湘南の超豪華民泊と投資のリアルに潜入
日本テレビの「一茂×かまいたち ゲンバ」では、いま話題の民泊ビジネスの最前線を深掘り。番組では、湘南にある超高級オーシャンビュー民泊から、個性派民泊、そして民泊を通じたビジネスチャンスまでを、実例と共に紹介していました。民泊を始めたい人も、ちょっと泊まってみたい人も興味をそそられる内容です。
湘南の高級民泊「Ocean Villa Shonan」は異次元の豪華さ
湘南の海を一望できる「Ocean Villa Shonan」は、元々オーナーの別荘として使われていた建物をフル活用した、豪華な1棟貸し民泊です。建物は3階建てで、1階には60畳以上の広さを持つリビングとダイニングが広がっています。リビングからは、オーシャンビューの極上テラスが見渡せ、そこにはプール・ジャグジー・サウナが備わっています。
家具や内装のレベルも格別で、1800万円のソファを中心に、200万円のローテーブルや400万円のダイニングテーブルが設置され、まるで高級ホテルかアートギャラリーのような空間です。サウナの外壁にはイタリア製の大理石が使用され、サウナ内には高音質スピーカーが特別に設置されており、音にもこだわった作りになっています。
3階には家族で泊まれるようにキッズルーム付きの寝室も用意されており、2階にも寝室やバスルームがあり、宿泊できる人数も多く対応可能です。トイレは合計4つあり、2家族で泊まってもゆとりある設計になっています。バスルームからは海を眺めることができ、非日常の癒しの時間を過ごせます。
特に注目されたのが、棚の奥に隠されているシアタールームで、カラオケ機器も完備。こちらは通常施錠されており、希望があれば追加料金で利用可能という特別仕様です。
この民泊の宿泊料金は、2家族8人で1泊60万6530円と設定されており、1人あたりに換算するとラグジュアリーな体験としては非常にコストパフォーマンスの高い価格帯となっていました。
朝食や猫とのふれあいが魅力のユニーク民泊も人気
番組では、「Ocean Villa Shonan」のような高級志向の民泊だけでなく、個性豊かなテーマ民泊も紹介されました。
まず、東京都清瀬市にあるパン屋併設型の民泊では、宿泊者が焼き立てのパンを朝食に楽しむことができます。1人1泊で1万3000円〜1万6000円と手頃な価格帯で、朝から香ばしいパンの香りに包まれる特別な体験ができる施設です。
また、東急東横線・祐天寺駅近くの民泊施設では、猫とふれあえる時間を提供しており、猫好きの人々から高い支持を集めています。オーナーが引き取った保護猫たちと過ごすこの民泊は、ペット不可の住宅に住んでいる人や猫を飼えない人でも楽しめる空間として注目されています。料金は1泊1人で1万9000円、2人で2万7000円ほどとなっています。
そして、東京・谷中では、100年以上続く銭湯「朝日湯」の裏側にある岩盤浴付きの民泊も登場。この施設は元岩盤浴施設をリノベーションして民泊に転用したもので、宿泊者は滞在中ずっと岩盤浴を使い放題。1棟貸しで、最大8人まで利用できて料金は一律4万円と、グループ利用に最適です。
農作業体験ができる「Torocolo農家民泊」で自然を楽しむ
埼玉県長瀞町にある「Torocolo農家民泊&ファームスタンド」は、築100年の古民家をリノベーションした宿泊施設です。ここでは、無農薬野菜の収穫体験や地元野菜を使った料理、さらには井戸水での洗い物体験など、自然とのふれあいが詰まった民泊体験ができます。
証明には吉野紙というブランド和紙や、寶登山神社のご神木を使った素材が使われており、インテリアにも地域の文化や歴史が感じられます。子どもにも人気で、ジブリ映画のような世界観が味わえると評判。宿泊料金は平日で1人1万1500円、週末で1人1万2000円と、こちらも体験価値に対してリーズナブルな価格設定です。
リノベーションには約1000万円が投じられており、オーナーが自宅の一部を活用しているため、コストを抑えつつ運営ができているという点も紹介されました。
民泊投資のリアルな収益と参入の流れ
番組の終盤では、民泊を投資ビジネスとして始めた事例として、**和歌山・南紀白浜の民泊「Villa IRIS」**を運営する榊原啓祐さんの話が取り上げられました。
榊原さんは元々清掃会社を経営しており、月に15件以上の民泊清掃依頼があったことをきっかけに、自ら民泊運営へ転向。現在の物件には、購入費・内装・家具家電込みで約5960万円の費用を投じたとのことですが、1年目の売上は約4000万円に達し、すでに2年目で収支回収が見えている状況です。
