん)」は、カフェと宿泊が一体となった新しいスタイルのお店です。木の温もりを感じる店内には本が並び、くつろげる空間が広がっていました。風間さんは、はちみつとバナナの焼きチーズサンドを注文。甘さと塩気が絶妙に混ざりあう人気メニューです。

人気のスイーツも見逃せない

そのほかにも、白い生クリームプリンや、プロのバーテンダーが作る本格クリームソーダなどが紹介されました。どれも見た目が美しく、写真を撮りたくなるような一品ばかり。味だけでなく、雰囲気まで含めて楽しめるお店です。

柿生の浄慶寺で羅漢像に笑顔

現代風のユニークな羅漢像たち

小田急線に乗って柿生で下車。風間さんが向かったのは、「あじさい寺」として知られる麻生山 浄慶寺です。ここで注目されたのが、100体以上の羅漢像。羅漢とは悟りを開いたお釈迦様の弟子で、ここの像はギターを持ったり、パソコンを打ったり、ハーモニカを吹いたりと、どれも現代的でユーモラスです。中には2023年に登場した大谷翔平選手風の像もありました。

境内で続く地域とのつながり

浄慶寺では、毎年2~3体ずつ羅漢像が追加され、その年の話題や人々の思いを映し出しています。住職さんも、どんな像が届くのかを毎年楽しみにしているそうです。仏教や歴史に詳しくない人でも、楽しく見て回れるお寺です。

向ヶ丘遊園で遊園地の記憶をたどる

思い出のモノレールとばら苑アクセスロード

向ヶ丘遊園で下車した風間さんは、かつて存在した向ヶ丘遊園地へ。開園は小田急線と同時、閉園は2002年。その思い出を感じられる場所として、ばら苑アクセスロードが整備されています。ここには、モノレールの橋脚のレプリカや案内板が設置され、子ども時代に訪れた人には懐かしい景色が残っています。

成城学園前で食べる“おかず氷”

DEGUSTATIONの裏プレミアムかき氷

成城学園前駅で見つけたのが、フレンチの要素を取り入れたかき氷店「DEGUSTATION(デギュスタシオン)」。ここではスイーツだけでなく、ミント風味の仔羊肉をのせたスパイシーなかき氷など、まるで料理のような氷が提供されています。ほかにも、「桃とピスタチオ」や「紫陽花」といった美しいデザート系も充実しています。

氷削りは夫婦の共同作業

料理を作るのはオーナーシェフの小鮒さん、氷を削るのは奥さまのKUMIKOさん。ふたりの手で丁寧に作られた氷は、見た目にも涼しくて、まさに夏のごちそうです。

豪徳寺で洋館と漫画が出会う旧尾崎テオドラ邸

イギリスの香りを残す青い洋館

豪徳寺で訪れたのは、可愛らしい水色の建物「旧尾崎テオドラ邸」。元々は港区にあり、尾崎行雄の妻・テオドラ英子さんの実家として建てられた洋館です。老朽化で取り壊される予定でしたが、漫画家の山下和美さんを中心に署名活動が行われ、今では漫画原画のギャラリーとして生まれ変わりました。

漫画と建物がつなぐ未来

この日は山下さんも訪れており、館内にはたくさんの漫画や原画が展示されていました。洋館の魅力と創作の場が一つになったこの場所は、新しい文化の拠点になっています。

最後は向ヶ丘遊園の創作中華で締めくくり

ライチ香る楊貴妃スブタと名物エビ料理

一度訪れた向ヶ丘遊園に再び戻り、風間さんが入ったのは「中華ビストロ 五廻(GOKAI)」。ここで味わったのは、ライチが入った酢豚「楊貴妃スブタ」。パイナップルよりも穏やかな甘みで、酢との相性がとてもよく、オーナーシェフのこだわりが詰まっています。

さらに、有頭エビのチリソースや、パリッとした名物エビ春巻きも登場。どれも素材の味を大切にしながら工夫された料理で、旅の最後をしっかり締めてくれました。


この日の「ぶらり途中下車の旅」は、花と歴史、美味しいものとアートが自然に溶け合った、夏らしい心あたたまる旅でした。沿線の一駅ごとに違った魅力があり、どこかに立ち寄るたびに思いがけない発見が待っていました。

配信情報
TVer・Huluにて配信中。番組を見逃した方も、このぶらり旅をおうちで体験できます。

あなたならどんな名前をつける?ダリア園で楽しむ読者参加型コンテンツ

町田ダリア園では、今が見頃のダリアをただ観賞するだけでなく、新品種に名前をつけるという参加型の取り組みが行われています。園内には名札のついていない花がいくつかあり、それが「名前募集中」の印。来園者はその花を実際に見て、色や形、印象から自由に名前を考えて応募することができます。

この取り組みは、7月31日までの期間限定で、選ばれた名前には記念品や認定証が贈られるという嬉しい特典もあります。花を見ながら自分の感性を働かせる時間は、子どもから大人まで楽しめる体験として好評です。

また園では、「あなたならこのダリアにどんな名前をつける?」という問いかけを公式SNSなどでも発信しており、SNSを通じて投稿を促す動きも広がっています。ユニークなネーミングや、思い出を込めた名前など、投稿の幅は自由。写真を添えてSNSにアップすれば、参加している実感もより深まります。

花の名前を考えるというシンプルな行動が、来園者とダリアとの新しいつながりを生み出す仕掛けとなっていて、町田ダリア園ならではの魅力になっています。

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