姿勢ひとつで見た目も健康も変わる!老け見えを防ぐ“姿勢ケア”のすすめ
猫背や巻き肩が気になる…そんな悩み、ありませんか?最近はスマホやデスクワークが増えて、気づかないうちに姿勢が悪くなっている人が急増しています。「たかが姿勢」と思うかもしれませんが、実は見た目の若さだけでなく、健康にも深く関わっているのです。
この記事では、2025年11月6日放送の日本テレビ「DayDay.」で紹介された“姿勢と健康”の関係をわかりやすくまとめました。京都大学や福島県立医科大学の研究、そしてプロによる改善法を交えながら、誰でも今日からできる姿勢ケアを紹介します。
姿勢が悪いと「老け見え」だけじゃない!死亡リスクも?
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番組では、約10年前にストレートネックと診断された森三中・黒沢かずこさんの現在の姿勢を、AIが詳しく解析しました。その結果、体全体がわずかに左側にずれ、さらに後方へ傾いていることが分かりました。見た目では気づきにくい歪みでも、AIのデータでははっきりと確認できたのです。
専門家によると、一度崩れた姿勢を完全に戻すのは容易ではなく、長年のクセが体に深く刻まれてしまうため、「日々の予防と意識」こそが最も重要だといいます。例えば、スマホを長時間のぞき込む姿勢や、足を組む・片足に重心をかけるといった何気ない動作も、知らず知らずのうちに骨格のバランスを崩し、首や背中に負担をかける原因になります。
また、イギリスの医学誌『BMJ Open(2022)』に掲載された研究では、猫背などの不良姿勢が肺や胃の圧迫を引き起こすことが明らかになっています。内臓が正しい位置からずれることで、呼吸が浅くなったり、胃液の逆流が起こりやすくなるなど、見た目だけでなく体内の機能にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
特に、ストレートネックは本来ゆるやかにカーブしている首の骨がまっすぐになってしまう状態で、頭の重さを首の筋肉が直接支えるため、肩こり・頭痛・めまいなどの不調を引き起こすことがあります。さらに、首の位置が前に出ることで顔全体が下がって見え、老けた印象を与えることもあるといわれています。
このように、姿勢の乱れは単なる“見た目の問題”にとどまらず、健康や寿命にも関わる重大なサイン。毎日の姿勢を少しずつ意識し、早めにケアを取り入れることが、体のバランスを守る第一歩になります。
日常で気をつけたい“NG姿勢習慣”
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番組で登場した生田麻衣子さんによると、ソファに深く腰かけるときは、腰と背もたれの間にクッションを入れるだけで、腰への負担が大幅に軽減されるそうです。柔らかいソファは一見くつろげそうですが、深く沈み込むと骨盤が後ろに傾き、背中が丸まりやすくなります。クッションを挟むことで骨盤が立ちやすくなり、自然と背すじを伸ばした姿勢をキープできるとのことです。長時間座っても腰が痛くなりにくく、呼吸も深くなるというメリットがあります。
また、キッチンで作業をするときは、前かがみにならずに足裏全体でしっかり立ち、股関節から折り曲げる意識を持つことが大切だと話していました。多くの人は腰を丸めて上体を倒してしまいますが、それが腰痛や肩こりの原因になります。足の裏で床を感じるように立ち、股関節から自然に体を傾けると、腰に負担をかけずに安定した姿勢を保てます。
さらに、アンミカさんは日常生活の中で猫背を防ぐ工夫をしているそうです。食事や仕事のとき、椅子とテーブルの間に拳1個から1個半ほどのスペースを空けて座り、その間に手を置くように意識していると話しました。このちょっとした距離感が、背中が丸まるのを防ぎ、自然と胸を開いた姿勢をつくります。肩が前に出にくくなり、首や背中のラインもまっすぐに整うため、見た目もすっきりと若々しく見える効果があります。
姿勢の悪化は、特別なきっかけではなく、毎日の小さなクセの積み重ねから始まります。スマホを見るときに首を下げすぎたり、立つときに片足へ重心をかけたりするだけでも、体のバランスが少しずつ崩れていきます。こうした無意識の姿勢を少しずつ見直すことが、将来の腰痛や肩こりの予防につながります。
最近では、ストレートネックや巻き肩といった現代人特有の姿勢トラブルが増加しています。特にデスクワークやスマホ操作が多い人は、1日のうちで背中が丸まっている時間が長くなりがちです。番組では、意識を変えるだけで姿勢が大きく改善されると伝えており、体の使い方ひとつで疲れにくい体をつくることができると紹介されていました。
最新の“姿勢サポートグッズ”も登場!

