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【街録ZIP!】消防士が教える火災予防と自宅でできる火災対策|コンセント出火の原因も深掘り【2026年2月10日】

ZIP

消防士が教える“家を守るポイント”

このページでは『ZIP! 街録ZIP!リアルレビュー 消防士が教える自宅の火災予防(2026年2月10日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

冬の乾いた空気は、小さな火でも一気に広がる危険があります。練馬区の消防士が語る実例には、思わず背筋が伸びる瞬間がありました。

カーテンやコンセント、警報器など、家の中には気づきにくい火の入口がいくつもあります。番組では、防炎カーテンや住宅用火災警報器など、今日からできる対策を紹介していました。

防炎カーテンでリビングから守る自宅火災

ロケの舞台は、東京消防庁 練馬消防署でした。練馬区は住宅が多く、冬場はストーブやヒーターの使用も増える地域です。消防署では住宅火災対策のリーフレットを配るなど、日ごろから注意を呼びかけています。

最初に紹介されたのが、カーテンから出火した場合の怖さです。
一般的なカーテンは、ストーブの火やタバコの火が触れると一気に燃え上がり、約1分30秒ほどで炎が天井まで達してしまうと言われています。天井まで火が回ると、部屋全体に一気に燃え広がり、逃げる時間はほとんど残りません。

そこで消防士がすすめていたのが防炎カーテンです。防炎カーテンは、生地自体が燃え広がりにくいように加工されていて、火がついてもすぐに火が消え、燃え広がるスピードをグッと遅くしてくれます。こうした防炎性能は、消防法に基づく試験に合格した生地だけが名乗ることができ、日本防炎協会の基準にそった製品には「防炎」ラベルがついています。

インテリアショップやニトリなどでも、約4000円前後から防炎カーテンが手に入ります。最近は色や柄のバリエーションも豊富で、リビングの雰囲気を壊さずに火災対策ができるのがうれしいところです。防炎ラベルは、カーテンの端などに小さく縫い付けられているので、購入前に必ず確認したいですね。

注意点として、洗濯を繰り返すと防炎性能が落ちることがあります。その場合は、専門の加工会社や対応しているクリーニング店で、再度防炎加工をしてもらうこともできます。防炎カーテンは「燃えない」わけではなく、「燃え広がりにくくして逃げる時間をかせぐもの」と理解しておくことが大切です。

住宅用火災警報器は「10年が寿命」月1点検のススメ

続いて番組で取り上げられたのが、家の天井や壁に付いている住宅用火災警報器です。
日本では、2010年からすべての住宅で住宅用火災警報器の設置が義務化され、新築だけでなく既存住宅にも設置が広がってきました。

消防士は、まず「どの部屋に付いているか」を確認するよう呼びかけていました。寝室や階段、台所など、火事に気づきにくい場所こそ、警報器の役割が大きくなります。東京消防庁も、すべての居室・台所・階段への設置と、定期的な作動確認をすすめています。

番組では、警報器の寿命はおおむね10年という点も、はっきり紹介されていました。内部の電子部品や電池は24時間働き続けているため、10年ほど経つと劣化して、火事を感知できなくなるおそれが高くなります。消防当局やメーカーも「設置からおおむね10年を目安に本体ごと交換」を推奨しています。

具体的なチェック方法としては、
・月に1回を目安に、テストボタンを押して音が鳴るか確認
・音が弱い、鳴らない、頻繁にピッピッと鳴く場合は、電池切れまたは本体寿命のサイン
・本体に印字されている「製造年」や「交換目安年」を見て、10年近く経っていたら交換を検討
といったポイントが示されていました。

また、意外と勘違いしやすいのが「警報器を付ければ、消防署に自動通報される」というイメージです。住宅用火災警報器は、あくまで家にいる人に火事を知らせる装置であり、消防署へは自動的にはつながりません。ベルが鳴ったら、まず安全を確保しながら119番通報をする、という流れを家族で共有しておくことが大切です。

コンセント火災「トラッキング現象」のこわさと守り方

3つ目のテーマは、見落とされがちなコンセント火災です。
番組では、コンセントとプラグのすき間にたまったホコリが、湿気を含んで電気の通り道(トラック)を作り、そこから放電と発火が起こる「トラッキング現象」が紹介されました。

怖いのは、この火災が電気製品を使っていない時でも起こるという点です。家具の裏など、ふだん目に入らない場所のコンセントにホコリが積もり、ある日突然、黒く焦げて火が出ることがあります。東京消防庁や各自治体も、住宅防火のポイントとして「コンセントの掃除」をくり返し呼びかけています。

番組内で消防士がすすめていた対策は、とてもシンプルでした。
・エアダスターなどを使って、コンセントの中のホコリを飛ばす
・使っていない差し込み口には、100円ショップでも買えるコンセントキャップを付ける
・タコ足配線をやめ、ホコリがたまりにくいスッキリした配線にする

