都心と郊外、同じコメダでもこんなに違う!ヒルナンデス!が徹底比較した“くつろぎ空間”の秘密
あなたはコメダ珈琲店、どんなときに行きますか?
モーニングでトーストを楽しむ人もいれば、シロノワール目当ての人も多いですよね。
でも、都心と郊外では“同じコメダ”でも過ごし方も人気メニューも違うんです。
ヒルナンデス!(2025年11月6日放送)では、「人気喫茶店チェーン比べてみるンデス!」として、コメダ珈琲店 横浜江田店(郊外)と蒲田東口店(都心)を徹底比較。
どちらにも魅力があふれていて、思わず「どっちも行きたい!」と思える内容でした。
この記事では、番組で紹介された“都心と郊外コメダの違い”をわかりやすくまとめながら、コーヒータイムがもっと楽しくなるポイントを紹介します。
郊外のコメダは“常連の社交場”!手づくりの味と安心感
まず取り上げられたのは、神奈川県の横浜江田店。
この店舗は、1968年に名古屋で誕生したコメダが関東に進出した際の記念すべき第1号店です。
アクセスは東急田園都市線江田駅すぐ。郊外ながらも住宅街に根づき、朝から年配の常連客でにぎわっています。
番組によると、郊外型の店舗は「長居する人が多く、年齢層が高め」。
特にモーニングの時間帯は、2時間ほど滞在する人も多く、無料駐車場がその快適さを支えています。
取材中も、新聞を読みながらゆっくりコーヒーを味わう姿が目立ちました。
気になる人気メニューランキングは以下の通り。
・第5位『たっぷりたまごのピザトースト』
・第4位『ミニシロノワール』
・第3位『喫茶店の王道 ナポリタン』
・第2位『コメチキ』
・第1位『ミニサラダ』
上位の多くが“昔ながらの喫茶メニュー”。
中でもナポリタンは太めの麺にケチャップがしっかり絡む懐かしい味わいで、バゲットとサラダがセットになったボリューム満点の一皿。
取材では「食事をしながら友人と語らう」「午後まで読書」という使い方も多く、まさに“生活の一部”になっていました。
モーニングを支える“こだわりのパン工場”
コメダの人気を語るうえで外せないのがモーニングサービス。
開店から午前11時までにドリンクを注文すれば、トーストなどのパンと付け合わせが無料。
常連さんたちはここで登場する“コメダのパン”を目当てに通っている人も多いそうです。
そのパンは、実はすべて専用の自社工場で職人が手作業で作っているもの。
番組では、通常より倍以上の時間をかけて発酵させることで、しっとり・もちもちに仕上げる工程も紹介されました。
水分が抜けないよう、店舗で切って提供するこだわりにも驚き。
手間を惜しまない姿勢が「コメダのトーストは家では再現できない」と言われる理由です。
さらにモーニングでは、「ゆで卵」「たまごペースト」「小倉あん」など自分好みに選べるカスタマイズ性も人気。
お得さと自由さを両立した朝の時間は、常連にとって“毎日の楽しみ”そのものです。
そしてもうひとつの注目ポイントがコーヒーチケット。
ドリンクを割安で楽しめる回数券で、購入店舗限定ですが有効期限なし。
常連の多い郊外店では定番のアイテムです。
また、キャッシュレス派に人気なのがチャージ式プリペイドカード「コメカ」。
ポイント還元があり、スマホアプリ版も登場。コメダグループで広く使える便利なサービスとして広まっています。
都心のコメダは“スピードと映え”!働く人・学生の味方
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次に登場したのは東京都大田区・蒲田東口店。
オープンは昨年8月で、同系列の和カフェ「おかげ庵」と並ぶ複合店舗です。
カウンター席が16席と多く、一人利用者や仕事前の立ち寄りにも便利な設計。
ここでは、利用者の滞在時間がぐっと短いのが特徴です。
朝は出勤・登校前の学生や会社員が多く、最短で15分滞在というスピーディな利用も珍しくないとか。
店舗側もそのニーズに応えるため、モーニングは5分以内の提供を徹底。
「時間がないけどおいしいコーヒーが飲みたい」層にぴったりの空間です。
人気メニューの傾向も、郊外店とはまったく異なります。
・第10位『エビカツパン』
・第8位『みそカツパン』
・第7位『カツパン』
・第6位『あみ焼きチキンホットサンド』
・第3位『ミニサラダ』
・第2位『ミニシロノワール』
