久米島で出会う“冬の南国時間”
このページでは『遠くへ行きたい(2026年2月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
女優・中村ゆりが向かったのは、海と森のエネルギーに満ちた久米島。
市場で味わう南国の恵み、だし香る久米島そば、そして在来馬と歩く大自然の景色。
さらに、島ならではのグルクンかまぼこや食べるハイビスカス、憧れの三線体験まで、心がほどける冬の旅が描かれます。
冬の久米島で出会うハテノ浜とウミガメの絶景
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このページでは『遠くへ行きたい(2026年2月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
中村ゆりさんが旅に出たのは、沖縄本島から西へおよそ100kmに浮かぶ 久米島 です。
かつて琉球王朝の時代から、その美しさから「球美の島(くみのしま)」と呼ばれてきた島で、島全体の多くが自然公園に指定されています。
港から小さな船に乗り込むと、旅は一気に非日常モードへ。
エメラルドグリーンの海の上を進んでいくと、船のすぐそばを ウミガメ がゆったりと泳いでいきます。
周辺の海はサンゴ礁が広がる浅瀬が多く、ウミガメが餌を探しにやってくる場所としても知られています。
グラスボートのツアーでも、高い確率でウミガメに出会えるスポットとして紹介されるほどです。
やがて目の前に現れるのが、島の東沖約5kmに細長く伸びる砂州 ハテノ浜。
海の上に、真っ白な一本の線がスッと引かれたように見えるその姿は、まるで絵の中の景色のようです。
ハテノ浜 は、前の浜・中の浜・はての浜という三つの砂浜の総称で、全長は約7km。
周囲は透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれ、「東洋一美しい」と称されることもある絶景ビーチです。
砂はサンゴが砕けてできた白砂で、足元はサラサラ。
周りには建物も木もなく、聞こえるのは波と風の音だけ。
冬でも日差しの強い日には、光を反射して目を細めたくなるほどまぶしく、
中村さんも「季節を忘れてしまいそう」な表情で、静かな 久米島 の海を味わっていました。
山里ゆんたく市場で味わう久米島そばと島バナナ
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海から戻った中村さんが向かったのは、島の山里地区にある直売所 山里ゆんたく市場。
「ゆんたく」とは、沖縄の言葉で「おしゃべりしてのんびりすること」。
その名の通り、ここは地元の農家さんたちが運営する、野菜や果物の販売と、軽食が楽しめる憩いの場です。
店内には、島で採れた野菜や果物が並び、その中でも目を引くのが南国らしいバナナの山。
野菜バナナ、島バナナ、三尺バナナなど、普段あまり聞き慣れない名前のバナナが勢ぞろいしています。
野菜バナナ は甘さ控えめで、サラダや炒め物など料理にも使いやすい品種。
小ぶりな島バナナは、皮をむいた瞬間から香りが濃く、ねっとりとした甘さが特徴です。
中村さんは一つずつ味見をしながら、
「爽やか」「香りが全然違う」と、品種ごとの違いにびっくりしていました。
市場の一角には食堂スペースもあり、
ここで味わえる定番メニューが、島民にも観光客にも人気の 久米島そば です。
透明感のあるスープは、豚・鶏・カツオだしをブレンドしたもの。
上には三枚肉とかまぼこ、青ねぎがのっていて、見た目はとてもシンプル。
しかし一口すすれば、だしのうま味がじんわり広がり、
「やさしいのにコクがある」と、何度も食べたくなる味わいです。
麺は島内の製麺所で作られた特製麺で、コシがありながらもスープとなじみやすいよう工夫されています。
ワンコインでお腹いっぱいになれる価格というのも、旅人にはうれしいポイントです。
久米島そば は、観光客にとってはご当地グルメ。
地元の人にとっては、日常に溶け込んだいつもの味。
一杯のそばからも、島の暮らしや温度が伝わってくるシーンでした。
久米島馬牧場で与那国馬と歩く森の集落跡
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次に中村さんが訪れたのは、島の在来馬とふれあえる 久米島馬牧場。
ここでは、沖縄在来の 与那国馬 に乗って、島の海辺や森の中をゆっくり散歩できます。
与那国馬は、体高が約120〜130cmほどの小柄な馬で、性格はおだやか。
農耕や荷物運び、移動手段として昔の暮らしを支えてきた、頼もしい相棒でした。
しかし戦後の機械化などで頭数は減少し、現在は保護・活用の取り組みが続けられています。
久米島馬牧場 では、与那国馬を引き取り、観光乗馬や体験プログラムを通して、その魅力と大切さを伝えています。
中村さんは、井上さん夫婦にサポートしてもらいながら、ヘルメットをかぶって騎乗。
最初は少し緊張した様子でしたが、与那国馬のゆったりした歩みに合わせているうちに、表情も柔らかくなっていきます。
