加藤清史郎が都営三田線をぶらり!アールデコ建築からココア・かき氷・レジンアート・炭焼き天ぷらまで夏の東京満喫旅
2025年7月12日放送の「ぶらり途中下車の旅」では、俳優・加藤清史郎さんが都営三田線を舞台に、東京都内をのんびりと旅しました。今回のルートは東京都庭園美術館を出発点に、白金高輪、御成門、千石、巣鴨など、沿線に点在する個性的なお店やスポットをめぐる充実のコース。伝統と現代が入り混じったような魅力があちこちに詰まっていて、夏らしいひんやりスイーツや手作り体験、斬新なグルメなどが次々に登場しました。
美と歴史が息づく東京都庭園美術館でアールデコの世界へ
最初の目的地は、目黒駅からほど近い「東京都庭園美術館」。ここはかつて皇族の邸宅だった場所で、正式には「旧朝香宮邸」と呼ばれる建物です。92年前、昭和8年に朝香宮鳩彦王によって建てられた邸宅で、パリでの生活を経験した朝香宮が、当時最先端だったアールデコ様式を全面的に採り入れて造られた、国内でも貴重な建築です。
美術館として一般公開された今でも、建物の細部にまでその美意識が残されており、照明やドアノブ、タイル一枚に至るまで統一されたデザインが見事です。特別展では普段非公開の部屋まで案内され、来場者は大広間や大食堂などの重厚な空間を通して、皇族の暮らしの一端にふれることができました。アート好きや建築ファンはもちろん、誰でも楽しめる学びの多い場所です。
自家焙煎カカオの香り広がるココア体験!白金高輪「cafe CYAN」
次に向かったのは、都営三田線の白金高輪駅近くにある小さなカフェ「cafe CYAN/思案茶房」。ここでは、珍しい自家焙煎カカオ豆を使ったココアが味わえます。一般的なココアと大きく違うのは、遠赤外線を使った特別な焙煎方法でじっくり加熱されていること。そのため、苦味がほとんどなく、ほんのりとした甘さと香ばしさが感じられる、やさしい味わいに仕上がっています。
カカオ豆の個性を大切にした一杯は、まるでチョコレートの香りをそのまま飲んでいるような新鮮な感覚です。加藤さんも、その深い香りと味わいに驚いていました。静かな店内で、読書をしながらゆっくり飲みたくなる、そんな場所でした。
可愛さ満点!和の食材たっぷりの「くまのかき氷」@御成門
続いて降り立ったのは御成門駅。「TANGO by the Place of Tokyo」というおしゃれなレストランで、夏限定の人気スイーツ「WA!!くまのかき氷」を楽しみました。このかき氷は、見た目の可愛さだけでなく、中に入っている和の素材にもこだわりがあります。かりんとうや抹茶プリン、白玉などがぎっしりと詰め込まれていて、見た目と味の両方を楽しめる一品です。
この氷菓を考案したのは、クマ好きのシェフパティシエ。その愛情が表情やディテールにも表れており、まるでスイーツの中に物語があるかのようです。さらに、7月15日からはマンゴーやパイナップルを使った南国トロピカルフレーバーも登場予定で、季節ごとに楽しめるのも魅力です。
個性爆発!「コーポかにみそ」の怪しく楽しい手作り雑貨
三田線をさらに進み、今度は千石駅へ。そこで加藤さんが訪れたのが、不思議な名前の雑貨店「コーポかにみそ」。このお店は店主のマチコさんが一人で手作りしている一点物の雑貨屋で、店内には「妖怪リング」や「脳リング」「般若の顔を模したリング」など、ユニークでちょっぴり不気味なアイテムが並んでいます。
中でも目を引いたのが「NEO般若リング」。存在感のある大ぶりなデザインに加え、光る素材を使っているなど細かい工夫が凝らされています。手作りだからこそ味わえる個性と、ちょっと変わった発想の面白さが融合した、まさに“怪しく楽しい”お店でした。
巣鴨の「ペットニュートリション」で犬たちに癒やされる
巣鴨駅で立ち寄ったのは、「ペットニュートリション 巣鴨本店」。ここでは、犬たちがプールに入って楽しそうに遊んでいる様子が見られる珍しい施設です。ペットの健康や栄養についての専門知識を活かしたサービスが提供されており、地元の愛犬家たちにも人気のスポットです。
暑い夏でも水遊びを楽しむ犬たちの姿に、見ている側もほっこり。加藤さんも、思わず足を止めて見入っていました。ペット用品だけでなく、犬の表情や動きそのものが癒やしになる場所でした。
青い海を閉じ込めたようなレジンアート体験「Alpha Ocean Art Studio」
さらに足を伸ばしたのは、手作りアートが体験できる「Alpha Ocean Art Studio」。ここでは、海をテーマにしたレジンアートのワークショップが行われており、加藤さんも実際に参加。ミニパネル・iPhoneケース・ティッシュボックス・時計など、実用性のあるアイテムに自分で海を描くような感覚で制作が楽しめます。
体験はすべて予約制で、完成した作品は後日郵送されます。スタジオ内は南の海をイメージした青を基調とした作品が並び、まるでリゾートにいるような気分。お土産にもぴったりで、夏の思い出作りにおすすめのスポットです。
千石で発見!炭火で仕上げるフレンチ天ぷらの世界
再び千石に戻り、訪れたのは話題の創作料理店「和-NAGOMI-」。こちらでは、なんとフレンチと天ぷらを融合させた新感覚の料理「炭火焼きフレンチ天ぷら」が楽しめます。通常の天つゆではなく、スープとパルメザンチーズを合わせて食べるスタイルで、まるで洋食のような上品な味わいが広がります。
鶏肉の天ぷらは、皮目だけ粉をつけずに揚げることでパリパリに。また、衣の中にチーズを仕込むなど、細かい工夫が料理の奥行きを生んでいます。素材の味を大切にしながらも、新しい食べ方を提案する一皿に仕上がっていて、他では味わえない体験ができます。
和食職人が考案!絶品ローストビーフ牛カツ
「和-NAGOMI-」でもうひとつ注目されたのが、ローストビーフ牛カツ。元々和食の料理人だった赤尾さんが、自分の好きなローストビーフを使って考案した一品で、低温でじっくり火を入れてからパン粉をつけて揚げるという二段階調理が特徴です。
味わい方も多彩で、わさび醤油・バルサミコソース・生卵ですき焼き風と、食べるたびに異なる美味しさが感じられます。肉の旨味を最大限に引き出した、食べ応えたっぷりのメニューでした。
表:和-NAGOMI で食べられる注目料理
メニュー名 | 特徴 |
---|---|
炭火焼きフレンチ天ぷら 牛肉 | パルメザンチーズとスープで味わう新しい天ぷら |
炭火焼きフレンチ天ぷら 鶏 | 皮目パリパリ&チーズ入り衣の工夫が光る一皿 |
ローストビーフ牛カツ | 低温調理と揚げを組み合わせた柔らかジューシー食感 |
加藤清史郎さんと一緒に歩いた今回の「ぶらり途中下車の旅」は、歴史・アート・グルメ・雑貨・スイーツ・体験と、多彩な魅力が詰まった旅路でした。見逃した方もTVerやhuluで配信されているので、ぜひチェックしてみてください。夏のおでかけのヒントがきっと見つかります。
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