室温35℃超えでダメになる意外なもの特集
2025年8月6日放送のZIP!では、連日の猛暑で室温が35℃を超えたときに身近な物がどう変化するのかを徹底調査。冷蔵庫や日陰に置けば安心と思っていた食品や日用品も、実は高温で性能や風味が落ちてしまうことがあるのです。今回は即席みそ汁や洗剤、目薬、さらには靴やサンダルまで、意外な影響とその対策が紹介されました。毎日の暮らしに直結する内容ばかりで、今日から実践できるヒントが満載です。
室温35℃超えで変質する即席みそ汁
夏の猛暑で話題になったのが、即席みそ汁の保存場所。パックみそは冷蔵庫に入れる人が多いですが、即席みそ汁はキッチンの棚など常温保存という人がほとんどです。しかし「常温」とは20℃を基準にプラスマイナス15℃、つまり5〜35℃までのこと。35℃を超えると常温ではなくなります。試験的に35℃程度で保存した未開封のみそは茶色く変化し、これは糖とアミノ酸が反応するメイラード反応によるもの。味も濃くなる一方で風味がすぐ消えてしまうため、美味しさを保つなら猛暑時は即席みそ汁も冷蔵保存が安心です。
高温で洗浄力が落ちる洗濯用洗剤
洗濯用液体洗剤は25℃前後で性能を発揮するよう設計されています。35℃以上の高温下に長時間置くと、汗やたんぱく質汚れを分解する酵素が働かなくなり、洗浄力が低下します。保存は日陰や涼しい場所がおすすめ。乾燥機の近くや直射日光の当たる場所は避けましょう。一方、粉末洗剤は高温に比較的強く、40℃程度なら問題なく保存できます。
目薬は冷蔵庫で保管がおすすめ
猛暑の室内では目薬の有効成分が分解され、効果が落ちる可能性があります。特に35℃を超える環境は要注意。眼科で処方される目薬に付属する袋は直射日光を避けるためのものですが、室温が高くなるときは冷蔵庫、特に野菜室や扉ポケットに保管するのが安心です。外出時はバッグの中も高温になるため、保冷剤と一緒に持ち歩くと効果を保ちやすくなります。
猛暑で靴底が剥がれる理由
夏の高温は靴底剥がれの原因にもなります。靴の本体と底を接着しているのりは熱や湿気に弱く、地面の温度が高いと溶けやすくなります。室内でも靴箱内は蒸し風呂状態になることがあり、長時間の保管で剥がれやすくなります。対策として、留守中は靴箱の扉を開けて風を通す、または玄関に出しておくのが効果的です。
ベランダのサンダルが縮む現象
ゴム製サンダルをベランダに置きっぱなしにすると、直射日光と高温で縮んでしまうことがあります。夫の足サイズだったサンダルが子ども用サイズにまで縮んだ例もあり、横幅が狭くなり履くのも困難に。さらにゴム部分がゆるみ、はがれやすくなってしまいます。サンダルは一体型ゴム構造が多く、熱を受けると全体が変形するため、猛暑日は室内保管が安心です。
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