・第1位『コメチキ』
見た目も華やかなスイーツ系やボリュームあるホットサンドが多く、特にミニシロノワールは都心で大人気。
写真映えする可愛さから、SNS投稿目的の若者も多く見られました。
さらに都心店では、『クリームコーヒー』や『クリームソーダ』などデザート系ドリンクの注文が急増中。
その流れを受けて、番組では池袋にオープンしたばかりのジェリコ堂 サンシャインシティアルパ店も紹介。
ここでは「ジェリコ 元祖」や「紅茶ジェリー&カラメルかぼちゃ」など、スイーツのようなドリンクが楽しめます。
コメダが新たに“映えカフェ市場”へ踏み出したことを象徴する展開です。
ディナータイムの姿から見える“くつろぎ文化”の進化
夕方の時間帯も興味深い違いがありました。
横浜江田店では、学生が課題や作業をして過ごす姿が多く見られます。
シニア層よりも若者の利用が増え、“第二のリビング”のように使われている印象。
コメダでは混雑していなければ長時間滞在OKで、Wi-Fiやコンセントも完備。
まさに「家では集中できない人のもう一つの居場所」です。
一方、蒲田東口店では勉強や仕事利用の人がさらに多く、
「Wi-Fiが使える」「コンセント付き」「駅から近い」といった理由で選ばれています。
忙しい都心でも、ほっと一息つける貴重な場所として存在感を放っていました。
そして、コメダファンの心をくすぐったのが、期間限定の『シロノワール ブラックモンブラン -宇治抹茶仕立て-』。
佐賀県のブラックモンブランと京都の祇園辻利がコラボしたデニッシュスイーツで、
抹茶クリームとチョコのパリパリ食感がたまらない一品。
都心の限定スイーツとして、放送後にはSNSでも話題となりました。
“くつろぎのデザイン”を支える黄金比ソファ
番組では、コメダ珈琲といえばおなじみの“赤いソファ”にも注目しました。
実はこのソファ、全国すべての店舗で同じ仕様。
座面・膝下・背もたれの角度が日本人の体型に合わせた黄金比率になっており、長時間座っても疲れにくい設計です。
毎年9月26日には「くつろぎの日」として、実際に店で使われているソファやテーブルが当たるキャンペーンも実施。
「座るだけで癒やされる喫茶店」というブランドイメージを支える、見えない努力がありました。
そして“もう一つの人気喫茶チェーン”むさしの森珈琲も比較!
後半では、コメダに続きむさしの森珈琲の都心・郊外比較も紹介。
郊外の武蔵野西久保店では、3時間無料駐車場やゆったりした客席が魅力。
1位『フォレストスペシャル まぐろアボカドGOHAN』、
2位『ビーフシチューと海老のダブルドリア』、
3位『サービスモーニングセット』と、食事利用中心の結果に。
対して、都心のマロニエゲート銀座2店では、
1位『ふわっとろパンケーキ』、
2位『絞りたてモンブラン 冷やしパンケーキ』、
3位『リブロースステーキロコモコセット』。
こちらはデザート重視+海外観光客人気という構成で、
同じチェーンでも地域によって目的がまったく異なることが浮き彫りになりました。
まとめ:郊外で“ゆったり”、都心で“映えとスピード”を楽しむ
今回のヒルナンデス!の比較で見えてきたのは、
コメダ珈琲店が“場所に合わせて進化している”ということ。
・郊外店=長居・常連・ボリューム派
・都心店=スピード・映え・多様性派
郊外では時間を忘れてくつろげる“リビングの延長”として、
都心では朝の一杯や仕事前の“リセット空間”として愛されています。
また、モーニング文化や限定デザート、そして新たなブランド展開まで、
コメダの挑戦は止まりません。
次の休日、あなたも“自分に合ったコメダの楽しみ方”を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
この記事のポイントは以下の3つです。
・都心と郊外で利用スタイル・人気メニューが大きく異なる
・モーニングやコーヒーチケット、コメカなど“常連文化”が根づく
・新ブランド「ジェリコ堂」や限定スイーツにも注目が集まる
同じ「コメダ」でも、そこには1000通りのくつろぎ方がある。
そんな日本の喫茶文化の奥深さを、改めて感じさせてくれる放送でした。


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