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【ZIP!特集】医師が実践!風邪予防最強ルーティーン インフルエンザ“歯磨きで発症率10倍差”と指先を使わない接触対策・パークタワー勝どき小児科の秘訣|2025年11月20日

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ZIP!特集 医師が実践する風邪予防ルーティーンまとめ

毎日たくさんの患者さんと向き合うお医者さんが、なぜ風邪をひかずに働き続けられるのか。その秘密を知ることで、私たちの生活にもすぐ取り入れられる風邪予防がぐっと実践しやすくなります。今回は『ZIP!』で放送された密着取材をもとに、インフルエンザや風邪から身を守るための最強ルーティーンをまとめます。

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密着取材で分かった 塚田佳子医師の“風邪を寄せつけない習慣”

番組ではまず、パークタワー勝どき小児科 塚田佳子医師に密着。朝から発熱した3歳の子どもやインフルエンザ陽性の小学生など、多くの患者が次々と診察室に訪れていました。中には距離20cmほどの至近距離で診察を行う場面もあり、ウイルスが飛びやすい環境であることがすぐにわかります。
塚田医師が診察後に必ず行うのが「30秒以上の手洗い」。特に洗い残しやすいとされる親指の付け根、指の間、爪の周り、そして手首まで丁寧に時間をかけて洗っていました。ハッピーバースデーの歌を2回歌うと約30秒になるという話も紹介され、一般の家庭でも取り入れやすい目安として紹介されていました。
さらに取材班が驚いたのは、診察室に戻るたびに口にしていた緑茶。机の上には大きめのボトルが置かれていて、次の診察までの数分のあいだに必ず飲んでいました。緑茶のカテキンは抗菌・殺菌作用があり、喉に付着したウイルスが増殖する前に流し込むような役割を果たします。
塚田医師はコロナ禍以降もフェイスシールドやゴム手袋は使わず、マスクだけで診療しています。そのぶん、こまめな水分補給と徹底的な手洗いで予防しているとのことでした。
この日だけでもインフルエンザ陽性が7人確認されていて、特に小学生の患者が多いタイミングでした。そんな中でも診療を続けられる背景には、日常的に続けている細かな工夫が積み重なっていることが見えてきます。

大谷義夫医師・時田章史医師のルーティーンも紹介

続いて取材したのは、池袋大谷クリニック 大谷義夫医師と、クリニック ばんびぃに 時田章史医師。2人が口をそろえて強調していたのが「歯磨きの大切さ」でした。
歯科衛生士による専門的な歯磨きと、自分で行う歯磨きでは、インフルエンザの発症率が約10倍もちがうというデータがあると紹介。口の中の細菌が多いほどウイルスが増殖しやすい環境になるため、1回3分以上、丁寧に磨くことが予防の基本になると説明していました。
また、マスクをしているときの「呼吸法」も風邪予防の大きなポイント。鼻は加湿機能つきのフィルターのような役割があり、ウイルスを喉に直接届けにくくしてくれます。大谷医師は診察時も会話以外のタイミングでは常に鼻呼吸を意識していると話していました。
もうひとつ印象的だったのは、ドアノブやエレベーターのボタンを押すとき「指先を使わない」工夫。電車やビルの中で多くの人が触れる部分は菌が多いため、関節部分や手の甲などを使って触れることで感染のリスクを減らしていました。細かい行動ですが、積み重ねると大きな違いになるとのことでした。

毎日の生活習慣が免疫力を左右する

診察を終えた大谷医師が語ったのは、「睡眠・昼寝・運動」の大切さでした。
6時間未満の睡眠が続くと、風邪の感染リスクが4倍ほど高くなると言われていて、毎日6時間以上を確保することが強調されていました。
昼寝は15〜20分がベストで、長すぎるとかえって体が重くなりますが、この短時間の昼寝が免疫のはたらきを整えるのに役立つと紹介されていました。
さらに、適度な運動は血流をよくして免疫機能を保ちやすくするため、毎日軽い運動を続けることが推奨されていました。

まとめ

今回の『ZIP!』特集では、医師たちが当たり前のように続けている風邪予防のルーティーンが丁寧に紹介されていました。
こまめな30秒以上の手洗い、緑茶や水で喉を定期的に潤す習慣、3分以上の歯磨き、鼻呼吸の意識、接触感染を防ぐ小さな工夫。そして、十分な睡眠と短時間の昼寝、適度な運動。このシンプルな積み重ねが、医師たちが風邪をひかない理由だとよく分かる内容でした。
どれも日常生活で今日から始められることばかりなので、自分の生活に取り入れて風邪に負けない毎日を目指したいと思える特集でした。

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子どもと高齢者を守るためのやさしい風邪予防ガイド

小さな子どもに大切な手洗いとうがい

小さなお子さんには、まず毎日の手洗いとうがいをしっかり続けられるよう声かけをしてあげることが大切です。手洗いのときは、爪のまわりや指の間、親指の付け根など、洗いにくい場所ほど汚れが残りやすいので意識して洗います。石けんを手のひら全体に広げてから細かくこすり、歌を2回ほど歌うと約30秒になるため、子どもでも時間の目安がつかみやすくなります。この30秒という長さが風邪予防に効果を出すための大事なポイントになります。外から帰ったときや食事の前など、生活の流れの中でくり返していくことで自然と習慣が身についていきます。

高齢者に欠かせない喉と口のうるおい

高齢のご家族には、口の中と喉を乾かさないことがとても重要です。乾燥するとウイルスが体の中に入りやすくなるため、室内でもこまめに水分をとることが風邪予防につながります。水や緑茶を少しずつ飲むだけで、喉の表面がうるおい、ウイルスがつきにくい環境が保たれます。緑茶はカテキンを含んでいるため、日常的に取り入れるとより良い効果が期待できます。さらに、口呼吸よりも鼻呼吸のほうが空気が湿りやすくなり、喉の乾燥を防ぐのに役立ちます。鼻が本来持つ空気を温めて湿らせる機能をしっかり使うことで、体にやさしい呼吸が続けやすくなります。

家の中でできる接触予防の工夫

家庭では、みんなが触る場所の清掃を少し意識するだけでも風邪予防の力が高まります。ドアノブやエレベーターのボタン、リモコンなどは手で触れることが多く、気づかないうちにウイルスがつきやすい場所になります。布やシートでこまめに拭き、清潔な状態を保つことで接触による感染の広がりを防ぐことができます。体調が弱い家族がいる場合は特に意識しておくと安心です。毎日の暮らしの中に取り入れやすい工夫ばかりなので、家族みんなで協力して続けていくことが大切です。

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