【ぶらり途中下車の旅】松下由樹が京急線で発見!話題の干しキクラゲ詰め放題とピンク海アート|2025年6月7日放送

ぶらり途中下車の旅

ピンクの海とアートとグルメ!松下由樹の京急線旅

2025年6月7日に放送された「ぶらり途中下車の旅」では、女優・松下由樹さんが京急線に乗って、横須賀から横浜方面へ、感性を刺激するアートやグルメ、自然の風景にふれる旅を楽しみました。ピンク色の海辺のアートから、こだわりのビーガンスイーツまで、多彩な魅力が詰まった沿線の風景を紹介してくれました。

フォトスポット「#ジハングン ヨコスカ」から旅がスタート

旅のスタート地点は、神奈川県横須賀市にある野比海岸。そこにあるのが、SNSを中心に話題となっている「#ジハングン ヨコスカ」です。この場所は、見た人の目をひくピンク色の背景やユニークなオブジェが並ぶ海沿いのアートスポットで、誰でも無料で自由に撮影や見学ができます。潮風が心地よく、晴れた日には青い海と空、そしてカラフルなアートのコントラストがとてもきれいです。

●場所は京急線「YRP野比駅」から徒歩約10分の海沿い
●施設内にはピンクのベンチやハート型のモニュメントなどが点在
●無料で利用可能で、カメラを持った人たちが絶えず訪れている

アート作品の一部は、自動販売機をモチーフにしたユーモラスなデザインで、インスタグラムなどで話題になることが多く、撮影を楽しむ人々で賑わっています。中には空に向かって設置されたブランコのようなベンチもあり、まるで空を飛んでいるかのような写真が撮れると人気です。

●自販機の形をしたカラフルなオブジェは「ジハングン」のシンボル
●海を背景に撮れるベンチや階段型の台座など、ポージングの工夫が楽しい
●夕方には夕陽と海とアートが重なる絶好のフォトタイムになる

散策しながらたくさん写真を撮ったあとは、そこから少し歩いて京急線「YRP野比駅」へ向かいます。この駅名の「YRP」とは、「Yokosuka Research Park」の略称で、通信技術の研究開発拠点に由来する珍しい名称です。駅までの道のりも静かな住宅街と海の風景が広がり、旅の始まりにふさわしいのんびりとした空気が漂っています。ここから松下由樹さんの京急線の旅がいよいよスタートしました。

鉛筆アートと誕生石ガチャ「クラシゲ宝飾」

松下由樹さんが最初に途中下車したのは横須賀中央駅。駅を出てすぐの商店街の一角、ひときわ目をひく水槽が飾られた店先に導かれるように足を止めたのが「クラシゲ宝飾」です。ここは宝石店でありながら、店頭には鉛筆を素材にした独特なアート作品が展示されており、通りがかりの人も思わず足を止めてしまう雰囲気があります。

●水槽の中にディスプレイされた鉛筆彫刻が来店のきっかけに
●店主の友人・たかさんが制作した作品はすべて手彫り
●鉛筆の芯や表面にメッセージやモチーフを彫り込んだ繊細なデザイン

この作品を作ったのは、建築業を本職とする「たかさん」。テレビ番組で鉛筆彫刻を見たことをきっかけに、見よう見まねで作り始めたのが始まりだったそうです。その後、手先の器用さを生かして次々と作品を生み出し、折り紙のミニアートを添えたセットとして販売するようになりました。折り紙は極小サイズで、色とりどりの鶴や花などが一緒に飾られ、見る人を楽しませてくれます

●彫刻とミニ折り紙はセットで販売
●誕生日や記念日などのオーダーメイドも可能
●宝石店としての顔も持ち、店内には誕生石のコーナーも

店頭には、もう一つの目玉である「誕生石ガチャ」も設置されており、松下さんは実際に挑戦。出てきたのは「トパーズ」で、宝石としての美しさと遊び心のある演出が一体となった楽しい体験ができました。宝石をもっと身近に感じてほしいという店主の思いから生まれたこのガチャは、子どもから大人まで人気があるとのことです

「クラシゲ宝飾」は、アートと遊び心、そしてジュエリーの魅力を一度に楽しめる不思議であたたかな空間でした。駅近で立ち寄りやすく、偶然の出会いが楽しめるスポットとしてもおすすめです。