この日のコースは、かつて人が暮らしていた森の集落跡。
木々の間を進んでいくと、石垣に囲まれた豚小屋の跡や、家の敷地を区切る石垣がひっそり残っています。
さらに奥には、先祖を祀る トートーメー と呼ばれる、祈りの空間も。
沖縄の多くの家にはトートーメーがあり、今でもお盆や年中行事でお参りをする文化が続いています。
森の中に立つトートーメーは、島の人びとの暮らしと信仰が、長い時間をかけて根づいてきた証です。
馬の足音だけが響く静かな森の中で、
中村さんは、目の前の景色から 久米島 の歴史と、人と動物が支え合ってきた時間を感じ取っているようでした。
新垣三味線店で三線と工工四に挑戦
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島の文化にふれる旅は、音楽の世界へと続きます。
中村さんが次に訪れたのは、真謝地区にある 新垣三味線店。
店主の新垣清昻さんは、三線づくり一筋50年以上。
国の伝統工芸士として認定された、腕利きの職人です。
店内には、黒檀やカリンを使った三線が整然と並び、
胴に張られた皮の模様や、棹のカーブの美しさが一本一本違って見えます。
新垣さんは、まず三線の持ち方から丁寧にレクチャー。
左手の指の添え方、右手のバチ(ツメ)の持ち方、
そして沖縄独特の楽譜 工工四 の読み方を教えてくれます。
工工四 は、数字や漢字に似た記号で指の位置を表す記譜法で、
慣れるまではちょっとパズルのようにも感じます。
課題曲は、沖縄を代表する民謡「安里屋ユンタ」。
最初は音を探りながら弾いていた中村さんも、
1時間ほどの特訓の中で、前奏のフレーズをなめらかに弾けるようになっていきました。
三線は、琉球王国時代に中国などから伝わり、本土の三味線にも影響を与えたとされる楽器です。
その柔らかい音色は、島の風や海の音とよくなじみ、聴く人の心をほどいてくれます。
旅の途中で楽器に触れ、その土地ならではの音を体験することは、
ガイドブックには載っていない「記憶に残るお土産」になるのだと感じさせる場面でした。
グルクンかまぼことローゼルジャム、海ぶどうの島グルメ
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旅のラストは、しまの恵みを味わう時間です。
中村さんが訪ねたのは、地元の魚 グルクン を使ったかまぼこ工場。
グルクンは「タカサゴ」という魚で、沖縄県の県魚にも指定されているほど、
沖縄の食卓には欠かせない存在です。
ここでは、グルクンだけを使ったこだわりのかまぼこを製造。
魚をすり身にし、丁寧に練り上げた後、成形して油で揚げると、
外側はカリッ、中はふんわりとした食感に仕上がります。
工場を切り盛りする比嘉さんと、その妻・汐里さん。
汐里さんは、夫のおばあちゃんからこのレシピを受け継いだそうで、
そのおばあちゃんは、なんと95歳まで一緒に働いていたとのこと。
手元の動き一つひとつに、家族と島の歴史が刻まれているようでした。
次に向かったのは、食用ハイビスカスとも呼ばれる ローゼル を育てる畑。
深い赤色のローゼルの萼を摘み取り、鍋で煮詰めて砂糖を加えると、
鮮やかなルビー色の ローゼルジャム ができあがります。
ローゼルはビタミンCやポリフェノールを多く含み、
ハーブティーやジャムとして世界中で楽しまれている食材です。
畑の持ち主・与座八重さんに教わりながら、
中村さんも一緒にジャムづくりを体験。
出来たてのジャムをクラッカーにのせ、
さらに島の特産である 海ぶどう をトッピングしていただきます。
プチプチとした 海ぶどう の食感と、
甘酸っぱい ローゼルジャム の味わいが口の中でふわっと混ざり、
「こんな組み合わせがあるんだ」と驚きながらも、笑顔がこぼれていました。
久米島 では、海洋深層水を生かした 海ぶどう や車エビの養殖も盛んで、
オンラインショップなどで島の特産品を購入することもできます。
テレビで見た味に近いものを自宅で試してみるのも、
旅への第一歩として楽しい楽しみ方です。
旅のまとめ:自然と人の物語が重なる久米島の時間
今回の『遠くへ行きたい』は、
ハテノ浜 のまぶしい白い砂浜や ウミガメ の姿だけでなく、
久米島そば や グルクン のかまぼこ、
ローゼルジャム と 海ぶどう、
そして 与那国馬 や 三線 など、
久米島 の「人と暮らし」にぐっと踏み込んだ旅でした。
観光地としてのきれいな風景だけでなく、
そこで暮らしてきた人たちの思い、
守られてきた文化や生き物たちの存在が、画面のあちこちににじんでいました。
実際に旅をするときは、
ハテノ浜の自然保護ルールを守ること、
在来馬や伝統工芸を体験するときには、
その背景にある歴史にも耳を傾けることが、とても大切です。
この記事が、久米島 や ハテノ浜 に興味を持った方の、
最初の一歩になればうれしいです。
※この記事は番組内容および公開情報をもとに作成しています。
実際の放送内容・各施設の最新情報とは異なる場合があります。
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