東大生が語る“うちのお母さんココがスゴイ”!母の日に贈るリアルな感謝のエピソード集
2025年5月9日(金)の『ZIP!』(日本テレビ系)では、朝の人気コーナー「街録ZIP!」にて、母の日を前に東京大学の学生たちへ“うちのお母さん ココがスゴイ”というテーマでインタビューを実施。未来を担う東大生たちが、それぞれの家庭で感じてきた母のすごさや、心に残っているエピソードを語りました。どの話も個性的でありながら共通していたのは、日常の中にある母の優しさ、強さ、そして深い愛情です。母の日を前に、改めて“母の存在の大きさ”を考えさせられる感動の特集となりました。
学習塾の講演会でアドリブ20分!自分の顔写真を使った“母の熱意”
理学部3年生の男子学生は、学習塾を経営する母が、自分の顔写真を使って講演を行ったというエピソードを紹介しました。この講演は事前の台本などが用意されていなかったにもかかわらず、母はその場でアドリブで20分間、息子の努力と成長をテーマに話し続けたといいます。
息子としては驚いたものの、その行動の裏には子どもを誇りに思う気持ちや、生徒や保護者への真摯な想いが込められていたことが伝わってきます。教育者としての責任感と、親としての情熱が重なった瞬間。“息子の努力は私の誇り”という母の信念が、言葉ではなく行動で示されていたことが印象的でした。
トイレが“学びの場”に!5年間新聞記事を貼り続けた母の工夫
同じく理学部3年生の学生が語ったのは、母が毎朝新聞の中から面白い記事を切り抜いてトイレに貼り続けてくれていたという驚きのエピソードでした。この習慣はなんと5年間も続けられたとのことで、自然と活字への抵抗がなくなり、語彙力や読解力が育ったそうです。
この行動は強制でも押し付けでもなく、子どもが自然と「読む」ことを習慣化できるようにするための“環境づくり”であり、母のやさしい知恵が詰まった工夫でした。勉強机の前ではなく、リラックスできる場所を“知識の場”に変えた母の発想力と継続力に、多くの人が感心したに違いありません。
書道家の夢を再び!40年ぶりに筆を握りYouTubeに挑戦した母の背中
医学部4年生の女子学生は、母が将来を期待されていた書道家だったが、結婚・育児・教師としての人生を選び、一度筆を置いたことを語りました。そして今年、40年間の時を経て再び書道を再開し、なんと自らYouTubeに動画を投稿することに挑戦したというのです。
母は現在、教師を定年退職し、自分の夢に再び向き合っているとのこと。“家族のために歩んできた時間を経て、もう一度自分の人生を取り戻す姿”は、子どもにとっても大きな刺激になります。「いくつになっても夢は追いかけていい」という姿勢を、娘はその背中からしっかりと受け取っていました。
毎朝起きて送り出す母の姿から学んだ、人との向き合い方
大学院2年生の女子学生は、母が一度も寝坊をせず、毎朝きちんと送り出してくれたことを今でも鮮明に覚えていると話しました。学生自身も、それが自然だと思っていたそうですが、大学で多くの人と接する中で、それがどれだけ特別なことだったのかを実感したそうです。
彼女は、母が大切にしていた「人にきちんと挨拶すること」や「一緒にいる人としっかり向き合うこと」を今でも意識して生きていると語っていました。家事や仕事だけではない、“人としての在り方”を教えてくれた母の影響力の大きさがよく伝わってくるエピソードです。
「ウソだけは絶対にダメ」温厚で無欲な母の強い芯
工学部3年生の男子学生は、母について「基本はとても温厚で優しいけれど、ウソだけは絶対に許さない人だった」と話しました。どんな小さなことでも、ウソをつくことだけは叱られたというエピソードからは、母が大切にしている“信頼”という価値観が浮かび上がります。
また、母は自分の欲を抑え、常に家族や周囲を優先して生きてきたとも語られました。その姿勢を見て育った息子は、“無欲を貫く姿は尊敬に値する”と感じているとのことで、普段は目立たない母の強さと誠実さに、深い敬意を抱いていることがわかります。
母への想いをピンクのバラに込めて…天翔さんの選んだ贈り物
エピソードの最後に登場したのは、母への思いを語った天翔さん。彼は、東大生たちのエピソードに感銘を受け、自分も今年の母の日には「ピンクのバラの花束を贈ろう」と決めたと話しました。
ピンクのバラは、「感謝」や「上品な愛情」を表す花。直接言葉にするのは照れくさいけれど、花を通じて伝えることで、素直な気持ちを形にできる。その思いが詰まった一言でした。番組では、この花束がどのように贈られたのかまでは触れられていませんでしたが、母の日を前に誰もが真似したくなる素敵なアイデアです。
今回の「街録ZIP!」は、東大生たちがそれぞれの母について語ることで、改めて母の存在の偉大さと日常の中にある愛情の深さを感じさせてくれる内容でした。
特別なことをしているわけではないのに、子どもにとっては一生忘れられない“母のすごさ”がある。
そんな当たり前の中にある“ありがとう”の気持ちを、今年の母の日には、花や手紙、ちょっとした行動で伝えてみてはいかがでしょうか。
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