肉を使わない中東グルメ「yaam」のファラフェル

汐入駅で途中下車した松下由樹さんが向かったのは、どぶ板通り商店街の一角にあるファラフェル専門店「yaam」。ここは、肉や動物性食材を使わないビーガン料理を提供する個性的な店で、異国の香り漂う中東の味が楽しめます。店内はカジュアルで温かみのある雰囲気。おしゃれで健康志向な人たちに人気の隠れた名店です。

この店を開いたのは、店主の吉川さん。子どもの頃から肉を食べられない体質だったことから、海外に暮らしていた時に出会ったのがファラフェルという中東の伝統料理でした。その感動を日本でも広めたいという思いから、「yaam」を立ち上げたそうです。

●ファラフェルはひよこ豆がベースのビーガンコロッケ
●10種類以上の野菜と一緒に自家製ピタパンにサンド
●辛味のアクセントには、北アフリカの調味料「ハリッサ」を使用

この店のファラフェルは、ひよこ豆に数種のスパイスとハーブをブレンドして揚げたものを、自家製の麻炭入りピタパンにたっぷり詰め込み、そこにたっぷりの生野菜とスパイシーなソースを合わせて仕上げています。特にソースは、ピリ辛でコクのある「ハリッサベース」で、爽やかなハーブと絶妙に調和します。松下さんはこのファラフェルサンドと一緒に自家製ハーブチューハイも注文。スパイスの香りに包まれながら味わうファラフェルは、異国の雰囲気を感じさせる一皿です。

●ファラフェルはライス付きプレートも人気
●自家製ピタパンには国産素材を使用し、食感にもこだわり
●一緒に楽しめるハーブチューハイは爽やかで料理との相性も抜群

もうひとつ紹介された人気メニューが、メープルマスタードソースの高野豆腐唐揚げ。肉の代わりに使用される高野豆腐に、甘さと辛さのバランスが絶妙なメープルマスタードソースを絡めた一品で、植物性とは思えないほど食べごたえがあると評判です。

「yaam」は、おいしくて体にやさしい食事を探している人にはぴったりの場所。中東の食文化を気軽に体験できると同時に、ヴィーガンフードの可能性の広がりを感じさせてくれるお店でした。汐入の散策とともに、ぜひ立ち寄りたい一軒です。

無農薬キクラゲの直売「永島農園」

金沢文庫駅で松下由樹さんが立ち寄ったのは、完全無農薬栽培にこだわる「永島農園」の直売所です。農園で育てられているのは、冬にシイタケ、夏にはキクラゲという季節ごとの菌床きのこ。農薬を一切使わずに育てられており、安全性と栄養価の高さが特徴です。

まず松下さんが試食したのは、干し椎茸粉が入ったキャラメルポップコーン。椎茸の香りと甘いキャラメルの組み合わせが意外性抜群で、「ふわっと感じる。不思議な味」と印象を語っていました。

●椎茸粉入りキャラメルポップコーンは人気のオリジナル商品
●「おひさま干し椎茸粉」を使用し、旨みと香りがやさしく広がる
●子どもでも食べやすく、おやつやギフトにも好評

続いて松下さんは、キクラゲの栽培現場を見学。実際に収穫作業にも挑戦し、キクラゲをひねって摘み取る体験をしました。新鮮なキクラゲは、湯通ししてお刺身のように食べるのがおすすめで、プリプリとした歯ごたえと自然な風味が楽しめるとのことです。

●夏場はキクラゲが最盛期、冬場はシイタケに切り替えて栽培
●農園では「おひさまキクラゲ」としてブランド展開
●湯通しのほか、天ぷらやサラダ、炊き込みご飯にも活用可能

さらに松下さんは、干しキクラゲの詰め放題にも挑戦しました。袋に詰めるコツは、小さめのものをすき間に入れていくこと。思わず集中してしまう楽しい企画で、参加者にはリピーターも多いそうです。

●干しキクラゲは1年中販売、常温保存できて便利
●詰め放題は地元の人にも人気の名物イベント
●併設の「のうえん商店」では干しシイタケや調味料なども購入可能

永島農園では、ホームページでオリジナルレシピも公開されており、キクラゲを使った冷しゃぶサラダや炊き込みご飯、天ぷらなど、日々の料理に取り入れやすい工夫が詰まっています。

