淡路島ぬーどるやパンのかき氷!舞の海が田園都市線&こどもの国線で新感覚グルメと伝統の出会い
2025年6月28日(土)放送の「ぶらり途中下車の旅」では、元力士の舞の海さんが田園都市線とこどもの国線を旅しながら、伝統と革新が融合したスポットを訪れます。今回の見どころは、淡路島の手延べ麺を使った味噌煮込みイタリアンうどんや、パンを削った新感覚のかき氷、さらにはガラスの中に源氏物語を封じた超芸術作品や、伝統和紙をまとったハーバリウム人形「華姫」といった、五感で楽しめる新たな出会いの連続です。
放送後、詳しい情報が分かり次第、最新の内容に更新します。
フードロス削減にもつながる!パンのかき氷
サステナブルなスイーツとして登場したのが「パンのかき氷」。余ったパンを再利用し、独自の手法でふわふわに削ってかき氷のように仕上げたこのスイーツは、冷たさの中にほんのり香ばしさが漂う新感覚の一品です。パンの種類によって風味や食感が異なり、上にのせるフルーツやクリームで見た目も華やか。視覚と味覚の両方を楽しめるスイーツとして注目を集めそうです。
ガラスの中に閉じ込めた源氏物語の世界
今回の旅で紹介されたのは、截金(きりかね)技法を取り入れた美しい作品「ガラスの本」。この作品は、ガラス工芸作家・山本茜さんによるもので、日本最古の長編物語『源氏物語』全54帖をモチーフに制作されています。ガラスという透明な素材の中に、金箔で描かれた文様や色ガラスを封じ込めることで、ページをめくるように物語の世界を表現しています。
ガラスの本は、1冊ごとに異なる帖(巻)をテーマにしており、たとえば「空蟬(うつせみ)」や「橋姫」などの帖は、それぞれ完成までに2年以上の歳月がかけられています。作品は単なる観賞用ではなく、光のあたり方や角度によって表情が変わり、静かに、しかし確かに、物語の情景が浮かび上がるように感じられる立体的な構造が特徴です。
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截金とは:金箔を細く切り、装飾として貼り付ける伝統技法。仏像や仏画に用いられてきた高度な職人技
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ガラスの本では:截金で描かれた金の線を色ガラスと共に封じ込め、重なり合う層で奥行きと物語性を演出
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モチーフは源氏物語全帖:すべての帖をひとつずつ作品化するという大きな構想のもとに制作されている
この作品は、ガラスの透明性と截金の精緻な輝きが融合することで、見る者の心に語りかけるような静けさと奥深さを持っています。美術館などの展示空間では、照明によって表現がさらに豊かになり、まるで光源氏の世界に誘われるかのような体験ができるとされています。
作家の山本さんは、ガラスの素材選びからカット、研磨、截金の貼り付け、焼成まですべてをひとりで行っており、その高い集中力と時間をかけた丁寧な制作姿勢も作品の魅力につながっています。番組では、こうした制作背景や道具の紹介もされる可能性があり、伝統と現代アートの融合に触れる貴重な場面が期待されます。
この「ガラスの本」は、源氏物語という物語文化と日本の伝統工芸を、現代のアートとして再解釈した稀有な作品であり、文学と工芸の両方に興味のある人にとって特に印象深い展示になることでしょう。
伝統和紙×ハーバリウムが生んだ華姫人形
旅の終盤で紹介されたのが、日本の伝統工芸と現代インテリアを融合させたアート作品「華姫(はなひめ)」です。この作品は、「着物ドールリウム®」としても知られており、ハーバリウム(植物標本)と和紙人形を組み合わせた日本初の工芸スタイルとして、注目を集めています。
基本構造は、透明なガラス瓶の中にプリザーブドフラワーなどの植物を閉じ込めたハーバリウムを入れ、その外側に伝統和紙で作られた着物をまとわせた人形の姿をかたどったものです。中の花と外の着物が透けて見えるため、ガラス越しに重なる色と模様が生み出す独特の立体感と奥行きが、見る人を惹きつけます。
使用される和紙は、京都の友禅和紙や福井の越前和紙など、地域に根ざした伝統素材で、それぞれの土地の柄や風合いが活かされています。
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瓶の中には本物の植物(プリザーブド・ドライ)を使用
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外装の和紙は1体ずつ手作業で着付けられた繊細な造形
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すべての工程をひとつひとつ丁寧に仕上げるクラフト作品
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インバウンド向けのお土産や、結婚式の受付装飾としても人気
小ぶりなサイズながらも、華やかで洗練されたデザインにより、現代的な和モダンインテリアのアクセントとしても活躍します。見た目の美しさだけでなく、「伝統を日常に取り入れる」ことへの提案としても評価されています。
作品の開発背景には、和紙文化や折り紙の精神を未来に伝えたいという思いが込められており、地方自治体のふるさと納税返礼品に採用されるなど、社会とのつながりも広がっています。また、体験講座などを通じて子どもや外国人観光客にも伝統文化の入り口を提供する取り組みも行われており、誰でも楽しめるアートとして浸透しつつあります。
このように「華姫人形」は、日本の伝統と現代の感性を結び付けた新しい表現のかたちとして、今後ますます注目されていく存在となりそうです。放送後には、制作風景や細部のデザインなど、より具体的な魅力が明らかになることが期待されます。
放送回まとめ
今回の「ぶらり途中下車の旅」は、昔ながらの良さと今ならではの新しい工夫が見事に融合した内容でした。伝統の手延べ麺を大胆にアレンジした料理、食材ロスを考慮した新感覚スイーツ、そして日本文学と工芸を融合させた超芸術まで、どれもが見る人の心を豊かにしてくれるエピソードばかりでした。放送後には紹介された店の詳細情報や感想をさらに追加予定です。
ソース一覧
・番組概要:日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」
・淡路島ぬーどるの特徴:淡路島観光協会|ぬーどる紹介ページ
・ジョルニカフェ玄メニュー詳細:ホットペッパー グルメ
・パンかき氷:番組予告より(検索元:Yahoo番組表)
・ガラスの本|山本茜さん:withnews, intojapanwaraku.com
・華姫|着物ドールリウム公式:kimono-doll-rium.jp, fleur-trechic.com
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