ツナと新玉ねぎの切り干し大根サラダ
2025年5月6日(火)放送の「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ)では、料理家ワタナベマキ先生が、乾物の定番「切り干し大根」を洋風アレンジしたサラダを紹介しました。さっぱりとした酸味とツナのうまみ、新玉ねぎの甘みが絶妙に合わさった、簡単で食べごたえのあるサラダです。さらに、切り干し大根の戻し汁を無駄にしない「みそ汁」レシピも紹介され、食品ロス削減にもつながる工夫が紹介されました。身近な食材でできて、保存食も活用できるこの一品は、忙しい日にもぴったりの主菜級サラダです。
洋風にアレンジ!切り干し大根が主役になるサラダ
今回のレシピでは、乾物として和食に使われがちな切り干し大根が、さっぱりとした洋風サラダに大変身。定番のツナと新玉ねぎに加え、色鮮やかなミニトマトとパセリを組み合わせることで、見た目も華やかになります。
-
切り干し大根は、栄養価が高く保存性にも優れた乾物
-
新玉ねぎは春に出回る甘みのある玉ねぎで、生食にも向いている
-
ミニトマトはビタミンCが豊富で彩りアップ
-
ツナはうま味とたんぱく質をプラス
-
パセリは香りと風味のアクセントに
ソースは酢とオリーブ油をベースに、砂糖と塩を加えたシンプルな配合。さっぱりした中にも深みのある味に仕上がります。
材料(2人分)
-
切り干し大根 30g
-
新玉ねぎ 1/2個(約100g)
-
ミニトマト 8個(約70g)
-
ライトツナ(フレーク・サラダクラブ使用) 1袋(80g)
-
パセリ(みじん切り) 小さじ2
■ソース
-
酢 大さじ2
-
オリーブ油 大さじ2
-
砂糖 小さじ1
-
塩 小さじ1/3
カロリー:1人前286kcal
塩分:1人前1.6g
作り方
-
切り干し大根は軽く洗ってから水1+1/2カップに約6分つけて戻します。
戻したら水気をよく絞り、長い場合は食べやすい長さに切ります。戻し汁はうまみがあるので、みそ汁用にとっておきます。 -
新玉ねぎは縦に薄切り、ミニトマトは4つ割りにカットします。
シャキシャキ感と甘みを生かすために、水にさらす必要はありません。 -
ソースの材料(酢、オリーブ油、砂糖、塩)をよく混ぜてから、みじん切りのパセリと新玉ねぎを加え、しっかりなじませます。
-
ソースに切り干し大根と、汁気を軽く切ったツナを加えて混ぜ合わせます。
最後にミニトマトを加え、崩れないようにやさしく混ぜたら完成です。
新玉ねぎの甘さ、ツナのコク、酢のさっぱり感、そして切り干し大根の食感が絶妙に重なった、食べ応えのある満足サラダです。
切り干し大根のもどし汁を使ったみそ汁レシピ
サラダで残った戻し汁を活用して作れる、うまみたっぷりの「プラスエコ」みそ汁も紹介されました。大根の栄養が染み出た戻し汁は、そのまま捨てるのはもったいない。みそ汁に活用することで、ムダなく栄養も摂取できます。
●材料(2人分)
-
わかめ(塩蔵)15g(洗って5分ほど水に戻し、食べやすく切る)
-
新玉ねぎ 1/2個(縦薄切り)
-
さつま揚げ 1枚(約50g・1cm幅のそぎ切り)
-
戻し汁(適量の水を加えて1+1/2カップに調整)
-
みそ 大さじ1
●作り方
-
切り干し大根の戻し汁に水を加えて1+1/2カップに調整し、鍋に入れます。
-
わかめ、新玉ねぎ、さつま揚げを加えて火にかけ、煮立ったらふたをして弱めの中火で5分煮ます。
-
火を止める前にみそ大さじ1を溶かし入れ、ひと煮立ちさせて完成です。
このみそ汁は1人前わずか6.3kcal、塩分1.8gと、とてもヘルシー。切り干し大根のうまみが加わることで、出汁いらずでも深みのある味わいになります。
梅雨前の乾物活用術
番組では「乾物は湿気が天敵」というアドバイスも紹介されました。梅雨の時期は空気中の湿度が高く、乾物の保存には不向きな季節です。そのため、開封した乾物はできるだけ梅雨前に使い切るのがポイントです。
-
必要な分だけ戻して使い、残りは乾燥状態のまま保存する
-
湿気を避けるため、密閉容器やチャック袋に乾燥剤を入れて保存
-
食品ロスを減らすためにも、計画的に使い切る習慣を
乾物は日持ちがするためつい買い置きしがちですが、こまめに使うことで品質のよい状態で美味しく楽しめます。
まとめ
今回のレシピ「新玉ねぎとツナの切り干し大根サラダ」は、和の乾物を洋風にアレンジし、ヘルシーでおしゃれな一皿に仕上げた、家庭でも取り入れやすいメニューでした。栄養価が高く、食品ロスを減らす工夫も盛り込まれていて、毎日の食卓を支える知恵が詰まった内容です。
乾物の使いきりと、戻し汁の活用法を知っておくことで、無駄なく、おいしく、地球にもやさしい食生活が実現できます。
日々の献立に悩んだときこそ、こうしたアイデアレシピを活用してみてはいかがでしょうか。
コメント