思春期の子育て、親たちのリアルな葛藤とは?
今回のテーマは「思春期子育てのお悩み相談SP」。司会の上田晋也が「今夜は親たちのリアルな叫びが集まります」と語り、スタジオには春日俊彰(オードリー)、若槻千夏、いとうあさこ、大久保佳代子、渡辺満里奈、知念里奈、村上知子(森三中)らが集合。思春期の子どもたちとどう向き合うか、笑いあり共感ありのトークが繰り広げられた。
春日は「5歳の娘に“パパ嫌い”と言われた」と早くも反抗期を実感している様子で、会場の笑いを誘った。
明日よる9時は#上田と女が吠える夜
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思春期子育てのお悩み相談SP
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▼出演者
小倉優子 加藤ローサ 酒井美紀
知念里奈 益若つばさ 村上知子
山口もえ 渡辺満里奈
オードリー春日 pic.twitter.com/ySn0LS1a4I— 上田と女が吠える夜【公式】 (@hoeruyoru_ntv) October 28, 2025
家の中で“無音の壁”? ヘッドホン育児の現実
「家の中でずっとヘッドホンしてる」——そう語ったのは加藤ローサ。息子が欲しがったヘッドホンを買ってあげたところ、風呂の時間以外ずっとスマホと共に過ごし、呼んでも反応しないと明かした。今どきの子どもにありがちな“音のない親子関係”を象徴するエピソードだ。
酒井美紀は「スマホのアプリをインストールするたびに、親の端末に承認通知が届く設定にしている」と話し、デジタル時代ならではの“見守りと監視の狭間”に悩む姿を語った。
一方の山口もえは「子どもが“課金したい”と言ったので許したら、自動更新になっていた」と失敗談を披露。さらに「Instagramを始めたらフォローしてくれたけど、“バズってないね”って言われた」とオチをつけ、SNS世代の母の悲哀を笑いに変えた。
スマホとSNSが生む“新しい思春期”
トークでは、村上知子が「子どもが朝起きたくない時に“体調悪い”とスマホで送ってくる」と話し、直接話すよりメッセージで済ませる現代っ子の傾向を紹介。春日俊彰も「自分も思春期の頃は母に“うるせぇ”ばかり言ってたけど、今も実家でつい言っちゃう」と苦笑した。
若槻千夏は「テーマパークに子どもと行ったのに、入場した瞬間“夜集合ね”と言われて置き去り」と悲しい体験を語る。スタジオの母親たちは爆笑しながらも「うちも同じ!」と共感。
一方、益若つばさは「高校生の息子は全く反抗期がない。親と話したくないって言う子を逆に“子供っぽい”と思ってる」と話し、親子の距離感の多様化を感じさせた。
授業参観で「他人のフリ」!? 芸能人ママの苦悩
「授業参観で他人のフリをさせられた」と語ったのは山口もえ。芸能人の母を持つことを友人に知られたくないという思春期特有の繊細さに、スタジオも納得の表情。
一方の酒井美紀は、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』出演時に息子から「観に行かない」と言われたが、後日観劇して「いい舞台だった」と褒めてくれたという感動エピソードを披露。母の努力を見ていた息子の一言に、多くの親が胸を打たれた。
また若槻千夏は「自分の番組は観ないのに、推しが出てる番組だけは観る」と明かし、推し文化と親子関係の不思議なバランスを語った。
自己表現と反抗心の狭間にある“成長”
いとうあさこは「映画『フラッシュダンス』に影響され、片方の肩を出して歩いたら母に“露出狂”って言われた」と笑い話を披露。時代を超えて、思春期の“自分らしさ”の表現は変わっても、親との衝突は普遍だ。
渡辺満里奈は「子どもが普段はそっけないのに、お小遣いをもらう時だけ愛想が良くなる」と語り、親の愛と経済のリアルを笑いに変えた。
さらに若槻千夏が「プリクラを撮ったら、子どもが私の顔だけハートで隠した」と告白。スタジオ中が爆笑しつつも、“恥ずかしい親扱い”される現実にうなずく声が相次いだ。
海外留学、命の現場、そして“褒め育て”の難しさ
番組後半、知念里奈は「ドイツに留学中の息子がホームシックでLINEをくれ、“お母さんと一緒ならこうなっていない”と言ってくれた」と涙ながらに語り、スタジオが静まり返った。
いとうあさこは自身のラジオに届いた手紙を紹介。父親が娘とスーパーへ行った際、高齢者が倒れたが、娘がAEDを使って救命。理由を尋ねると「以前、部活の先輩が倒れた時に助けられなかったのが悔しくて講習を受けた」と言ったという。親世代全員が思わず涙ぐむ感動的なエピソードだった。
最後に益若つばさは「子どもを褒めて育ててきたけれど、ある日“自分にも悪いところがある”と泣き出した」と語り、現代の“自己肯定感教育”の難しさを語った。褒めることの大切さと、その裏にある心の揺らぎが伝わる締めくくりだった。
まとめ
この記事のポイントは以下の3つです。
・スマホ・SNS世代ならではの“新しい親子関係”が生まれている
・反抗期は「親離れ」の一歩であり、成長の証でもある
・親ができるのは、言葉でなく“見守る勇気”を持つこと
この日の「上田と女が吠える夜」は、笑いながらも胸がじんと温まる1時間だった。反抗期の裏にある“愛情のかたち”を、改めて考えさせられる回となった。


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