専門家の解説でも、トラッキング防止カバーや耐トラッキング性のある電源プラグを使うと、ホコリによる発火リスクを減らせるとされています。

一度、テレビや冷蔵庫の裏、ベッドのそばなど、家じゅうのコンセントをチェックしてみると、「こんなにホコリが!」と驚く方も多いはずです。年末の大掃除だけでなく、季節の変わり目ごとに「コンセントパトロール」をする習慣をつけると安心です。

家に1本はほしい家庭用消火器の選び方と置き場所

最後に紹介されたのが、いざという時の消火器です。
番組では、ホームセンターなどで買える住宅用の軽量消火器が取り上げられ、価格はおおよそ5000円前後から手に入ると説明されていました。最近はデザイン性の高い消火器も増え、インテリアになじむカラーや形のものも多く、リビングにも置きやすくなっています。

メーカー各社の情報によると、業務用消火器は設計標準使用期限が約10年、住宅用消火器は使用有効期限がおおむね5年の商品が一般的です。本体のラベルに使用期限が書かれているので、その年数を超えたら交換することがすすめられています。

番組で紹介された「家庭向けの消火器の種類」は大きく3つでした。
・広い範囲を一気に消火できる粉末タイプ
・放射時間が長く、初期消火をじっくり行える強化液タイプ
・天ぷら油火災などに対応でき、扱いやすいエアゾール式消火器

どのタイプを選ぶにしても、共通して大切なのは置き場所です。消防士は「目につきやすく、すぐ手に取れる場所」に置くことを強くすすめていました。逆に、湿気の多い浴室まわりや、直射日光が当たる窓ぎわは、サビや劣化の原因になるので避けたほうが良いと説明していました。

使うときの基本も、番組内でていねいに解説されていました。
・必ず逃げ口を背にして、出口方向をふさがない位置から噴射する
・ピンを抜き、ホースの先を火元に向けてレバーを握る
・天井まで火が回っていたり、煙で前が見えないときは無理に消火しようとせず、すぐに避難して119番する

デザイン性の高い住宅用消火器を出している初田製作所などのメーカーからも、「家庭では軽くて操作しやすいタイプを選び、定期的に外観点検を」といったアドバイスが発信されています。

消防士が教える「今日からできる火災予防チェック」

ロケの最後には、街でインタビューされた山下さんが「防災グッズは用意していましたが、火災だけにしぼって考えたことはなかったので、家に帰ったら早速やってみたいです」と話していました。番組をきっかけに、「うちも見直してみようかな」と感じた人は多いはずです。

あらためて、今日からできるチェックポイントをまとめると、
・リビングや寝室のカーテンが防炎かどうかを確認する
・住宅用火災警報器の設置場所と製造年、テストボタンの音を確認する
・コンセントまわりのホコリを掃除し、使っていない差し込み口にはキャップを付ける
・家庭用消火器を1本用意し、期限・置き場所・使い方を家族で共有する

火災予防は、どれも「ちょっと確認する」「少し片づけておく」といった小さな行動の積み重ねです。
冬の乾燥する季節こそ、今回の放送の内容をヒントに、家族みんなで家の安全を見直してみてください。

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冬に火災が増える理由

しげゆき
しげゆき

ここからは、放送内容を補う形で、筆者から火災予防に関する追加情報を紹介します。冬に火災が増える背景には、いくつかの科学的な理由があります。どれも日常の中で気づきにくいのに、実際には大きなリスクにつながっています。

空気の乾燥で燃えやすくなる

冬は気温が下がり、空気が水分をあまり含めなくなります。すると室内の木材や布、紙などの身近なものから水分が失われ、少しの火でも一気に燃え広がりやすくなります。暖房で部屋を温めても湿度は上がりにくいため、無意識のうちに火がつきやすい環境が増えてしまいます。湿度が低い日は、特に火災予防を意識して行動することが大切です。

静電気が発生しやすい

乾燥した冬は、衣服や床に電気がたまりやすくなります。歩いたり服を脱ぎ着したりするだけで静電気が起き、パチッと火花が飛ぶことがあります。この火花が、スプレー缶などの可燃性のものの近くで起きると、思わぬ引火につながることがあります。静電気は目に見えませんが、冬は確実に増えるため、日頃から気をつけたいポイントです。

暖房器具の使用が増える

ストーブや電気ヒーターなど、冬は暖房器具を使う機会が急増します。これらの周りには、知らないうちに布団や洗濯物などの燃えやすいものが近づいていることがあります。また、電気ストーブは長時間つけっぱなしにすると、コードが熱を持ちやすくなり、家の中の火災予防として注意が必要です。暖房器具は便利ですが、扱い方を間違えると大きな火災につながるため、こまめに位置や周囲を確認することが大切です。

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