繁忙期の夏には1泊30万円〜40万円の宿泊料で稼働しており、民泊がしっかり運営すれば高収益を見込めるビジネスであることが紹介されました。
また、清掃業者として民泊業界に参入する流れについても触れられ、1回あたりの清掃費が約1万5000円前後であることから、初期投資が少なく、民泊ビジネスのスタートラインとして有効な手段として紹介されていました。
民泊は多様化し、全国に拡大中
観光庁の民泊制度ポータルサイトによると、全国の民泊施設の件数はすでに3万件を超え、年々増加しています。コロナ後のインバウンド復活とともに、ホテルとは違う「暮らすように旅する」体験が再び注目されている背景があります。
一棟貸し、朝食付き、ペットとのふれあい、自然体験など、宿泊だけにとどまらず、地域の文化や個人の思いを形にした施設が増えており、選ぶ楽しさも増しているのが今の民泊の魅力です。
以下は番組内で紹介された民泊をまとめた表です。
民泊施設名 | 所在地 | 特徴 | 宿泊料金(参考) |
---|---|---|---|
Ocean Villa Shonan | 湘南 | 高級家具・オーシャンビュー・シアター付 | 2家族8人で60万6530円 |
パン屋民泊 | 清瀬市 | 朝食に焼き立てパンが付く | 1人1万3000円〜2人1万6000円 |
猫ふれあい民泊 | 祐天寺 | 保護猫と過ごせる・酒の交流も可能 | 1人1万9000円〜2人2万7000円 |
朝日湯裏民泊 | 谷中 | 銭湯+岩盤浴付きの一棟貸し | 8人まで4万円 |
Torocolo農家民泊 | 長瀞町 | 無農薬野菜体験・古民家再生 | 平日1万1500円/週末1万2000円 |
Villa IRIS | 南紀白浜 | 高収益モデルの投資型民泊 | 1泊30万〜40万円(繁忙期) |
今後も民泊はさらに広がり、多様なニーズに応えて進化していくことが予想されます。旅の選択肢としても、暮らしの一歩としても、これからの民泊の動きに注目です。
夏休みに泊まりたい民泊特集|エリア別に見どころを比較

ここからは、私からの提案です。番組で紹介されたような、個性豊かで体験もできる民泊は、夏の旅行先として家族連れやカップルにぴったりです。ここでは湘南エリアを中心に、人気の民泊を「エリア別」に紹介します。海が近くにあることはもちろん、宿ごとにユニークな魅力があり、どの民泊も記憶に残る滞在になること間違いなしです。
湘南・鎌倉・江ノ島エリアのおすすめ民泊を比較
それぞれの施設のロケーションや特徴をわかりやすく表にまとめました。
エリア | 民泊施設名 | 特徴ポイント |
---|---|---|
江ノ島周辺 | 江ノ島スタイル(Enoshima STYLE) | 海まで徒歩2分、ビーチ直結で夜も波の音が心地よい。ジェットバスと海が見えるテラスが人気 |
鎌倉・由比ヶ浜 | たびの邸宅 鎌倉由比ガ浜 HOMANN CONCEPT | モダンな外観と木目の内装が魅力。調理器具も完備で長期滞在にもおすすめ |
逗子・葉山 | THE HARBOR TERRACE | 富士山と江ノ島を一望できる開放的なルーフトップ。プールとBBQテラスで非日常を満喫 |
鎌倉山 | kamakurabase | 木々に囲まれたツリーハウス風ヴィラ。ハンモックとサウナがあり、自然派にも大人気 |
それぞれの民泊には、泊まるだけではなく「体験」がついてくるのが大きな魅力です。たとえば、kamakurabaseでは木々に囲まれた場所でハンモックに揺られたり、サウナでリラックスできたりと、大人も子どもも楽しめる工夫がされています。THE HARBOR TERRACEでは、海と空をつなぐインフィニティプールに入ったり、開放感あふれるBBQが楽しめます。
江ノ島スタイルは、湘南のビーチカルチャーを味わえる施設で、夏の夕暮れをテラスから眺めるだけでも特別な時間になります。由比ヶ浜に近い「たびの邸宅」では、落ち着いた空間でのんびりとした時間を過ごすことができ、読書や自炊にもぴったりな環境です。
それぞれの施設は、夏の思い出づくりにふさわしい宿ばかりで、滞在を通じて地元の魅力にも触れられます。予約は公式サイトやOTA(民泊予約サービス)からできるので、気になる施設があれば早めのチェックがおすすめです。宿泊費やアメニティの詳細も確認できるので、希望に合った滞在先を選びやすくなっています。
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