番組では、姿勢改善をサポートするグッズとして、ロフトで販売されている人気商品が紹介されました。中でも注目を集めたのが、コジットが手がける『シセイカルテ』と、銀座ロフト限定の『骨盤サポートクッション ミニ』です。どちらも「正しい姿勢を無理なく保つこと」を目的に開発されており、在宅ワークや長時間のデスク作業が続く現代人の悩みに寄り添うアイテムとして人気を集めています。
『シセイカルテ』は、AIを活用した姿勢チェックが特徴で、スマホアプリと連動させることで、自分の立ち姿や座り姿を撮影するだけで体の傾きやゆがみを可視化できます。肩の高さや骨盤の傾き、頭の位置などを自動で分析し、改善のアドバイスを提示してくれる仕組みです。まるでパーソナルトレーナーが自宅にいるような感覚で、日常的に姿勢を意識できるようになると評判です。
一方、『骨盤サポートクッション ミニ』は、座るだけで自然に骨盤を立たせ、正しい姿勢をサポートする構造になっています。小さめのサイズながら安定感があり、オフィスチェアや車のシート、ソファの上など、どこでも使える手軽さが魅力。長時間座っていても腰が沈みにくく、背中が丸まりにくいので、姿勢を崩しやすい人や腰痛に悩む人に向いています。
さらに、AI姿勢診断サービスの『Sapeet(サピート)』も紹介されました。これは、スマホで全身を撮影するだけで、AIが体のバランスを解析し、姿勢タイプをデータで表示するサービスです。自分では気づきにくい歪みを「数値」と「可視化」で確認できるのが特徴で、改善ポイントを具体的に知ることができます。
こうしたツールやグッズを活用することで、専門家に通わなくても自宅で簡単に姿勢ケアを継続できる時代になっています。ロフトの売り場でも、これらのアイテムは「ながらケア」や「おうち整体」コーナーで注目されており、幅広い年代から支持を集めているそうです。
空手メダリスト直伝!“老け姿勢”をリセットする運動法
番組に登場した清水さん(空手メダリスト)は、「どんな練習でも、まずは姿勢を整えることがすべての基本」と語りました。空手の競技中は体幹の安定が求められるため、姿勢が少しでも崩れると動きのキレや力の伝わり方に影響するそうです。その経験から、清水さんは日常生活でも“姿勢を整えるストレッチ”を習慣にしているといいます。
座ったままでできるストレッチでは、まず両手を後頭部に当て、息を吐きながら肘を前に寄せ、吸いながら肘を開く動作をゆっくり繰り返します。このとき背中の筋肉が伸びて胸が広がるのを意識すると、自然に呼吸も深くなります。次に、肘を開いたまま体を左右に傾けて、肩甲骨の動きを感じることがポイント。肩甲骨が硬くなると猫背になりやすいため、この動きで肩まわりを柔らかくするのが効果的です。
さらに、親指を外側に向けるように腕をねじりながら肩を開くと、巻き肩の改善にもつながります。肋骨が浮かないように意識しながら、骨盤を安定させて呼吸を整えるのがコツです。深い呼吸を意識すると、体幹の筋肉が自然と働き、姿勢が内側から支えられるようになります。
立って行うストレッチでは、手を組んで裏返し、頭の上に引き上げながら左右にゆらす動作を紹介しました。肩と脇腹を伸ばすことで、全身のバランスを整える効果があります。息を止めず、自然なリズムで行うのがポイントだといいます。
また、簡単にできるセルフチェック法として“壁チェック”も紹介されました。壁に頭・肩甲骨・お尻をつけて立ち、力を抜いたときに肩や首が前に出ると猫背の可能性があるとのこと。さらに、腰の後ろに手のひらが2枚分入る場合は、腰が反りすぎている“反り腰”の状態です。
清水さんによると、これらの動作は一度に長く行う必要はなく、気づいたときにこまめに行うのが理想。特にデスクワークの合間やテレビを見ている時間など、日常生活の隙間でできる動きばかりなので、続けやすいといいます。毎日の小さな積み重ねで、姿勢を支える筋肉が少しずつ育ち、疲れにくい体へと変わっていくそうです。
デスクワーク中でもできる!ながらストレッチ
