【遠くへ行きたい】中村梅雀が浜松の楽器づくり・ジオラマ・浜名湖たきや漁まで満喫する癒やし旅|2025年6月29日放送

遠くへ行きたい

中村梅雀が静岡・浜松で楽器と海の幸に出会う旅

浜松ジオラマファクトリーで懐かしい世界へ

2025年6月29日放送の「遠くへ行きたい」では、俳優の中村梅雀さんが静岡県浜松市を旅しました。まず訪れたのは、ザザシティ浜松西館にある浜松ジオラマファクトリーです。ここは、浜松出身の情景作家・山田卓司さんの作品が展示されている人気スポットです。山田さんは、昔ながらの日本の風景や暮らしをテーマにした作品を数多く手がけていて、プロモデラーの大会で優勝経験もある実力派です。

展示されているジオラマには、昭和の時代を思わせるままごと遊びの風景や、ミシンを使う家族の様子、子どもたちの遊ぶ姿など、誰もが懐かしく感じる情景が広がっています。細かい部分まで丁寧に作られたジオラマは、見ているだけで昔の良い時代を思い出させてくれます。

楽器のまち浜松の歴史と最新技術を体験

次に中村さんが向かったのは、浜松市が誇る「楽器のまち」を代表する場所、ヤマハ企業ミュージアム イノベーションロードです。ここでは、ヤマハが長い歴史の中で開発してきた様々な楽器を見ることができ、音楽好きにはたまらない場所です。

中村さんは、明治時代に製造されたリードオルガンを実際に演奏。100年以上前の楽器とは思えない美しい音色に感動していました。さらに、最新の技術を活用したAI合奏体験にも挑戦。モニター越しに弦楽四重奏と一緒に演奏する、不思議で楽しい体験を楽しみました。

浜松の楽器づくりの始まりは、楽器の修理からだったそうです。中村さんはバルドン楽器を訪れ、リペア職人たちの手作業を見学しました。職人さんたちは、トランペットのへこんだ部分を専用のハンマーで叩いて直したり、管楽器専用の修理道具を一つ一つ手作りしたりしていて、その技術の高さに驚いていました。

地元高校の吹奏楽部と一緒に音楽を奏でる

その後、中村さんは浜松市内の浜松聖星高等学校を訪問。この高校は、カトリック系のミッションスクールで、全国大会でも何度も賞を受賞している吹奏楽の名門校です。

中村さんは自ら楽譜を持参し、学生たちとコラボ演奏をすることに。学生たちはパートごとに分かれてしっかりと練習し、最後には有名なジャズの曲「The Chicken」を力強く演奏しました。プロ顔負けの迫力ある演奏に、会場は大盛り上がりでした。

世界最古の電子楽器テルミンとその進化版にふれる

浜松の旅はさらに続きます。中村さんが次に訪れたのは、不思議な電子楽器テルミンを演奏する人たちのもと。テルミンは、1920年にロシアで開発された、世界最古の電子楽器です。楽器本体に触れずに、空中で手を動かすだけで音を出せるのが特徴で、まるで人の歌声のような不思議な音が響きます。

中村さんも実際に演奏に挑戦し、その仕組みと音色を楽しんでいました。さらに登場したのは、演奏家の竹内正実さんです。竹内さんは、ロシアの人形マトリョーシカとテルミンを組み合わせたマトリョミンを開発した方です。見た目がかわいらしく、親しみやすいデザインのマトリョミンは、子どもから大人まで楽しく演奏できると人気です。

竹内さんは、以前、脳の病気を患い演奏ができなくなった時期がありましたが、リハビリを重ねて今も現役で演奏活動を続けています。その姿に中村さんも感動していました。

浜名湖で伝統のたきや漁と新鮮な海の幸を味わう

旅の最後は、静岡県を代表する美しい湖、浜名湖です。ここでは、昔から伝わる伝統漁法のたきや漁に中村さんが挑戦しました。たきや漁は夜に行う漁法で、湖面を明かりで照らし、暗闇で動きが鈍くなった魚やカニをモリで突いて獲ります。

中村さんは実際にモリを持ち、ワタリガニや魚を見事にゲット。獲れたての新鮮なワタリガニはその場で茹でて味わい、プリプリの身と濃厚な旨味に笑顔がこぼれました。また、獲れたクロダイはニンニクを使った炒め物にして、その美味しさを堪能しました。

今回の旅では、浜松の歴史ある楽器づくりの伝統から最先端の音楽体験、不思議な電子楽器、そして自然豊かな浜名湖での漁まで、たくさんの魅力を発見することができました。音楽と自然にふれあいながら、浜松の奥深い魅力をたっぷり感じることができた素敵な旅でした。

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