【遠くへ行きたい】竹下景子が名古屋であんこ散歩&藤前干潟と有松絞りに感動|2025年6月8日放送

遠くへ行きたい

竹下景子がふるさと名古屋を巡る!名古屋城・あんこスイーツ・伝統工芸の魅力を再発見

2025年6月8日に放送された日本テレビの「遠くへ行きたい」では、女優の竹下景子さんがふるさと・名古屋を訪ねる旅を紹介しました。名古屋城から始まり、名物のあんこスイーツや江戸時代から続く伝統工芸、有松絞り、そして藤前干潟の自然に触れる内容で、名古屋の新たな一面を再発見する旅となりました。変わりゆく街の風景の中に、変わらず残るぬくもりや文化を感じることができる内容でした。

名古屋城から堀川へ、街の歴史をたどる

名古屋城の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

旅のスタートは名古屋のシンボル「名古屋城」。久しぶりに訪れた竹下さんは、懐かしい景色を前に、今の名古屋をもう一度見つめなおしたいという思いを語りました。名古屋城のまわりにはビルが立ち並び、かつての風景とは少し違っていますが、歴史の重みは今もそのまま残っています。

次に向かったのは、城下を流れる「堀川」。この川は名古屋城が作られる前から存在し、港と城下をつなぐ重要な役割を果たしていました。竹下さんはクルーズ船に乗り、川沿いから市街地の景色を眺めながら、昔と今が交わる時間を楽しみました。

あんこスイーツの魅力がつまった老舗巡り

名古屋といえば、あんこ文化が根づいた土地でもあります。竹下さんが次に向かったのは、名古屋市内の路地裏にある「コーヒーハウス かこ 花車本店」。ここでは、トーストにあんこと生クリーム、さらにフルーツをたっぷりのせた「シャンティールージュスペシャル」が登場します。この豪華なトーストは、名古屋らしい甘さとボリュームを兼ね備えた一品で、地元の人たちに長年愛されています。

その後訪れた「川口屋」は、尾張藩の茶の湯文化を背景に発展した和菓子の名店。こちらでは季節の上生菓子が人気で、繊細な見た目と上品な甘さが特徴です。名古屋では、茶の湯にあわせて美味しいあんこを求める声が多く、それに応える形で多様なあんこが発展したという歴史があります。川口屋では、あんこの種類をお菓子にあわせて作り分けており、職人のこだわりが感じられました。

続いて訪れたのは「孝和堂本店」。ここでは素朴な和菓子が多く並び、竹下さんはおはぎを選びました。炊きたてのもち米とたっぷりのあんこが絶妙に調和したおはぎは、どこか懐かしく、ほっとする味でした。

干潟の自然にふれ、生きものたちと出会う

藤前干潟の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

名古屋の市街地から少し離れた「藤前干潟」にも足を運びました。この場所は、日本屈指の渡り鳥の中継地として知られており、四季を通じて多くの野鳥が姿を見せます。春には南から飛来する鳥たちが観察でき、自然と触れ合うには絶好の場所です。

竹下さんは、名古屋市野鳥観察館を訪れ、望遠鏡を使って野鳥をじっくり観察しました。観察された鳥の中には、ダイサギやチュウシャクシギ、ダイゼンなどの水鳥たちが含まれ、豊かな自然環境が広がっていることが伝わりました。

さらに、藤前干潟を守る会の皆さんとともに実際に干潟に入り、魚類調査も行いました。ここで出会ったのは、イシガレイ、エビシャコ、スズキ、ソトオリガイ、マメコブシガニなど多種多様な生きものたち。竹下さんは、こうした自然が都会のすぐそばにあることに驚きながら、環境を守る活動の大切さを感じ取っていました

有松で出会う伝統工芸と家族で守る尾張万歳

旅の最後に向かったのは、有松。ここは江戸時代から続く絞り染めの町で、特に「張正(はりしょう)」では、雪花絞りと呼ばれる美しい技法を用いた作品が並びます。竹下さんも染めの体験を行い、絞りの繊細な作業と色の美しさを学びました。

さらに訪れた鵜飼さん夫婦の工房では、「豆絞り」の製作現場が紹介されました。今では多くの豆絞り手ぬぐいがプリントで作られる中、この工房では一枚一枚を手作業で絞って染めるというこだわりを持っています。本物の絞り文化を守る数少ない場所として、貴重な伝統が生きていました。

そして最後に訪れたのは「今枝さん」のお宅。ここでは家族全員で「尾張万歳」という伝統芸能に取り組んでおり、番組ではその芸が披露されました。尾張万歳は、お正月に家々を訪れ、岩井の言葉を伝える祝福芸で、かつては愛知の多くの家庭で見られた風景です。今では珍しくなった文化ですが、今枝さん一家によってしっかりと受け継がれている姿が印象的でした。

竹下景子さんが歩いた名古屋の旅は、街の新しさと、昔ながらのぬくもりが混じり合う素敵な時間でした。観光地としての魅力だけでなく、地域の人々の想いや日々の営みを通じて、ふるさとの真の魅力を見つけ出す旅となっていました。名古屋の街に流れる歴史、文化、そして自然を五感で感じられる、心あたたまる内容でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました