【満天☆青空レストラン】幻の千年鯛で乾杯!黒酢あんかけから木の芽焼きまで垂水のごちそうを堪能|2025年7月12日放送

満天☆青空レストラン

鹿児島・錦江湾の幻の魚「千年鯛」大特集!極上の味わいを家庭でも

2025年7月12日(土)の「満天☆青空レストラン」(日本テレビ)では、鹿児島県垂水市で養殖に成功した幻の魚「千年鯛(せんねんだい)」が紹介されました。夏の錦江湾で育つこの魚は、フエダイの仲間で、鯛とは別の種類。番組では、ゲストのサンシャイン池崎さんとともに、宮川大輔さんが千年鯛の魅力を余すことなく体験。養殖の工夫、味の特徴、そして家庭でも作れる絶品レシピまでたっぷり紹介されました。

鹿児島・錦江湾で育つ幻の魚「千年鯛」とは?

千年鯛は、国内では南西諸島周辺に生息し、水揚げがごく限られているため、ほとんど市場に出回ることがありません。そんな貴重な魚を育てたのは、カンパチやヒラマサの養殖業を営む3代目の名人。コロナ禍で販売先が減り、新しい道を模索するなかで目をつけたのがこの千年鯛でした。養殖は簡単ではなく、警戒心が強く繊細な魚の性質に合わせて、環境づくりやエサにも工夫が必要でした。

名人は脂が少なくタンパク質の多い特製エサに着目し、赤い色素成分アスタキサンチンを含ませることで、健康的で美しい身質を育みました。その結果、アミノ酸の含有量は真鯛の4倍以上という驚きの数値に。口に含むとほんのり甘く、弾力のあるもちもちの食感が特徴です。こうして育った千年鯛は、旨み・栄養・見た目の三拍子が揃った魚として、注目を集めています。

香ばしさ際立つ「千年鯛の刺身」

皮目をバーナーでさっと炙ることで、魚の旨みをさらに引き出す「千年鯛の刺身」。しっかりとした身質とほどよい脂があり、口の中でじゅわっと広がる甘さがクセになる一品です。シンプルな調理だからこそ、魚の質が際立ちます。

食欲そそる甘酸っぱさ「千年鯛の黒酢あんかけ」

番組後半で紹介されたのは、見た目も味も満足感のある「黒酢あんかけ」。揚げた千年鯛に、黒酢のあんをたっぷりかけていただきます。野菜も入って彩りもよく、ご飯にもぴったりな料理です。

材料(作りやすい量)
・千年鯛…1尾(三枚おろし)
・塩・こしょう…少々
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
・玉ねぎ…1/2個(千切り)
・にんじん…小1/2本(千切り)
・青ねぎ…2~3本(小口切り)
・水…200cc
・砂糖…大さじ1
・九州醤油…大さじ3
・黒酢…大さじ3
・水溶き片栗粉…適量

作り方
・千年鯛は食べやすい大きさに切り、塩こしょうを振る
・片栗粉をまぶして、180℃の油でカラッと揚げる
・鍋に水・砂糖・醤油を入れて加熱し、玉ねぎ・にんじんを加えて煮る
・黒酢を加えてから水溶き片栗粉でとろみをつける
・揚げた鯛を皿に盛り、黒酢あんをかけ、青ねぎを散らして完成

風味豊かな「千年鯛の中華蒸し」

せいろで蒸すことで、ふんわりと仕上がった千年鯛が味わえる中華蒸し。しょうがやにんにくの香り、そして仕上げにかけるごま油の香ばしさが一体となって、シンプルながら食欲をそそる料理です。

材料(作りやすい量)
・千年鯛…1尾(うろこ・内臓を取り除く)
・塩…適量
・酒…大さじ1
・長ネギ…1本(白髪ネギと小口切り)
・にんにく…2片(千切り)
・しょうが…にんにくと同量(千切り)
・九州醤油…大さじ2
・ごま油…大さじ2

作り方
・千年鯛の水分を拭き取り、両面とお腹に塩をふる
・耐熱皿に鯛をのせ、酒をふりかけ、にんにく・しょうが・ネギをのせる
・強火で約10分蒸す(せいろがない場合は深鍋+皿でも可)
・蒸しあがったら白髪ネギをのせ、醤油をかける
・熱したごま油をジュッとかけて完成

香ばしさと爽やかさの絶妙バランス「千年鯛の木の芽焼き」

番組の最後には、名人が監修した「青空レストラン乾杯セット2025」の目玉となる「木の芽焼き」が登場しました。アラからとった自家製のタレで味付けし、焼きながらタレを重ねて風味をしっかりと染み込ませた贅沢な一品です。木の芽の香りが口の中で広がり、夏にぴったりの焼き魚です。

材料(作りやすい量)
・千年鯛(半身)…約35g×数切れ
・千年鯛アラ…1尾分
・塩…適量
・酒…200cc
・みりん…100cc
・薄口醤油…50cc
・濃口醤油…50cc
・木の芽…適量

作り方
・鯛に塩をふり、1時間ほどおく
・アラを焼き、酒・みりんを煮立たせて醤油類と一緒に10分炊く
・冷ましたタレを濾して漬けだれにする
・鯛を漬けダレに30分ほど漬ける
・串に刺して焼き、途中タレを塗りながら仕上げる
・焼き上がったら木の芽を散らして完成

地元の挑戦と未来への希望

千年鯛の養殖に成功したことで、垂水市は新たな特産品を得ることができました。これまで難しいとされてきた魚を育て、全国に届けられるようにした名人の取り組みには、たくさんの知恵と情熱が詰まっています。今では大阪の百貨店で販売されるほどのブランド魚として注目されており、地元漁業や地域経済にも明るい兆しをもたらしています。

出典:日本テレビ「満天☆青空レストラン」2025年7月12日放送より

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