安心・安全な食材と、体験を通して得られる楽しさ。永島農園は、食のありがたさや自然とのふれあいを再確認できる貴重な場所でした。金沢文庫駅から足を延ばして、ぜひ立ち寄りたい直売所です。

花のように美しい針金アート「はな.はりがね」

屏風浦駅で途中下車した松下由樹さんが訪れたのは、かつて果物店だった建物を改装したアートショップ「はな.はりがね」です。このお店では、針金を使った繊細なアート作品が数多く展示・販売されており、日常にそっと彩りを添えるアイテムがそろっています

店主の金子美穂さんが手がけるのは、針金で花や葉の輪郭を作り、その上から樹脂液を丁寧に塗って膜を張ることで、まるで本物の花びらのような透明感と軽やかさを表現したアート。一つひとつが手作りで、同じ形の作品は存在せず、それぞれが世界にひとつだけの仕上がりです。

●使用する針金は細くしなやかで、複雑な曲線も自在に表現
●樹脂液を塗ることで光を透かすような美しい色合いに
●テーマは季節の草花や自然のモチーフが中心

松下さんは、四つ葉のクローバーをかたどる制作の様子を見学。曲げた針金に樹脂を垂らして乾燥させる繊細な工程を見守りながら、作品が形になる過程を楽しんでいました。その後、店内でピアスとガーランドを購入。アクセサリーも針金と異素材を組み合わせたデザインで、軽やかで個性的な印象が魅力です。

●人気の作品にはミモザやアジサイのリース、ブーケなども
●ギフトにも喜ばれる、温かみと透明感のあるデザイン
●飾るだけで空間がやさしくなるようなアート作品がそろう

針金という無機質な素材に、やわらかさと生命感を宿した作品たち。「はな.はりがね」は、手仕事の美しさを感じさせてくれる癒しの空間でした。屏風浦の駅近にある小さなアトリエ風の店構えも温かく、誰かへのプレゼントはもちろん、自分へのご褒美にもぴったりの場所です。

体にやさしいスコーン「スコーン専門店 iro」

松下由樹さんの旅の最後の途中下車は戸部駅。駅から歩いてすぐの場所にあるのが、素材にこだわった焼き菓子を提供する「スコーン専門店 iro」です。外観はシンプルながら温かみがあり、ショーケースには彩り豊かなスコーンがずらりと並んでいます。一つひとつ丁寧に焼き上げられたスコーンは、見た目のかわいさと香ばしさが魅力です

●定番から季節限定まで、常時10種類以上のフレーバーを用意
●ビーガン仕様のスコーンもあり、乳製品や卵を使わないやさしい設計
●見た目も美しく、プレゼントや手土産にも人気

特に人気なのは、酒粕を練り込んだ「酒粕スコーン」。ほんのりとした発酵の香りが広がり、甘さ控えめで大人の味わい。さらに、有機あんとバターを挟んだ「あんバターサンド」や、紅茶の風味豊かな「アールグレイスコーン」も好評です。松下さんはこの3種類を購入し、なかでもあんバターサンドを「サクサクしっとりで美味しい」と味わっていました

●6月限定「アールグレイメロンタルト」は、アールグレイ生地にメロンとクリームチーズをサンド
●豆乳や米油など、体に負担の少ない食材を中心に使用
●白砂糖不使用のメニューもあり、健康志向の人にも安心

この店を営むのは、Y.S.C.C.横浜フットサルチームに所属する北野聖夜さん。アスリートとして体を大切にしてきた経験を活かし、素材にこだわり、無理なくおいしいものを届けたいという想いでスコーン作りを始めたそうです。店頭販売のほか、SNSを通じてオンライン販売も行っており、全国から注文が寄せられているとのこと。

「スコーン専門店 iro」は、素材の良さと手作りの温もりが伝わる優しい味わいが魅力の店です。戸部の静かな住宅街のなかで出会える、心も体も満たされる焼き菓子のひとときを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

まとめ

京急線の沿線には、自然とアート、グルメ、そして人とのふれあいが詰まった魅力的なスポットが多くあります。今回の旅を通じて、日常の中にあるちょっと特別な出会いの数々が紹介されました。次の休みには、松下さんのように気ままに途中下車してみたくなるような、心温まる旅でした。

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