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番組に登場したウォーキングインストラクターによると、正しい姿勢を維持するための最大のポイントは、肩と肩甲骨を正しい位置に戻すことだといいます。多くの人は、デスクワークやスマホ操作の時間が長くなることで肩が前に入り、背中が丸まりがち。これがいわゆる巻き肩や猫背の原因になり、首・肩こりや呼吸の浅さにもつながってしまいます。
そのため、肩まわりの筋肉をほぐして動きを良くすることが大切です。番組では、自宅や職場で気づいたときに簡単にできる“ながらストレッチ”が紹介されました。まず一つ目は、後ろで手を組み、腕をゆっくり引き上げる動作。この動きによって胸が自然に開き、縮こまっていた肩が後ろへ引かれます。背中の筋肉が刺激され、正しい姿勢を支える感覚を取り戻せます。
次に、肘を曲げて腕を上げ、後方へ引くストレッチ。これは肩甲骨をしっかり寄せることを意識して行うのがポイントです。デスクワークで固まりがちな肩甲骨を動かすことで、血流が良くなり、肩の重さがすっと軽くなります。
さらに、肩を大きく回しながら、肩甲骨を内側に寄せる意識を持つ動きも効果的です。前後に回すことで、肩関節の可動域が広がり、自然と背すじが伸びやすくなります。呼吸が深くなり、集中力の向上にもつながります。
インストラクターによると、「頻度を決めずに、気づいたタイミングでこまめに行うことがベスト」とのこと。1日に数回でも意識的に肩を動かすことで、姿勢を支える筋肉が少しずつ鍛えられていくといいます。
これらのストレッチは道具を使わずに行えるため、オフィスや自宅、テレビを見ている時間などどんな場面でも取り入れやすいのが特徴です。姿勢を整えることは、見た目の印象を若々しくするだけでなく、首・肩・背中のこりの予防にもつながります。
姿勢を整えることは“若さと自信”を取り戻すこと
番組では、姿勢を整えることによって見た目年齢が変わるだけでなく、呼吸の深さや気分までもが変化すると紹介されていました。背すじが伸びると胸が開き、自然と呼吸が深くなります。酸素をしっかり取り込めるようになることで、頭がすっきりし、気持ちも前向きになるという仕組みです。逆に猫背のままだと肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、疲れやすく集中力が落ちることもあるそうです。
実際に、京都大学や福島県立医科大学の研究でも、姿勢の改善が自律神経のバランスや血流の安定につながることが報告されています。背中や首の筋肉が整うと、血液やリンパの流れがスムーズになり、冷えや肩こりの改善にも効果があるとされています。自律神経が安定することで、ストレスが減り、睡眠の質が向上するケースも多いといわれています。
また、姿勢が整うことで見た目の印象にも大きな変化が生まれます。背中を丸めて歩くと疲れて老けた印象になりがちですが、背すじを伸ばして立つだけで顔が自然に上向きになり、表情も明るく見えます。無理に笑顔を作らなくても、姿勢そのものが「若々しさ」を引き出してくれるのです。
毎日少しずつでも、ストレッチや姿勢を意識する時間を持つことで、体は確実に変わっていきます。筋肉や骨格だけでなく、気持ちの面でも前向きになり、自然と行動が軽くなるのを感じる人も多いといいます。姿勢を整えることは、体だけでなく心を整える第一歩。健康と若さの土台は、まっすぐに立つことから始まります。
まとめ
この記事のポイントは次の3つです。
・姿勢の悪化は見た目だけでなく健康リスクにも関係する
・毎日のちょっとした工夫で姿勢は改善できる
・壁チェックやロフトのグッズを活用すれば続けやすい
姿勢が整えば、呼吸も深くなり、表情も自然と明るくなります。今日からまずは「気づいたときに背すじを伸ばす」ことから始めてみましょう。
次回は、日常生活で取り入れたい“姿勢改善グッズ”をさらに詳しく紹介します。


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