鍋がもっと楽しくなる味変調味料まとめ
寒い季節になると、ほっとする鍋料理が食卓に増えてきます。でも同じ味が続くと、どうしても途中で飽きてしまうことがあります。今回の 街録ZIP! では、その「後半飽きてきちゃう…」という悩みを一気に変えてくれる調味料が紹介されました。番組に登場した 渡邉結衣 さんのレポートをもとに、鍋の味をガラッと変えてくれる魅力や使い方をまとめます。食卓がもう一度ワクワクする、そんな一品ばかりです。
マルシンフーズの食べるラー油と柿の種でパンチのある旨みをプラス
見た目から食欲を刺激する『食べるラー油と柿の種』は、瓶の中にたっぷりと柿の種が漬け込まれているのが特徴です。白いご飯に合うのはもちろん、鍋に少量加えるだけで香りとコクが一気に広がります。
豆乳鍋との相性も良く、スプーン1杯ほど加えるとピリ辛のアクセントがプラスされ、まったりした味が締まります。「とり野菜みそ」などの濃厚鍋に加えるとさらに旨みが重なり、最後まで箸が進みます。
小川の庄のにんにく焼き味噌で深みのあるコクを足す
焼きにんにくと味噌が合わさった『にんにく焼き味噌』は、寄せ鍋や水炊きにぴったりでした。にんにくの香ばしさが味噌の旨みに包まれていて、そのまま少量を手元の皿に溶かして使うと風味の変化が分かりやすく、食べ進める楽しさが生まれます。
肉や野菜につけて食べるのも良く、焼き上げた香りが鍋全体の味を引き締めてくれます。トマト鍋のような酸味のある鍋にも合わせやすく、味の幅が広がる調味料です。
ちば醤油の国産ゆずと檸檬の下総ぽん酢醤油で爽やかにリセット
『国産の柚子と檸檬の下総ぽん酢醤油』は、柑橘の香りが立ち上がる爽やかな味わい。橙果汁しょうゆ、ゆず、レモンが合わさっていて、脂が多めの鍋や甘めの味付けの鍋の後半に入れると口の中がスッと軽くなります。
豆乳鍋に3〜4滴入れると風味がガラッと変わり、さっぱりした味に早変わり。焼き魚や餃子にも使えて、ぶっかけうどんにもよく合う万能調味料でした。
エム・トゥ・エムの薬膳カレールーでスパイスの刺激をプラス
『薬膳カレールー』は、金針菜や合歓の木の花、黒きくらげなどを組み合わせたスパイスが魅力。鍋のしめにこのルーとご飯、チーズを加えると、リゾット風の濃厚な味わいになり、別の料理のように楽しめます。
普段の寄せ鍋にもスパイスを足すだけで一気に香りが変わり、体が温まるような優しい辛みが広がりました。家庭で薬膳の雰囲気を感じられ、冬の鍋に新しい楽しみを与える一品です。
桃屋の揚げ葱がザクッと香ばしい食べるねぎ油は香りの主役
『揚げ葱がザクッと香ばしい食べるねぎ油』は、今年2月に登場した調味料です。揚げねぎ、ねぎ油、焦がしねぎペーストの三層の旨みが合わさり、とにかく香りが強いのが魅力でした。鶏だし鍋の取り皿に大さじ2杯ほど入れると、ねぎの香ばしさが一気に広がります。
豆乳鍋やキムチ鍋に加えると、コクが増して飲み進めたくなる味わいに変化します。チャーハンや野菜炒めにも活用できるため、鍋以外でも使い道が広がりそうです。
まとめ
今回の街録ZIP!で紹介された調味料は、どれも鍋の「後半飽きてきちゃう問題」を解消してくれる頼もしい存在でした。味を変えたいときに少し加えるだけで、香り・コク・辛み・爽やかさなどが鍋に新しい表情を生み出します。冬の食卓をもっと楽しくしたいとき、今回のラインナップは心強い組み合わせになるはずです。
鍋以外でも使える“万能アレンジ例”を紹介します

ここからは、私からの提案です。鍋の味変だけでなく、日常の料理でも大きな力を発揮する調味料ばかりなので、ここではそれぞれの特徴が生きる料理をくわしく紹介します。香り・辛み・酸味などの個性が、普段のご飯をしっかり引き立ててくれます。
食べるラー油を使ったアレンジ
食べるラー油は、にんにくやフライドオニオンの香ばしさが強く、少し加えるだけで料理の印象が変わります。炒飯に使うと冷ご飯と卵にラー油の辛みが行き渡り、香りとコクのある炒飯になります。炒め物にもよく合い、豚肉やニラのようなシンプルな具材でも仕上がりがしっかりまとまります。うどんや釜玉うどんなどの麺料理では、卵のまろやかさとラー油の辛さが合わさり、一杯で満足感のある味になります。冷奴にかけると、豆腐のやさしい味わいの中に香ばしさが加わり、おつまみとしても使いやすくなります。食べるラー油は「香ばしさ」「辛み」の特徴が強いので、味付けが控えめな料理と合わせるとバランスが取りやすく、料理の底上げに向いています。
柚子ぽん酢を使ったアレンジ
ぽん酢は醤油と柑橘の酸味が合わさり、さっぱりとした風味を出してくれる万能調味料です。焼き魚や蒸し野菜にかけると、脂や甘さが軽くなり、最後まで食べやすい味になります。炒めた麺料理との相性も良く、焼きうどんや焼きそばに少し足すと、醤油だけでは出せないすっきりした風味になります。サラダではドレッシング代わりに使うと、和風の香りが生きた軽い仕上がりになります。冷奴や酢の物にも使いやすく、素材の味を損なわずに香りを整えられます。ぽん酢は油や脂のある料理を整えてくれるので、さっぱりさを求める場面に特に向いています。
薬膳カレールーを使ったアレンジ
薬膳カレールーはスパイスの香りが特徴で、鍋以外でも日常の料理の味をふくらませてくれます。ご飯とチーズを合わせてスープで煮込むと、雑炊やリゾットのような仕上がりになり、少ない具材でもしっかりしたひと皿になります。野菜スープや豆スープに使うと、スパイスの香りとコクが加わり満足度が高い味になります。パスタのソースに使うと和風でも洋風でも合わせやすく、焼きうどんやあんかけうどんなどにも応用できます。風味のバランスを見ながら少しずつ足すと、スパイスの香りが生きた一皿になります。薬膳カレールーは、ご飯やスープのような“余りものを使う料理”にも向いていて、手軽に味の幅を広げることができます。
日常料理で使うときのコツ
これらの調味料を日常料理で使うときは、まず量を控えめにすると安心です。香りや辛みが強い調味料は少しの量でも味が大きく変わるため、具材とのバランスを見ながら足していくと、味が濃くなりすぎず使いやすくなります。塩や醤油などの基本の調味料は控えめにして、調味料自体の風味を中心にすると、すっきりまとまった味になります。「和風」「洋風」「中華風」のどれに寄せたいのかを意識すると、組み合わせに迷わず調整しやすくなります。


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