板谷由夏が巡る鳥取の癒やし旅
日本テレビ「遠くへ行きたい(2026年2月15日放送)」では、板谷由夏さんが鳥取を訪ねました。
琴浦の鳴り石の浜で願いを込め、幻のモサエビ丼を味わい、三朝温泉で湯治の文化にふれます。さらに北栄町の酒蔵や倉吉の白壁土蔵群まで、土地の魅力を丁寧にたどる旅でした。
このページでは「遠くへ行きたい(2026年2月15日放送)」の内容を分かりやすくまとめています。
鳴り石が鳴く浜で、石絵馬に願いをのせる
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旅のはじまりは、鳥取県の琴浦町にある鳴り石の浜です。ここは、波にもまれて丸くなった石が「カラコロ」と鳴ることで知られる、ちょっと不思議な海岸です。観光情報としても、町の見どころとして紹介されています。
この浜には、石に願い事を書いて海に投げる石絵馬祈願という風習があります。石を絵馬のように見立てて願いを書き、海に流す行いとして、地域の活動記録でも説明されています。
番組では、旅人の板谷由夏さんが、家族の健康を願って石を海へ投げました。
手のひらサイズの石に文字を書いて、波の音を聞きながら、そっと海へ。
海は広くて、願いは小さい。
でも、その小ささが逆に、胸に残ります。
少しだけ背景の話を足すなら、こういう“旅先の小さな祈り”は、観光の体験としても大事にされやすいんです。写真映えよりも、「自分の気持ちが動いた」記憶が残るからです。
幻のエビ、モサエビ丼に出会う
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次に向かったのは、琴浦町の食堂 魚料理 海。国道9号沿いで、道の駅の近くにある海鮮の人気店として紹介されています。
ここで出てきたのが、番組の主役級グルメ、モサエビ丼です。
モサエビは、殻がゴツゴツしていて見た目が“猛者(もさ)っぽい”ことから、山陰ではそう呼ばれてきた、と説明されることがあります。
そして、もうひとつ大事なポイント。
鳥取で「モサエビ」と呼ばれるエビは、正式にはクロザコエビとされ、鮮度落ちが早く、遠くに運びにくいので「地元でしか食べにくいエビ」になりやすい、という整理が公的な食文化情報にもあります。
だから、丼が目の前に来た瞬間が、ちょっと特別なんです。
「今この場所で食べないと、同じ形では出会いにくい」食材だからです。
番組では、特製ダレをまとったモサエビ丼を食べて、板谷さんが「甘い」と感想を言っていました。
モサエビは“甘エビ以上に甘い”と言われることもあり、旨みと甘みが強い、と紹介されています。
旅のごはんって、豪華だから記憶に残るんじゃなくて、
「この土地の事情が、味にそのまま入っている」から残るんだな、と感じます。
三朝温泉の河原風呂と「吸って吐く」温泉体験
場面は変わって、鳥取の湯の町、三朝温泉へ。
名前の由来は「三日目の朝には病が消える」など、湯治の言い伝えに結びつけて語られることがあり、町の紹介記事でも触れられています。
まず登場したのが、温泉街の象徴でもある河原風呂。
川沿いにある混浴の露天風呂で、利用は無料、清掃の都合で入れない時間帯があることなどが、温泉ポータルで案内されています。
そして番組の見どころが、天然ラドン熱氣浴泉 すーはー温泉。
ここは「温泉を吸って吐く」イメージで名づけられた熱気浴施設で、予約制であること、熱気浴室の種類などが、公式の案内にまとまっています。
番組では、鉱石に含まれる放射性物質のラジウムがラドンに変わる、という説明が出てきました。
ここで、むずかしい話をやさしく言うと、
「温泉の成分が湯だけじゃなく、空気のほうにも関係することがある」
それを体で感じる場所、ということです。
実際、三朝温泉は「吸ってよし、飲んでよし、浸かってよし」と表現されることがあります。
湯けむりの中で深呼吸するだけで、旅のテンポがいったん落ちます。
歩く旅から、休む旅へ。
その切り替えが、三朝らしさなのかもしれません。
北栄町の酒蔵で、米と水と麹の酒づくりに触れる
次は自然豊かな北栄町で、老舗の梅津酒造へ。
ここは、ほぼすべての工程を手造りで行い、純米酒にこだわる酒蔵として語られています。
番組では、仕込みの最盛期として、朝に米を蒸すところから始まり、蒸し米を冷まし、仕込んでいく流れが描かれました。
機械を多用せず、米・水・麹で酒をつくる。
背景として知っておくと面白いのは、梅津酒造が「全量純米酒化」を行った、という話です。純米酒は、米と米麹と水でつくる日本酒で、酒づくりの“原点”に立ち返る考え方として説明されています。
そして、代表銘柄が冨玲(フレー)。
名前は応援の掛け声「フレーフレー」に重ねた“応援のお酒”として紹介されています。
酒造りを手伝ったあとに杯を交わすのがならわし、という番組の流れは、手仕事の世界の“最後は同じ目線で味わう”感じがして、すごく人間味がありました。
板谷さんが飲んだ冨玲を「美味しい」と言った、その一言が、作業の時間をちゃんと締めてくれます。
倉吉の白壁土蔵群で、だんごと民工藝の手仕事をたどる
旅の終盤は、歴史の町 倉吉市。
番組では、年間60万人が訪れると紹介されましたが、実際に白壁土蔵群が年間約60万人規模で賑わう観光地だとする地域事例の資料もあります。
白い土蔵の壁と、赤い瓦の屋根。
その景色は、歩いているだけで時代が少し巻き戻るようです。
この一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、と説明される資料もあります。
ここで登場した甘味が、石谷精華堂 赤瓦店の打吹公園だんご。
倉吉の銘菓で、三色だんごとして親しまれ、赤瓦・白壁土蔵群エリアで買えること、三種の餡で包むことなどが観光情報として紹介されています。
そして、暮らしを豊かにする民工藝の店として出てきたのが COCOROSTORE(ココロストア)。
倉吉市魚町の店舗で、生活道具や工藝品を扱う店として、公式サイトでも「染織品、陶磁器、鍛冶、木竹工、和紙」などを扱う旨が書かれています。
番組では、工房で郷土玩具づくりの場面もありました。
植物が原料の和紙は伸びがよく、木型に合わせて“ビタッ”と貼れる。
古紙を型に貼り付けて、最後に顔を描く。
この工程って、派手な技じゃないのに、目が離せません。
少しずつ、少しずつ、形が“顔”になっていくからです。
板谷さんが先代のものに沿って顔を描いて完成させた場面は、旅の締めとしてとても静かで、でも強かったです。
鳥取の旅は、名物を集める旅というより、
土地の音(鳴り石)、土地の鮮度(モサエビ)、土地の湯気(三朝)、土地の手間(酒造り)、土地の手仕事(民工藝)を、順番に体に入れていく旅でした。
検索で知りたい情報をちゃんと拾いながら、
読んだあとに「行った気がする」温度も残る。
そんな回だったと思います。


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